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労働監督機関の役割は何か?

ドキュメント内 Martin Oelz Shauna Olney Manuela Tomei (ページ 104-107)

政労使協力の実例

同一報酬に至る 3 つの主要な段階

3. 労働監督機関の役割は何か?

多くの国が、同一報酬原則の適用については労働監督機関が責任ある 役割を担っていると ILO に報告しているにもかかわらず、大半の国で、

労働監督機関は、同一報酬の権利の促進や擁護に関してあまり多くを実 践していない。しかし、この分野において労働監督機関が果たしうる潜 在的能力は、しばしば見落とされており、この点は注目に値する。どの 国においても、労働行政の基本的なシステムとして、労働監督機関は同 一報酬に関する国家戦略に不可欠な要素となっている75

労働監督機関が同一報酬を扱う利点・潜在的機能は何か?

œ 同一報酬を含む報酬や差別に関する法規定は、通常、労働監督機関 の権限の範囲内にある。

œ 労働監督官は、職場及び男女に支払われる報酬に関する情報に特権 的アクセスを有している。

œ 労働監督官は、苦情申立てや苦情の通報に対応することができ、ま た、定期的な監督の中で同一報酬に関する問題を処理することがで きる。

œ 労働監督機関は、労使団体などを通じた意識啓発活動や、企業レベ ルにおける同一報酬問題に対して、例えば企業の平等計画との関連 で、専門的助言を行うことにより、法令遵守を促進することができる。

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第9部 監視と執行のための機関と手続き

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œ 労働監督官は、罰金などの罰則を科したり、不平等報酬について問 題になっている案件について訴訟手続きを申立てたり、訴訟事件を 援助したり、訴訟に介入することもできる。

同一報酬の実行が労働監督官の職務であることが明確化され、十分な 訓練がなされて専門的能力が得られれば、労働監督官は、同一報酬の促 進及び確保に効果的な貢献を果たすことが見込まれる。

労働監督機関及び監督官が同一報酬を促進・確保することができるよ うにとりうる措置には様々なものがある。

œ 男女両方の監督官を採用すること

œ 労働監督官に、客観的な職務評価などの同一報酬に関する専門的な 訓練を提供すること

© Fotolia/corepics

œ 同一報酬について監督を行い、労働者・使用者及び労使団体に対し て専門的助言を与えられるようになるためのツールや方法論の提供

œ 労働監督機関内に同一報酬に関する特別チームや担当者を配置する

œ 監督プロセスに労働者代表の参加を増やす

œ 同一報酬に関する紛争案件の数、性質、結果に関する統計情報の収集

œ 立ち入り検査のチェックリスト及び年次報告の中に、同一報酬を含 むジェンダー平等に関する特定の項目を追加する

œ 労働監督機関と平等又は人権に関する専門機関との緊密な協力体制 の確保

© ITCILO/G. Palazzo

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ドキュメント内 Martin Oelz Shauna Olney Manuela Tomei (ページ 104-107)