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今後の課題

ドキュメント内 インターネットEDI促進調査研究報告書 (ページ 43-46)

4 インターネット EDI 促進に関する提言

4.7 今後の課題

(1) インターネットEDI設計・導入ガイドの作成

上記の提言(システム企画・設計)を具体的にマニュアル化する。

中小企業のIT推進担当者のレベルで理解できる平易なガイドブックとする。

ガイドブック作成者としては,EC推進機関(ECOMなど)とITベンダーの連携のタス クフォースで実施する。

作成期間は約1年間。

(2) 簡易EDIシステムの開発・実証実験

簡易・安価なEDIクライアントシステムのプロトタイプを開発して実証実験を行う(1年

〜2年間)。機能・品質・性能の検証の実施後,オープンソフトウェアとして提供する。

(3) 共通EDI-ASPサービス,公設市場・取引所の開設のフィージビリティスタディ

共通EDI-ASPサービス及び公設市場・取引所の機能,インタフェース仕様,実現可能性

について,具体的なフィージビリティスタディが必要である。EC推進機関(ECOMなど)

と大手サービスベンダーの連携のタスクフォースでのスタディが良いと思われる。

(4) その他の課題

① EDIコード体系の調査研究・推奨方式の提案

EDI推進上の大きな課題の一つとしてコード体系の取扱いがある。コード体系には企業 コードなどの参照系コードと手配時に必要な商品・製品コードがある。適切なコード体系 の説明書,導入方法ガイドなどがなく,EDI開始の時点の大きな検討課題になっている。

以下の調査研究が必要。

l 参照系コードの利用状況の調査(企業コード,国コード,地区コードなど)

l 商品・製品コードの利用状況の調査(例:販売側の商品コードで取引しているか,

購買側の商品コードで取引しているか。業界統一商品コード,又は複数の企業の共 通の商品コードの事例があるか。)

l 電子カタログ(PLIB)と商品コードとの関係の調査。PLIBを活用した商品コード・

製品コードの問題の対策

l 望ましいコード化の方法,コード利用方法,コード整備の考え方の提案

② EDI対応ソフトウェア製品とASPサービスの調査・公開

EDIの普及促進策の一つは,コストパフォーマンスの高いEDIパッケージソフトウェア とASPサービスの開発・提供が必要である。

2002年度のECOM-EDIグループの活動の一つで「インターネットEDI(XML/EDI)

導入手引書」を作成し,この内容でEDIパッケージソフトウェアとASPサービスを紹介 している。この情報提供は定期的な実施が必要であり,2年〜3年毎の実施が必要である。

③ WebサービスのインターネットEDIで活用の調査研究

Webサービスは,21世紀初頭のインターネットの世界の技術革新の一つである。当然,

EDIの世界でも活用される技術の一つと思われる。

インターネットEDIでの要素技術としてのWebサービスをEDIユーザーを視点とした 利用の観点から調査検討し利用システム形態などを研究する。XML コンソーシアムでは Webサービスの実証実験を実施しているので,技術的な実現可能性の検討などについて連 携が必要。

備考:

(1) ebXML:e-business XMLの略称。XMLベースのeビジネスの国際標準フレームワークで

ある。

l 1999 年 11 月に,XML ベースのeビジネス標準基盤を提供することを目的に,

UN/CEFACTとOASISは共同で「ebXML Initiative」を設立した。18ヵ月の活動 を経て,2001年5月にebXML仕様V1.0を策定・公開した。2003年現在,UN/CEFACT

及び OASISが引き継いでebXML 仕様の二次開発を推進している。一部の標準仕様

はV2.0が策定・公開されている。

l 全世界的にebXML仕様を適用した実装が始まっている。ebXML仕様をサポートする ソフトウェア製品の提供も始まっている。

l ebXML仕様は,大きく分類するとBOV(Business Operational View)関係仕様とし て,ビジネスプロセス(BP,Business Process)仕様とコアコンポーネント(CC,

Core Component)仕様があり,FSV(Functional Service View)関係仕様として,

電子交換協定(CPPA,Collaboration- Protocol Profile and Agreement)仕様書,レ ジストリ・リポジトリ(R&R,Registry and Repository)仕様書,及びメッセージ搬 送(MS,Message Service)仕様書の合計5種類の仕様書から構成されている。

(2) UBL:Universal Business Languageの略称。特定の業界にディペンドしなく国際的に汎用 的に利用されることを目的に開発されている標準メッセージ仕様である。

l UBL は,OASIS の UBL 委員会活動であり,OASIS として推進している。又,

UN/CEFACT運営委員会においては,UBLをベースにした唯一の文書標準の開発意

向を表明している。

l UBLは,eビジネス国際標準のebXMLのCC仕様に準拠している。

l UBLの最新仕様V1.0が,UBL TC仕様として,2003年11月に公開された。

l UBL仕様書V1.0は以下を標準化している。

- UBLネーミング,デザインルール

- 標準ビジネス文書(標準メッセージ)7種[データ項目クラス図,データ項目表(BIE 表),XML Schema,XML Instance例,印刷イメージの伝票例]

- 標準ビジネスプロセス(Business Process Activity Diagram)

(3) OASIS:米国主体の XML 実装標準化を推進しているコンピュータ企業と業界団体の幅広

いコンソーシアム

(4) UN/CEFACT:UN/EDIFACTの標準化を進めている国連の組織

 

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