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ダイバーシティ&

インクルージョン

 資生堂では、さまざまな国や地域、

100

以上の関係会社・事業所で、国籍 や性別、年齢、雇用形態の違い、障が いの有無など、多様な属性・価値観・

発想を持った社員が

46,462

名(

2014

3

月末時点)働いています。

 こうした中、ダイバーシティ(多様性)

の考え方を受容し活かす、ダイバーシ ティ&インクルージョン へと進化させ るとともに、多様な社員がそれぞれの 能力を存分に発揮し、新たな価値を生 み出す組織風土が醸成される、「働き やすい」だけではなく「働きがいがあり 創造性を育む」会社をめざします。

 中でも、お客さまの

9

割が女性であ る資生堂にとって、社員の約

8

割を占 める女性社員が経営・事業活動にお いて中核的役割を果たすことが不可 欠であり、

1990

年以降、仕事と育児・

介 護を両立するためのさまざまな支

援策を導入してきました。

2010

4

月から

2013

3

月の第

3

「男女共同参画行動計画」では、活動 テーマに「女性リーダーが恒常的に生 まれる社内風土の完成」を掲げ、具体 的なアクションプランを推進しました。

 その結果、女性社員のキャリア意識 の醸成が図られ、

2014

4

月時点の国 内女性リーダー比率は

2009

年と比較 し約

1.2

ポイント上昇し、

26.8

%となり ました。なお、日本を含む全世界の女性 リーダー比率は、

49.7

%となっています。

グローバルレベルの 人材育成

 創業以来、「書生堂」と呼ばれるほ ど人材育成に注力してきた資生堂は、

2006

年、改めて原点に立ち返るため、

「資生 堂『共育』宣言」を発 表しまし た。この宣言は、「働く人の成長」と「会 社の成長」とが重なり合って「人」を大 切に育てていくことをめざしています。

 そして、海 外 事業の拡大や社会の グローバル化が急速に進展していること

から、

2008

年には 「グローバル人事 ポリシー」 を策定。グローバル人事戦 略を本格的に開始しており、現在では、

①グローバルレベルでの人的リソース の効果的活用、②海外現地法人社員 のキャリアモチベーションの向上、③ 海外現地法人における人事機能品質 と効率の向上、という

3

つの目標を掲 げています。具体的な取り組みとして は、企業理念に即したグローバル共 通の行動様式「

C ore Traits

(コアトレ イツ)」の導入や、グローバルレベルで のジョブグレードの設定、タレントマネ ジメントの仕組み導入のほか、人材開発 プログラムや人事情報の基盤システム の構築を進めています。

  育 成 に 向けては、

20 09

年 に世界

4

地 域(欧 州、米州、中国、アジア圏)

で「リージョナル人材育成コミッティー」

を設立しています。さらに

2011

年から は各地域で「資生堂リージョナルリー ダーシッププログラム」を開始し、各 地域単位で将来のビジネスをリードす る人材の育成を進めています。

仕事と育児・介護の両立を支援すべく、事業所内保育施設「カンガルーム 汐留」の運営をはじめ、育児時間制度を利用するBCに代わって店頭活 動をサポートする「カンガルースタッフ制度」など、独自の取り組みを進 めています。

20145月、『日経WOMAN』が実施した「企業の女性活用度調 査」において第1位になりました。多様な人材が活躍できる社内風 土の醸成に向けた取り組みに対し、社外からも評価を得ています。

事業を横断した取り組み

価値創造セクション

基本方針

 (株)資生堂(以下、当社)は、「お客 さま」、「取引先」、「株主」、「社員」、「社 会・地球」というすべてのステークホ ルダーから「価値ある企業」として支持 され続けるために、企業価値・株主価 値の最大化に努めるとともに、社会的 な責任を果たし、かつ持続的な成長、

発展を遂げていくことが重要であると の認識に立ち、コーポレートガバナンス

(企業統治)の強化に努めています。

経営体制

■ハイブリッド型の監査役設置会社

の体制を選択している理由

 当社は、業務執行に対する取締役 会による監督と、監査役会による適法 性・妥当性 監 査の二重のチェック機 能を持つ監査役設置会社の体制を選 択しています。

 さらにグローバル企業として、高い レベルでステークホルダーの信頼に応 え得るコーポレートガバナンスの確立

と、競争に打ち勝つトップマネジメント の強化が不可欠と考え、「責任体制の 明確化」、「経営の透明性・健全 性の 強化」、「監督・監査機能の強化」、そし て「意思決定機能の強化」の

4

つの観 点でコーポレートガバナンス改革に取 り組んでいます。

 これらの機能強化のため、監査役 設置会社の体制をもとに、各委員会 の設置や執行役員制度など、委員会 設置会社の優れた機能を統合したハ イブリッド型の体制としています。

■取締役会

 当社の取 締 役会は、社外取 締 役

3

名を含む取締役

8

名で構成され、少人 数で迅速な意思決定を行う体制として います。取締役会は毎月最低

1

回開催 し、重要事項はすべて付議されていま す。

2014

3

月期は

15

回開催しました。

 取締役会には取締役

8

名のほか、社 外監査役

3

名を含む監査役

5

名も出席 しています。社外取締役と監査役は取 締役会における意思決定に際し、必要 な情報は出揃っているか、議論は尽くさ

れたか、客観的かつ社会的に合理性の ある決定か、という観点からチェックを 行います。

■取締役会の構成メンバーの考え方  当社の取締役会は、業務執行の監 督と重要な意思決定をするために、多 様な視点、多様な経験、多様かつ高度 なスキルを持ったメンバーで構成され ることが必要であると考えています。

また社外役員については、取締役会に よる監督と監査役会による監査という 二重のチェック機能をより効果的なも のとするため、法律で社外役員の設置 が義務付けられている監査役だけでな く、取締役会での議決権を持つ取締 役においても社外役員を設置するこ とが大切であり、ともに高い独立性を 有することが重要であると考えていま す。

2006

6

月より独 立性の高い 社 外取締役

2

名を招聘し、

2011

6

月に は

1

名増員の

3

名となりました。また、

社外役員の独立性の高さについて客 観的に判断するため、独自の「社外役 員の独立性に関する判断基準」を定め

 コーポレートガバナンス改革の変遷

経営の透明性、公正性、迅速性

責任体制 の明確化

2001 執行役員制度の導入 2001 取締役任期1年制の導入 2006 同一役位在任上限期間の設定 2006 執行役員の降格ルールの制定 2006 在任上限年齢の引き下げ

経営の

透明性・健全性 の強化

2001 「役員報酬諮問委員会」の設置 2005 「役員指名諮問委員会」の設置

監督・監査機能 の強化

2005 社外監査役の増員(2名→3名)

2006 社外取締役の招聘

2011 社外取締役の増員(2名→3名)

2012 独立性に関する判断基準の制定

意思決定機能 の強化 責任体制

の明確化

経営の

透明性・健全性 の強化

監督・監査機能 の強化

意思決定機能 の強化

2001 経営会議・執行役員政策会議 の設置

2002 取締役の員数削減

コーポレートガバナンス

ており、この基 準に基づき、当社は、

社外取締役

3

名および社外監査役

3

名 の全員を、東京証券取引所の有価証 券上場規程に定める独立役員に指定 しています。さらに、重要な意思決定 に際しては、構成メンバーのダイバー シティ(多様性)が担保されていること が重要です。その中でも化 粧 品メー カーとして、女性の価値観・発想は特 に重要であり、取締役会メンバーに女 性が入ることも必要であると考えてい ます。

2014

6

月末現在、取締役と監 査役合計

13

名のうち、社外 役員を含 め、当 社グループ 以 外でキャリアを 積んできた人材は

8

名(

62%

)で、女性 は

3

名(

23%

)、外 国人は

1

名(

8%

)と なっています。

(「社外役員の独立性に関する判断基準」の詳 細については、P53をご参照ください)

■取締役・執行役員等への研修

および次世代経営層育成について

 当社は、社外取締役・社外監査役を 当社に迎えるに際し、当社が属する業 界、当社の歴史・事業概要・戦略等に

ついて研 修を行っています。取 締 役・

執行役員に対しては、より高いレベル のリーダーシップ力を開発するため、

執行役員社長も参加するエグゼクティ ブプログラムのほか、外部機関の研修 も活用しています。

 さらに、次世代の経営層育成のた め、執行役 員候 補の幹部 社 員には、

トップマネジメントに求められるリー ダーシップや経営スキルを習得する研 修を行っています。

執行体制

 執行役員制度を採用し、意思決定・

監督を担う取 締 役の機能と、業務執 行を担う執行役員の機能を分離してい ます。執行役員による重要案件の業務 遂行を決裁する「経営会議」を設ける ことで、執行役員への権限 委譲を進 め、経 営の意 思決 定のスピードアッ プを図っています。同会議は、

CEO

で ある執行役員社長が議長を務めてい ます。加えて、「執行役員政策会議」を 年に複数回開催し、当社および 連結

子会 社(以下、当社グループ )の中長 期的な戦略を討議し、その方向性を定 めています。

 なお、取締役および執行役員の任 期は

1

年としています。また、執行役員 の在任期間の上限は、同一役位で原 則

4

年、最大

6

年としています。

監査体制

 当社の監査役会は、常勤の監査役

2

名と、独立性の高い非常勤の社外監 査役

3

名で構成されています。監査役 は、取締役会およびその他重要な会議 に出席し、活発な意見を述べるほか、

当社グループ全体の会計の監査を含 め、取締役の職務執行の適法性だけで はなく、妥当性についても監査を実施 しています。常勤の監査役は、社内を熟 知した社員出身の監査役としての利 点を活かし、監査業務を行っています。

 代表取締役と監査役は、定期的な 意見交換会を開催し、コーポレートガ バナンスについての課題 解決に結び 付けています。また、監査役と会計監

(株)資生堂の経営・業務執行体制

法令上および経営上の重要事項の提案

取締役の 選解任 承認・

決議

提案 決裁・承認

報告 監督

決裁・承認 監査 法令上の報告事項の報告・

決議事項の上程

(取締役会諮問委員会)

監査役の 選解任 選解任

(取締役会直轄委員会)

監査

CSR委員会

執行役員政策会議 役員報酬諮問委員会

監査役(会)

会計監査人

経営会議 取締役会

(代表取締役・取締役)

役員指名諮問委員会

担当執行役員意思決定会議 株主総会

価値創造セクション