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中小製造業共通 EDI フレームワークの標準構成

ドキュメント内 インターネットEDI促進調査研究報告書 (ページ 53-56)

5 中小製造業向けインターネットEDIシステムの考察

5.4 中小製造業共通 EDI フレームワークの標準化企画・ 設計

5.4.2 中小製造業共通 EDI フレームワークの標準構成

とができる。

l 製造業における中小企業 EDI化モデルを実現することにより,中小企業全体の EDI 化へ波及させるための基盤が確立する。これによりe-JAPAN計画を実現することが 出来る。

l 東アジアでEDI国際標準化のイニシアティブをとることができる。

に適合して普及させるためには「中小製造業向け共通EDIフレームワーク」を標準化することが 必要である。

「中小製造業向け共通EDIフレームワーク」は大手企業中心に普及すると予想されているSCM 対応可能なPush 型XML/EDI方式と,中小企業中心に普及すると予想されるPull型XML/EDI 方式を統一的に連携した単一のEDI方式でカバーすることを狙いとするフレームワークである。

(1) 「中小製造業共通EDIフレームワーク」のコンセプト

「中小製造業共通 EDI フレームワーク」は Push 型 XML/EDI クライアントと Pull型

XML/EDIクライアントをEDI-ASPサービス事業者が提供するHUBサーバーを介して接続

することにより実現する。

図5.2に「中小製造業共通EDIフレームワーク」の全体構成を示す。

図 5.2  「中小製造業共通EDIフレームワーク」の全体構成

(2) Push型XML/EDI 方式

l Push型EDIサーバー(固定IPアドレスサイト)間を送受信するEDI方式

大手企業相互間,および大手発注製造業−中規模中小製造業間のEDIフレームワークで あり,Web-EDIに代わる次世代EDI方式。

l 国際 EDI 標準 ebXML へ準拠することにより SCM 対応が可能なコラボレイティブ

EDIが実現可能。

(3) Pull型XML/EDI 方式

l 不定IPアドレスでインターネットに接続している小規模中小製造業(Pull型サーバー レスクライアント)を結ぶEDIフレームワーク。FAXの置き換えが目標。

<専用線>

<B業界EDI>

<大手発注企業>

インターネット

Push型XML/EDI サーバー

Pull型 XML/EDI クライアント EDI-ASP HUBサーバー

<大手発注企業>

<小規模中小製造業>

<B業界EDI又はUBL>

EDI-ASP HUBサーバー

Push型XML/EDI クライアント

<UBLなど>

Push型XML/EDI サーバー

<大手発注企業>

VAN サーバー

VAN 通信端末

<A業界EDI又はUBL>

<中規模中小製造業>

Pull型 XML/EDI クライアント

Push型XML/EDI クライアント

UBLなど> UBLなど>

<中規模中小製造業>

<小規模中小製造業>

他のXML-EDI サーバーへ

UBL

<UBLなど>

インターネット

<中小製造業共通EDIフレームワーク>

他の HUB

l HUB サーバー(データ蓄積サーバー)を経由して,Pull 型サーバーレスクライアン ト(不定IPアドレスサイト)との間でEDIデータ交換を可能としたEDI方式。

l クライアントにサーバーを置かない方式なので情報リテラシーの低い小規模中小製造 業でもセキュリティ上の懸念をせずにEDIの利用が可能。

l 国際EDI標準ebXML MS仕様(ebMS)へ準拠するが,コラボレイティブEDIには

対応しない。

(4) 共通EDIフレームワークのEDIサーバー

ebXMLはEDIサーバー間の接続が基本構成である。共通EDIフレームワークを構成する

EDIサーバーには次の方式がある。

① Push型自社サーバー

Push型自社サーバーはebXML MS仕様の標準EDIサーバーであり,各社のPush型 EDIサーバー相互間の直接接続,およびHUBサーバーとの接続を行う。

② HUBサーバー(Push型/Pull型兼用)

HUBサーバーはEDI-ASP事業者が運営するEDIサービスを提供するEDIサーバーで ある。HUBサーバーは共通EDIフレームワーク実現に必要なEDI送受信機能,データ転 送機能,データ蓄積機能を備えており,Push型EDIおよびPull型EDIのいずれにも統 一的に対応が可能である。

更に業界間EDIデータ変換機能を備えることにより次世代VANサービスを提供するこ とが可能となる。

これらの各種EDIサーバーが備える機能を表5.1  に示す。

表 5.1 EDIサーバーが備える機能標準化

機能  機能解説 

Push型 自社 サーバー

HUB サーバー

EDI 送受信機能  サーバー間の送受信機能  ○  ○  データ蓄積機能  Pull 型サイト向データ蓄積機能    ○  データ転送機能  他のサーバーとの転送機能    ○ データ変換機能  XML データの変換サービス機能    ○

 

(5) 共通EDIフレームワークの接続方式

①  大手発注企業の共通EDIフレームワークへの接続方式 l HUBサーバー経由接続

Push型自社サーバーより業界XML/EDI,またはUBLなどのメッセージ仕様により HUBサーバーと接続。

l VAN事業者経由でHUBサーバーと接続。

②  中小製造業共通EDIフレームワークへの中小製造業の接続方式

l Push型,Pull型のいずれのクライアントもHUBサーバー経由で接続する。 

l 通信方式は国際EDI標準ebXMLメッセージ搬送仕様(ebMS)に準拠する。 

l 共通メッセージ仕様は国際標準(UBLなど)を採用する。(今後標準化が必要)

 

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