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3 . エ ネ ル ギ ー 回 収 率 ・ 発 電 量 の 試 算

3-1 エネルギー回収率について

エネルギー回収率は、整備マニュアルにおいて、発電効率と熱利用率の和とすることが 規定されています。

エネルギー回収率=発電効率+熱利用率

焼却施設における発電効率は、整備マニュアルに基づき、タービン発電機定格出力を設 定した時点における「発電出力」を「ごみ発熱量」と「外部燃料投入量」による熱量を除 すことにより算定します。算定式を以下に示します。

熱利用率は、整備マニュアルに基づき、ごみ焼却施設内外へ供給された有効熱量を対象 とします。算定式を以下に示します。

熱利用率の算定における有効熱量は、整備マニュアルに基づき、蒸気、高温水、温水、

潜熱蓄熱材等の媒体により焼却施設の建物内外へ供給された熱量とし、供給先で有効に利 用された熱量のみとします。また、施設内で使用される燃焼用の空気の余熱等のプラント 熱利用は含めないものとします。有効熱量として参入可能な建物内外の利用先は、以下の とおりです。

・施設内の給湯、冷暖房等への熱供給

・し尿処理場等への熱供給

・リサイクルプラザ等、隣接する他施設への熱供給

3-2 エネルギー回収率・発電量の試算

北部環境事業所新 2 号炉の整備にあたり、エネルギー回収率を試算します。試算条件と しては、現時点ではリサイクルプラザ、し尿処理施設への熱利用は算入しないものとしま す。

発電効率を試算した結果は 19.1%となり、交付率 1/2 の要件となる 16.5%を満足しま す。本施設は災害対策の強化に資するエネルギー効率の高い施設となり、交付金は対象事 業費の 1/2 に対し交付されるものとなります。

発電量の試算結果は約 3,000kW となっていますが、プラントメーカーへのアンケート調 査では、発電出力 3,200~3,650kW(発電効率 18.8~19.5%)の回答が得られています。

また、発電量を向上させるための方策としては、排ガスの熱をより多く利用する排ガス冷 却及び処理設備を導入し、発電効率を向上するほか、場内で使用する機械類を省エネ型と することで場内使用電力量の低減を図ります。今後の施設整備においては、これらの方策 を加味し、より一層の発電量の拡大とエネルギーの地産地消について電力小売自由化等も 含め、今後検討を行います。

※(参考)発電量 3,650kW のうち、焼却施設に使用する電力を除いた、外部へ供給可能な発 電量は約 2,750kW となります。これは一般家庭約 4,500 世帯分の 1 日消費電力に相当する 発電出力となります。(総務省統計局データーによる)

表 7-2 エネルギー回収率・発電量の試算結果

項  目 単位 熱量等 備 考

施設規模 t/d 150

低位発熱量 kJ/kg 9,800

①ごみ入力熱量 GJ/h 61.3

②熱回収量 GJ/h 52.1 85% ボイラ効率

③場内熱消費量 GJ/h 15.6 30%に設定 うち場内給湯消費量 GJ/h 1.6 =③×10%

④余熱利用可能量 GJ/h 36.5 =②-③

⑤余熱利用熱量 GJ/h 0.0 周辺への余熱利用がない場合

⑥発電用熱量 GJ/h 36.5 =④-⑤

⑦発電量(熱量) GJ/h 11.0 =⑥×30%

タービン~発電機効率

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