図表3‑ 13 設備改修助成事業 図表3‑ 12 介護保険事業
図表3‑ 14 予防的助成事業
③予防的助成事業(区要綱)
65 歳以上、介護保険で認定結果が「非該当」となったかたで、区長が住宅改修について必要と認 められるかたは、「区要綱」により、予防的助成事業による助成を受けることができます。
対象となる住宅改修工事 助成限度額
①手すりの取り付け
②段差の解消
③滑りの防止、移動の円滑化等のための床材の変更
④引き戸等への扉の取替え
⑤洋式便器等への取替え
⑥上記の工事に付帯して必要な工事
各工事合計 20万円 本人負担は1割
(但し、生活保護受給者は除 きます)
図表3‑ 15 分譲マンション建替え・改修アドバイザー派遣料及び助成額
(2)分譲マンション建替え・改修アドバイザー派遣助成制度
分譲マンション建替え・改修アドバイザー派遣助成制度とは、建替えか改修かの検討等を行う際 に、(財)東京都防災・建築まちづくりセンターの「東京都分譲マンション建替え・改修アドバイ ザー制度」を利用した場合、派遣料の 3 分の 2 を助成する制度です。
● 助成の対象
区内に所在する分譲マンションの管理組合及び区分所有者です。
● 分譲マンション建替え・改修アドバイザー制度
建替えか改修かの比較検討ができるように、当該マンションの現況や法規制に関する確認を 行い、検討書(簡易な平面図や立面図等、費用概算など)を作成して説明します。
コース 業務内容 派遣料 助成額
A−1 建替え入門
A−2 老朽度判定・建替えと修繕の費用対効果 A−3 合意形成の進め方
A−4 改修による再生手法
13, 650 円 8, 000 円
① 既存不適格の判定、建替計画、総合設計、改修計
画 318, 150 円 202, 000 円
② ①のうち、総合設計を除く 262, 500 円 166, 000 円
③ ①のうち、改修計画業務に必要な資料不足 358, 050 円 227, 000 円 B−1
④ ①のうち、改修計画業務に必要な資料不足、か つ、総合設計を除く
302, 400 円 192, 000 円
① 既存不適格の判定、建替計画、総合設計 241, 500 円 153, 000 円 B−2
② ①のうち、総合設計を除く 185, 850 円 118, 000 円
① 改修計画 85, 050 円 54, 000 円 B−3
② 改修計画業務に必要な資料不足 124, 950 円 79, 000 円 Bオプション 建替えか改修かへ向けた助言、指導 21, 000 円 13, 000 円 ※ テキスト代や消費税、利用を取り消した際の違約金等については助成対象外です。
(3)建築物の耐震化に対する支援
区内の木造住宅や分譲マンションの耐震化に対し、助成金を交付することによって、耐震化の促 進を図り、災害に強いまちづくりを推進しています。
①木造住宅の耐震診断助成事業
木造住宅の耐震診断助成事業とは、区内の木造住宅の耐震診断に要する費用の一部を助成する事 業です。
● 対象建築物
在来軸組構造で階数が 2 以下の木造住宅(専用住宅部分が 1/ 2 以上)のうち、昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築されたもの
● 対象者
対象建築物の所有者でかつ居住者
● 助成額
助成対象経費の 3 分の 2(10 万円が限度)を助成します。
②木造住宅の耐震改修補助事業
木造住宅の耐震改修補助事業とは、区内の木造住宅の耐震改修に要する費用の一部を助成する事 業です。
● 対象建築物
・昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築されたもの
・現状の耐震診断の結果が上部構造評点 1. 0未満で、補強設計に基づく耐震改修工事により、
耐震診断の結果が上部構造評点 1. 0 以上となるもの
・在来軸組構造で階数が 2 以下の木造住宅(専用住宅部分が 1/ 2 以上)であること
・建築基準法第 43 条に抵触しない敷地で、接する道路が幅員 12 メートル以下のものであるこ と
・建築物(塀等を含む)が、建築基準法の道路に突出していないもの
・防火構造であるもの、又は耐震改修工事により同構造となるもの
・その他建築基準法上重大な疑義のないもの
● 対象者
・対象建築物の所有者でかつ居住者
・世帯のかたが住民税を滞納していないこと
● 助成額
助成対象経費の 2 分の 1(40 万円が限度)を助成します。
③分譲マンションの耐震診断補助事業
分譲マンションの耐震診断補助事業とは、区内の分譲マンションの耐震診断に要する費用の一部 を助成する事業です。
● 対象建築物
・昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された、建築確認を受けた分譲マンション(延べ面積が 1, 000 平方メートル以上でかつ 3 階(地階を除く)以上のもの)
・原則として、建築基準法及び関係法令に適合していること
・耐火建築物又は準耐火建築物であること
・耐震診断に必要な図書に不備がないこと
● 対象者
対象建築物の管理組合の代表者(又は管理者)
● 助成額
助成対象経費の 3 分の 2(100 万円が限度)を助成します。
図表3‑ 16 補助対象機器及び助成額
(4)住宅用新エネルギー及び省エネルギー機器導入費用助成
この事業は、地球環境を保全する観点から、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減に配 慮した住宅用新エネルギー・省エネルギー機器の普及啓発を積極的に図り、区内の住宅に機器を導 入されるかたに対し、その設置に要する費用の一部を助成することにより、住む人が健康で快適に 暮らせるよう工夫された環境共生住宅の普及を推進することを目的としています。
● 対象者
・ 区内において、自身が居住するための住宅に費用助成の対象となる機器を設置しようとして いる個人(賃貸住宅等の場合は、住宅の所有者から機器設置についての同意書が必要)
・交付決定後に対象機器を設置するかた
・太陽光発電システム機器を設置する場合は、電力会社と電灯契約を結ぶかた
・過去に同種類の機器で同様の助成を受けていないこと ・導入しようとしている機器が未使用のものであること
補助対象機器
種 類
助成金額 住宅用太陽光発電システム機器(以下の要件を満たすもの)
①財団法人電気安全環境研究所(J ET)のモジュール認証を受けたもの
②太陽電池の最大出力合計が 1Kw以上のものであること
③機器が住宅の上屋等に設置されるものであること
出力 1Kwあたり 2 万 5 千円
(上限 10 万円)
住宅用太陽熱温水器(以下の要件を満たすもの)
①J I S(日本工業規格)に適合した太陽熱集熱器及び太陽蓄熱槽により 構成されたソーラーシステムであること
②機器が住宅の上屋等に設置されるものであること
設置に要する経費 の 5%
(上限 5 万円)
新エネルギー機器
住宅用ガス発電給湯器(以下の要件を満たすもの)
①小出力発電設備であること
②ガスエンジンユニットの総合効率が 80%以上(低位発熱量基準)であ ること
③貯湯ユニットの貯湯容量が 120 リットル以上であること
設置に要する経費 の 10%
(上限 5 万円)
住宅用CO2冷媒ヒートポンプ式給湯器(以下の要件を満たすもの)
①ヒートポンプ方式でCO2冷媒を使用していること
②エネルギー消費効率(COP)が 3. 0 以上であること
設置に要する経費 の 10%
(上限 5 万円)
省エネルギー機器
住宅用潜熱回収型給湯器(以下の要件を満たすもの)
①熱効率が 90%以上であること
②定格給湯能力が 60 号以下である給湯器
設置に要する経費 の 10%
(上限 3 万 5 千円)
図表3‑ 17 接道緑化助成金交付基準
(5)接道緑化助成事業
この事業は、宅地接道部の緑化を行う区民のかたに対し、接道緑化に必要な経費の一部を助成す ることにより、みどり豊かな美しい都市景観を創出し、災害に強い安全な生活環境を確保すること を目的としています。
● 対象者
区内において接道部に緑化を行うかたです。ただし、次のいずれかに該当するかたは、助成 を受けることができません。
・国、地方公共団体その他これに準ずる団体
・この制度以外の接道緑化関連助成の対象となり、その助成を受けるかた ・建築物の販売による利益を目的とした事業者
・この助成制度を受けた日から 5 年未満で改修するかた
・法令及び条例等により緑化関連施設の設置を求められる行為などをされるかた
● 助成要件
・新たに接道緑化を行うかた(全面的な改修を含む)
・接道緑化の延長が 1m以上であること
・接道緑化の前面に、接道緑化を容易に視認できない塀等が設置されないこと ・狭あい道路のセットバックが必要でないこと
種 別 算出単位 助成単位額 適 用 既存塀等
撤去
ブロック塀・
万年塀等
長さ× 延長(㎡) @6, 000/ ㎡
生け垣
高さ 1m以上 長さ 1m以上 相 互 に 葉 が 触れ合う
延長(m) @15, 000/ m
独立木
高さ 2. 5m以 上
本 @11, 000/ 本
植栽帯
上 記 以 外 の 樹 木 等 が 植 栽 さ れ て い る 帯 状 の 場 所
幅× 延長(㎡) @6, 000/ ㎡
植桝縁石
高 さ 平 均 40
㎝以内
延長(m) @3, 500/ m
○ 接道緑化の前面に、接道緑化を容易 に視認できるフェンスが設置されてい る場合は、その天端高が接道緑化に係 る植栽基盤から 1. 0m以下のときは全 額を、1. 0mを超える場合は半額を助成 額とします。
○ 算出単位は小数点二位未満を四捨五 入し、交付額の算定にあたり、合計額 に お け る 1, 000 円 未 満 を 切 り 捨 て ま す。
○ 助成金の額は、助成単位額に緑化整 備数量を乗じて得た額の合計と助成対 象工事の実費の 3 分の 2 のいずれか小 さい額とし、50 万円を限度とします。