第9節 緊急輸送計画
6 備 蓄
(1)現状及び課題
備蓄計画については、第 13 節「食料品等の備蓄・調達計画」によるが、大規模災害発生 時は、家屋等に被害を受けた市民に対する救援活動を優先せざるを得ないという現実にかん がみ、市民個々の被災が少なく、道路の寸断により孤立するという事態においては、可能な 限り生活を維持できるよう、備蓄について各人が配慮することが重要である。
(2)実施計画
ア【市が実施する計画】
孤立化が予想される集落単位での備蓄に配慮する。
イ【市民が実施する計画】
〈風水害〉 第2章 第12節 孤立防止対策
(ア)孤立が予想される地域の市民は、平素から備蓄を行うものと配慮する。
(イ)観光・宿泊施設等においては、孤立した滞在者の生活が確保できるよう、その規模に応じ た備蓄を行う。
7 孤立集落 下久堅 稲葉
山本 箱川第1、第2 三穂 第1組合、第3組合
千代 田力、芋平、法全寺、山中、米峰、毛呂窪 龍江 雲母、大屋敷、尾科
上久堅 大鹿、蛇沢
上村 程野、上中郷、下中郷、風折、表町、東町、半場、本村、帯山、屋敷、大野 南信濃 小道木、川合、中根、須沢、上島、八日市場、中立、山原、漆平島、大島、池口、
下市場、梅平、梶谷、小嵐、此田、十原、名古山第1、名古山第2、大町、飯島
〈風水害〉 第2章 第13節 食料品等の備蓄・調達計画
第13節 食料品等の備蓄・調達計画
【危機管理室、市民協働環境部、産業経済部、教育部】
第1 基本方針
大規模な災害が発生した場合、被災直後の市民の生活を確保するうえで食料の調達・供給は重要 であり、市民は、一般流通が十分機能しないと考えられる発災直後から概ね7日分以上は、自らの 備蓄で賄うことを原則とする。
市は、この間、防災の第一次的責任を有する基礎的地方公共団体として、食料を持ち出しできな い者等を想定して、必要量を地域防災計画等で定め、食料の備蓄を実施する。
第2 主な取組み
1 市民が発災直後から概ね7日分以上を自ら備蓄するよう、十分に周知する。
2 食料の供給について、備蓄体制の強化を図る。
3 関係業者と協定を締結し、調達体制の整備を行う。
4 協定の内容を確認し、円滑な食料供給が行えるよう供給体制の整備を図る。
5 初期の対応に必要な量の食料品等を備蓄するほか、食料品等の性格に応じ、集中備蓄又は指定避 難所の位置を勘案した分散備蓄を行うなどの観点に対しても配慮するとともに、備蓄拠点を設け るなど、体制の整備に努める。また、物資調達・輸送調整等支援システムを活用し,あらかじめ,
備蓄物資や物資拠点の登録に努める。
6 平時から、訓練等を通じて、物資の備蓄状況や運送手段の確認を行うとともに、災害協定を締結 した民間事業者等の発災時の連絡先、要請手続等の確認を行うよう努める。
第3 計画の内容
1 食料品等の備蓄・調達体制の整備
(1)現状及び課題
食料の備蓄・調達については、市民は、自助の観点から自らが主体となって食料を確保する 必要があるが、防災の第一次的責任を有する市は、地域の実情を勘案して、食料を持ち出しで きない被災者等を想定し、備蓄・調達の必要量、方法等について計画を作成し、実施していく 必要がある。
方法については、現物備蓄にあっては、指定避難所以外での配布も想定し、調理を要しない か、または調理が容易で食器具等が付属した食料品の備蓄に配慮するものとするほか、近年の 災害における被災者要望は、弁当やおにぎりといった備蓄に馴染まない食料が多いことを踏ま え、流通備蓄の確保に努める必要がある。
(2)実施計画
ア【市が実施する計画】
(ア)県が平成25・26年度に実施した地震被害想定の結果や、外部からの支援が届く時期の 想定、地域の実状等を勘案し、食料を持ち出しできない被災者等への供給するため、調理 を要しないか、または調理が容易で食器具等が付属した食料品を中心に非常用食料(現物 備蓄)の必要量を備蓄するとともに、必要に応じて更新するものとする。必要量や確保の 方法等については管理栄養士等行政栄養関係者の関与の下行う。なお、備蓄品目を決める 際には、保存期間についても検討する。
(イ)他の地方公共団体等との災害時の相互救援協定の締結を図る。
(ウ)非常用食料については、その保管場所に留意し、定期的に保存状態、在庫量の確認を行う。
(エ)食料品等の調達体制の整備に努める。
(オ)市民、企業等に対して、防災訓練の機会等を通じ食料備蓄の重要性について十分周知啓発 するものとする。また、周知啓発にあたっては、自主防災組織の活用も図るものとする。
(カ)県と市町村の備蓄品目及び数量の情報共有を図ることにより、災害時、備蓄食料の供給を 円滑、効率的にできるようにする。
イ【関係機関が実施する計画】
食料品取扱機関は、市の流通備蓄計画に協力するとともに、災害時における食料の緊急引渡
〈風水害〉 第2章 第13節 食料品等の備蓄・調達計画
しを想定した供給体制を整えるよう努める。また、市民への非常食のあっせんをするなど、家 庭や企業における備蓄の促進にも配慮する。
ウ【市民が実施する計画】
「自らの安全は自らが守る」という防災の基本どおりに、家庭においても発災時備蓄食料や、
調達された食料が供給されるまでの間の当座の食料として、一人当り概ね7日分以上の食料
(乾パン、缶詰、チョコレート、ビスケット等調理の不要のもの)を非常持出しができる状態 で備蓄することを原則とする。また、高齢者用、乳児用の食料品は供給が困難になる場合が予 想されるので、各世帯構成に応じた食料備蓄を行うよう留意する。
エ【企業等において実施する計画】
企業等においても、災害発生及び帰宅困難者対策に備えて、食料等の備蓄を行うよう努める。
2 食料品等の供給計画
(1)現状及び課題
大規模災害時には、通常の流通ルートの麻痺が予想され、食料品の不足により市民の生活に 支障をきたすおそれがあるため、調達した食料品や、備蓄食料を速やかに供給できる体制づく りが必要である。特に備蓄食料については、地域の状況に応じ、避難所等において公平かつ速 やかに供給する体制を整備する必要がある。
(2)実施計画
【市が実施する計画】
(ア)備蓄及び協定等により調達した食料品等を市民に円滑に供給する体制を整備する。
(イ)食料供給を円滑に行えるよう、調理を要しないか、または調理が容易で食器具等が付属し た食料品の備蓄に配慮するものとするほか、炊飯器具(なべ、釜)、食器類(茶わん、は し)、調味料(みそ、塩)等についても整備するよう努める。
〈風水害〉 第2章 第14節 給水計画
第14節 給水計画
【上下水道局】
第1 基本方針
飲料水等の備蓄は、緊急遮断弁により確保された配水池及び浄水池の貯留水並びにボトルウォータ ーとし、調達体制は稼動できる浄水場並びに清浄な水の確保が可能なプール等にろ過器を設置し製造 を行う。
被災していない近隣市町村(水道事業者等を含む。以下同じ。)による応急給水活動による飲料水 等の確保を図る。
また、被災を最小限にくい止めるため、事前に施設の災害に対する安全性の確保を進めるとともに、
給水車・給水タンク等の確保を図り、飲料水の供給に備える。
災害発生により水源・浄配水池及び送配水管に異状をきたした場合、水道法により給水停止をする。
したがって、復旧までの間、応急給水で対応する。災害時の給水活動は道路災害や交通渋滞などに より、大変困難が予想されるが、できる限り応急給水に対処する。
第2 主な取組み
1 水道施設の災害に対する安全性の確保、緊急遮断弁の設置及びろ過水器の整備促進、関係業者と の協定の締結等、安全性の確保又は飲料水の備蓄・調達体制の整備を図る。
2 給水車、給水タンク等の整備促進を図るとともに、関係業者との協定の内容を確認し、飲料水の 供給体制を図る。
第3 計画の内容
1 飲料水の備蓄・調達体制の整備
(1)現状及び課題
配水池への緊急遮断弁の設置、施設に対する安全性の確保並びに老朽施設の更新は必要であ る。
(2)実施計画
ア【水道事業者が実施する計画】
(ア)配水池等の容量の増強、緊急遮断弁の設置、施設の災害に対する安全性の確保等の整備を 行う。
(イ)市民が実施する事項への支援を行う。
(ウ)県が実施する事項に協力する。
(エ)予備水源、予備電源の確保を行う。
(オ)プール等飲料水以外の貯水状況の把握を行う。
イ【市民が実施する計画】
(ア)風呂の残り湯の活用を習慣づける。
(イ)ボトルウォーター等による飲料水の備蓄に努める。
(ウ)ポリタンク等給水用具の確保を行う。
(エ)自家用井戸等について、その維持、確保に努める。
2 初動態勢
(1)上下水道局長の指示により、水道課職員は本庁へ参集する。
(2)参集した職員は、直ちに被害状況の把握をする。必要に応じて班編成をする。
ア 中央監視装置が正常に作動しているときは、接続している配水池の状況をテレメーターによ り確認する。
イ 全般的な被害を調査するため、巡回点検をする。
ウ 市民からの情報収集に努める。
エ 送・配水管破損等による漏水が発生した場合、断水の状況や範囲、また火災等の発生の有無 を確認し、制水弁を閉じて水害を防ぐと同時に仮設配管通水の手配を行う。