第4章 失敗知識構造の調査手順
4.2. PAC 分析実施法を用いた調査手順
4.2.4. 第二次インタビュー手順
○○○」・・・が 1 つにまとまっているようですが、これらのまとまりからどのよ うなイメージが浮かんできますか?また、どんな内容でまとまっていると感じて くるでしょうか?(以降繰り返し)」
(2)クラスター間の関係意味解釈
クラスター間について、全ての組み合わせについての意味の解釈を聴取していく。
特に、クラスター間の異同−相違点・類似点−や因果関係に重点を置いて聴取する。
説明に使用した表現は下記の通りである。
「(樹形図の一番上)のグループと(その次)のグループを比べてみてください。
どのようなところが同じで、どのようなところが違うでしょうか?また、グルー プ間に関係があるとすれば、どのようなことが考えられるでしょうか?(以降繰 り返し)」
(3)キーワードのイメージ解釈
今までのインタビュー内容を踏まえて、調査対象者が各キーワードに抱く直感的 なイメージを聴取する40。イメージは、(+);ポジティブなイメージ、(−);ネガテ ィブなイメージ、(0);特に何も感じないイメージ、のどれかから 1 つ選ばせる。
「それぞれの項目の 1 つ 1 つを単独で取り上げたときに、現時点のあなたの気持 ちとして、+(プラス)、−(マイナス)、そのどちらでもない0(解離)、のどれ が浮かんでくるでしょうか?言葉の意味ではなく、実際に感覚として感じられて くるものを教えてください。「○○○○」はいかがでしょうか?(以降繰り返し)」
40 キーワードの創出時ではなく調査の最後にキーワードのイメージ解釈を聴取した理由は、本調 査に先だって行われた予備調査において、対象者のキーワードのイメージが話している内に変化 する現象を発見したからであった。また、最初にイメージ解釈を聴取してしまうと、イメージの 思い込みにより、解釈が歪められる可能性があった。
以上の手順により、調査対象者毎の意味解釈付きのクラスター分析図及びその説 明データとなるインタビュー資料を作成することができる。これらの資料を分析する ことで、失敗知識構造モデルの作成を行う。
図表 14. 第二次インタビュー後クラスター分析図例(研究員 K 氏)
0 11.85
│‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+ 距離 1) │̲̲̲. 戦略がはっきりしない(−) 1.00 18) │̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. 3.49 6) │̲̲̲. │ 1.00 7) │̲̲̲│ │ 1.00
あいまいである(−)
顧客ニーズが分かりづらい(−)
事前のマーケティングの重要性(0)
13) │̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. 求められるのは何か?(0) 8.05 2) │̲̲̲̲̲̲̲. │ 2.00 9) │̲̲̲̲̲̲̲│ │ 2.00 17) │̲̲̲̲̲̲̲│̲̲. │ 2.55
全員が同じ方向を向いていない(−)
組織間の利害関係(−)
無駄が多い(−)
19) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲. │ 時間が多すぎる(−) 4.38 5) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. │ │ 責任が不明確(−) 3.00 10) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. 部分を見て全体をみていない(−) 11.85 3) │̲̲̲. │ モチベーション(+) 1.00 11) │̲̲̲│ │ 成果をどう出すか(+) 1.00 20) │̲̲̲│̲̲̲̲̲. │ 自分がやるべき範囲がわかりづらい(−) 2.35 15) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲. │ 研究所の役割(0) 3.81 14) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. │ │ 3.00 21) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲│̲̲̲. │ 4.86 23) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. │ 9.52 4) │̲̲̲. │ │ 1.00 8) │̲̲̲│̲̲. │ │ 1.73 16) │̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. │ │ 5.69 12) │̲̲̲̲̲̲̲. │ │ │ 2.00 22) │̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲│ 11.85
新しいことへの挑戦(+)
今後のキャリアにおける位置づけ(+)
理想と現実(−)
組織の方向を変える力(0)
主張すること(0)
人を動かす力(0)
信頼関係(0)
人間関係(0)
クラスター4 クラスター3 クラスター2 クラスター1