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会計資料の消費税調整額表示

ドキュメント内 『PCA会計Xシリーズ』補足説明 (ページ 30-35)

消費税調整額が発生した際の、会計資料での調整額の扱いを例を挙げて説明します。

※得意先の「消費税通知」が[請求書一括]、「消費税端数」が[切捨て]、「税率」が[5%]、「請求締日」

が[20日締]を想定しています。

※『商魂』を例に挙げ説明していますが、『商管』も同様となります。

■調整額が発生するまで

次のような売上伝票が2枚あったとします。

売上日 商品 売上金額 外税額

10/22 A商品 430 21

10/23 B商品 390 19

請求書を10/21~11/20の請求期間で出力します。

税別御買上計 820 消費税等 41 合計 861

調整額が1円発生し、10/23の伝票消費税に加算されます。

このとき、請求期間の終了側(上記例ですと 11/20)を「調整日」として記憶し、会計資料の出力時 に参照して消費税の表示を制御します。

■調整額の表示仕様

調整額の表示仕様を会計資料ごとに説明します。

調整額の加算された売上伝票の売上日・調整日と、会計資料の集計期間を比較して出力方法を変えて います。上記例ですと以下の3パターンに分類されます。

①集計期間が10/1~10/31の場合

売上日は集計期間内ですが、調整日が集計期間後となる場合です。

調整額は集計対象となりません。

「売上帳」「仕訳集計表」では、調整額を[ ]付きで参考表示します。

②集計期間が11/1~11/30の場合

売上日は集計期間前で、調整日だけが集計期間内となる場合です。

調整額だけが集計対象となります。

「売上帳」「仕訳集計表」では、外税に含まれる調整額を{ }付きで参考表示します。

③集計期間が10/1~11/30の場合

売上日・調整日とも集計期間内となる場合です。

伝票消費税・調整額とも集計対象となります。

「元帳」「売上帳」では、調整伝票に「*」印をつけて表示します。

【重要】

売上資料(売上明細表、売上集計表など)では、調整日を参照せずに集計します。

売上日が集計期間内なら調整額も集計対象としています。

■得意先元帳

①集計期間が10/1~10/31の場合 調整額は翌月に回します。

売上日 品名 売上金額 差引残高

繰越残高 0

10/22 A商品

消費税等 430

21 451

10/23 B商品

消費税等 390

19 860

期間合計 860 860

②集計期間が11/1~11/30の場合

調整額を「消費税調整額」として1行に表示します。

売上日には調整日を表示します。

売上日 品名 売上金額 差引残高

繰越残高 860

11/20 消費税調整額 1 861

期間合計 1 861

③集計期間が10/1~11/30の場合

10/23の伝票消費税に調整額を含んで表示し、調整の有ったことを示す「*」印を表示します。

売上日 品名 売上金額 差引残高

繰越残高 0

10/22 A商品

消費税等 430

21 451

10/23 B商品

消費税等 390

20* 861

期間合計 861 861

■売掛金残高表

①集計期間が10/1~10/31の場合 調整額は翌月に回します。

繰越残高 税抜売上高 消費税等 差引残高

0 820 40 860

②集計期間が11/1~11/30の場合

調整額を「消費税等」欄に表示し、「差引残高」に含めます。

繰越残高 税抜売上高 消費税等 差引残高

860 0 1 861

③集計期間が10/1~11/30の場合

調整額を「消費税等」欄に表示し、「差引残高」に含めます。

繰越残高 税抜売上高 消費税等 差引残高

0 820 41 861

■売掛金の明細表

金額欄に消費税額を含んで表示していますが、調整額を足しこむ仕様は残高表と同様です。

■売上帳

①集計期間が10/1~10/31の場合

外税額は調整額を含まず表示し、調整額を別途[ ]付きで表示します。

【品名版】

売上日 品名 売上 <外税額> 備考

10/22 A商品

伝票計 430 430

<21>

<21>

0

10/23 B商品

伝票計 390 390

<19>

<19> [1]

期間合計 820 <40> [1]

【伝票版、日計版】

売上日 外税売上 外税額 合計

10/22 430 21 451

10/23 390 19

[1]

409

期間合計 820 40

[1]

860

②集計期間が11/1~11/30の場合

外税額は調整額を含んで表示し、調整額も別途{ }付きで表示します。

売上日には調整日を表示します。

【品名版】

売上日 品名 売上 <外税額> 備考

11/20 消費税調整額 <1> {1}

期間合計 <1> {1}

【伝票版】

売上日 外税売上 外税額 合計

11/20 {1} 1

期間合計 1 {1}

1

【日計版】

売上日 外税売上 外税額 合計

11/20 1

{1}

1 期間合計 1

{1}

1

③集計期間が10/1~11/30の場合

外税額は調整額を含んで表示し、調整の有ったことを示す「*」印を表示します。

※「*」印は「日計版」では表示しません。

【品名版】

売上日 品名 売上 <外税額> 備考

10/22 A商品

伝票計 430 430

<21>

<21>

10/23 B商品

伝票計 390 390

<19>

<20>*

期間合計 820 <41>

【伝票版、日計版】

売上日 外税売上 外税額 合計

10/22 430 21 451

10/23 390 20* 410

期間合計 820 41 861

■仕訳集計表

①集計期間が10/1~10/31の場合

外税額は調整額を含まず表示し、調整額を別途[ ]付きで表示します。

税率 外税売上 外税額

5.0% 820 40

課税合計 820 40 [1]

②集計期間が11/1~11/30の場合

外税額は調整額を含んで表示し、調整額も別途{ }付きで表示します。

税率 外税売上 外税額

5.0% 0 1

課税合計 0 1 {1}

③集計期間が10/1~11/30の場合 外税額は調整額を含んで表示します。

税率 外税売上 外税額

5.0% 820 41

課税合計 820 41

ドキュメント内 『PCA会計Xシリーズ』補足説明 (ページ 30-35)