第4章 失敗知識構造の調査手順
4.2. PAC 分析実施法を用いた調査手順
4.2.3. クラスター分析図の作成
「あなたが、あなた自身がとりあげたプロジェクトに関連するものとしてあげられた イメージや言葉の組み合わせが、言葉、つまり辞書的な意味ではなく、直感的イメー ジの上でどの程度似ているかを判断し、その近さの程度を、下記の尺度の該当する数 字で答えてください。4 番の どちらともいえない に注意してください。この番号 は、「近い」と「遠い」の中間点に位置し、「近い」や「遠い」では表現できない、と いう意味ではありません。」
非常に近い・・・・・・ 1 かなり近い・・・・・・ 2 いくぶんか近い・・・・ 3 どちらともいえない・・ 4 いくぶんか遠い・・・・ 5 かなり遠い・・・・・・ 6 非常に遠い・・・・・・ 7
心(平均値)からの偏差2乗和を求め、それを情報損失量とし、クラスターの併合結 果によるそれの増加を最小にするように行うという特徴がある。
2 つのクラスター と が併合して、新たにC というクラスターを生成した場合、
と他のクラスター との距離は下記の通りとなる。
Ci
Ck
Cj ij
Cij
k j
i
ij k kj
j k
ki i k ij
k
n n n
d n d
n n
d n d n
2 2 2
2 ) (
) (
) (
注:ni,nj,nk はそれぞれCi,Cj,Ckに含まれる個体数
実際の変数間の距離の計算においては、ウォード法の特性上ユークリッド距離を 求める。
計算手法としては、まず単相関係数の計算を行い、それをもとに下記の数式に基 づいて距離を求める。
) 1
(
2 2
xy
xy r
d
注:rxyは 2 変数 X,Y の相関係数,dxyは 2 変数 X,Y 間の距離
(2)クラスター分析図(dendrogram)
キーワード間の距離行列測定結果を、PC 統計ソフトソフトの HALWIN にてクラス ター分析を行った(分析の結果表れたクラスター分析図の例については、研究員 K 氏 のクラスター分析図である図表 14.を参照)。
左端の数字(e.g.,11);重要度順位1位のキーワード)がキーワードの重要度順 位である。右端の数字はキーワード間の距離を表す。具体的には上下に隣接したキー ワード間のユークリッド距離−11)の行に示されている距離 11.00 は 11)と 118)の間 の距離−を表す。
図表 13. 第二次インタビュー前クラスター分析図例(研究員 K 氏)
0 11.85
│‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+‑‑‑‑+ 距離 1) │̲̲̲. 戦略がはっきりしない 1.00 18) │̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. あいまいである 3.49 6) │̲̲̲. │ 顧客ニーズが分かりづらい 1.00 7) │̲̲̲│ │ 事前のマーケティングの重要性 1.00 13) │̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. 求められるのは何か? 8.05 2) │̲̲̲̲̲̲̲. │ 全員が同じ方向を向いていない 2.00 9) │̲̲̲̲̲̲̲│ │ 組織間の利害関係 2.00 17) │̲̲̲̲̲̲̲│̲̲. │ 無駄が多い 2.55 19) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲. │ 時間が多すぎる 4.38 5) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. │ │ 責任が不明確 3.00 10) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. 部分を見て全体をみていない 11.85 3) │̲̲̲. │ モチベーション 1.00 11) │̲̲̲│ │ 成果をどう出すか 1.00 20) │̲̲̲│̲̲̲̲̲. │ 自分がやるべき範囲がわかりづらい 2.35 15) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲. │ 研究所の役割 3.81 14) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. │ │ 新しいことへの挑戦 3.00 21) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲│̲̲̲. │ 今後のキャリアにおける位置づけ 4.86 23) │̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. │ 理想と現実 9.52 4) │̲̲̲. │ │ 組織の方向を変える力 1.00 8) │̲̲̲│̲̲. │ │ 主張すること 1.73 16) │̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲. │ │ 人を動かす力 5.69 12) │̲̲̲̲̲̲̲. │ │ │ 信頼関係 2.00 22) │̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲̲│̲̲̲̲̲̲̲̲̲│ 人間関係 11.85