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供給プロセス群 (SPL)

ドキュメント内 Automotive SPICE PAM v3.0 JP (ページ 51-55)

4. プロセス参照モデルおよびプロセス実施指標(レベル11)

4.2. 供給プロセス群 (SPL)

4.2.1. SPL.1 サプライヤー入札

プロセスID SPL.1

プロセス名 サプライヤー入札

プロセス目的 サプライヤー入札プロセスの目的は、顧客からの引き合いおよび提案依頼書

(RFP)に対応するための窓口を確立し、提案書を準備し、提出し、関連する契 約/合意を確立するまでの業務を確認することである。

プロセス成果 このプロセスを適切に実装した場合の成果は、以下のとおりである。

1) 情報伝達窓口が、顧客からの引き合いおよび提案依頼書に対応するために確 立され、維持されている。

2) 提案書を提出するか否かを決定するために、提案依頼書が定義された基準に 従って評価されている。

3) 予備調査または実現可能性調査の必要性が決定されている。

4) 適切な要員が、提案作業を実施するために識別されている。

5) サプライヤーからの提案書が、顧客依頼に対応するために準備されている。

6) 合意について正式確認が実施されている。

基本プラクティス SPL.1.BP1: 情報伝達窓口の確立 顧客からの引き合いまたは提案依頼書に対応 するために、情報伝達窓口を確立し、維持する。[成果 1]

SPL.1.BP2: 顧客からの引き合いの審査 契約が妥当であることを確認するために、

リーダーとなる適切な要員を迅速に識別して、顧客からの引き合いを審査する。[成 果 1]

SPL.1.BP3: 顧客への提案に対する評価基準の確立 提案書を提出するか否かを

適切な基準に従って決定するために、評価基準を確立する。[成果 2]

SPL.1.BP4: 顧客の提案依頼書の評価 提案依頼書を適切な基準に従って評価 する。[成果 2]

SPL.1.BP5: 予備調査の必要性の決定 入手可能な要件に基づいて確定見積り

を作成できるように、予備調査の必要性を決定する。[成果 3]

SPL.1.BP6: 要員の識別および指名 業務に対して適切な能力を持つ要員を識別 し、指名する。[成果 4]

SPL.1.BP7: サプライヤー提案回答書の準備 顧客依頼に対応するために、サプライ ヤー提案回答書を準備する。[成果 5]

SPL.1.BP8: 合意確認の確立 顧客およびサプライヤーの利害を守るために、正式に 合意を確認する。[成果 6]

備考 1: コミットメントは書面で合意し、証拠にすべきである。権限のある署名者のみが契 約に対してコミットできるようにすべきである。

アウトプット 作業成果物

02-01 コミットメント/合意文書 → [成果6]

08-12 プロジェクト計画書 → [成果4]

12-04 サプライヤー提案回答書 → [成果5]

13-04 情報伝達記録 → [成果1,6]

13-15 提案レビュー記録 → [成果3,4]

13-19 レビュー記録 → [成果2]

4.2.2. SPL.2 製品リリース

プロセスID SPL.2

プロセス名 製品リリース

プロセス目的 製品リリースプロセスの目的は、対象顧客への製品のリリースを制御することである。

プロセス成果 このプロセスを適切に実装した場合の成果は、以下のとおりである。

1) 製品リリースの内容が決定されている。

2) リリース製品が構成された品目から組み立てられている。

3) リリース文書が定義され、生成されている。

4) リリースの納入の仕組みおよび媒体が決定されている。

5) リリースが定義された基準に基づいて承認されている。

6) 対象顧客へ製品リリースが可能である。

7) リリースの確認(書)が得られている。

基本プラクティス SPL.2.BP1: リリースの機能的な内容の定義 各リリースに含むべき機能を識別した リリース計画を確立する。[成果 1, 3]

備考1: この計画は、識別した機能に影響を与える各アプリケーションパラメーターが、どのリ リースで有効となるかを示すべきである。

SPL.2.BP2: リリース成果物の定義 リリース対象成果物を定義する。[成果 1]

備考 2: リリース対象成果物には、プログラミングツールを含むことがある(記載がある場 合)。自動車業界用語において、「リリース」は、サンプルA、B、C等を指すことがある。

SPL.2.BP3: 製品リリースの分類および番号体系の確立 製品リリースの分類およ

び番号体系を、リリースの用途および期待事項に基づいて確立する。 [成果 2]

備考3: リリース番号には、以下を含む。

 主要リリース番号

 フィーチャーリリース番号

 不具合修正番号

 アルファまたはベータリリース

 アルファまたはベータリリースとしての反復回数

SPL.2.BP4: ビルド作業およびビルド環境の定義 一貫性のあるビルドプロセスを確 立し、維持する。[成果 2]

備考4: すべての関係者は、指定した一貫性のあるビルド環境を使用すべきである。

SPL.2.BP5: 構成された品目からのリリース製品のビルド リリースは、完整性を確保 するために構成された品目からビルドを実施する。[成果 2]

備考5: 該当する場合、リリース前にソフトウェアリリースを正しいハードウェアリビジョン上にプ ログラムすべきである。

SPL2.BP6: リリース製品に対するサポートの種類、サービスレベル、および期間の伝

リリース製品に対するサポートの種類、サービスレベル、および期間を識別し、伝達 する。[成果 3]

SPL.2.BP7: リリース用の納入媒体の種類の決定 製品の納入媒体の種類を、顧

客ニーズに従って決定する。[成果 4]

備考6: 納入媒体の種類には、中間媒体(適切な媒体に格納して顧客へ納入する)、

直接媒体(パッケージの一部としてファームウェアで納入する等)、または両方の混在があ

る。リリース製品は、サーバー上に置いて電子的に納入することもある。また、リリース製品は 納入前に複製の作成が必要な場合もある。

SPL.2.BP8: リリース媒体に対するパッケージの識別 各種媒体に対するパッケージを 識別する。[成果 4]

備考 7: ある種の媒体に対するパッケージは、物理的または電子的保護を必要とする

(例:特定の暗号化技法)。

SPL.2.BP9: 製品リリース文書/リリースノートの定義および生成 リリースを支援す るためのすべての文書が生成され、レビューされ、承認され、利用可能であることを確 実にする。[成果 3]

SPL.2.BP10: 納入前に製品リリース承認の確保 製品リリースに対する基準をリリー ス前に満足させる。[成果 5]

SPL.2.BP11: 一貫性の確保 ソフトウェアリリース番号、紙ラベル、および EPROM ラベル(該当する場合)との間の一貫性を確保にする。[成果 5]

SPL.2.BP12: リリースノートの提供リリースの主要な特性を詳細化した情報によっ

て、リリースを裏付ける。[成果 6]

備考 8: リリースノートには、序文、環境要件、インストール手順、製品起動、新規フィー チャーの識別、ならびに不具合解決、既知の不具合、および回避策の一覧を含む。

SPL.2.BP13: 対象顧客へのリリース製品の納入 受領確認を以って、製品を対象

顧客へ納入する。[成果 6, 7]

備考9: 受領確認は、手渡し、電子的手段、郵送、電話、または配送サービス業者を通じ

て行う。

備考10: 一般的に、SUP.8 構成管理プロセスが、これらのプラクティスを支援する。

アウトプット 作業成果物

08-16 リリース計画書 → [成果1,3]

11-03製品リリース情報 → [成果1,3,4,6]

11-04 製品リリースパッケージ → [成果2,3,6]

11-07 暫定的解決策 → [成果6]

13-06 納入記録 → [成果6,7]

13-13 製品リリース承認記録 → [成果5]

15-03 構成ステータス報告書 → [成果2]

18-06 製品リリース基準 → [成果5,7]

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