第 6 章 失敗知識構造分析モデル図と仮説群の検証
6.1. 失敗知識構造分析モデル図
6.1.1 マネジャーの失敗知識構造分析モデル
(1)マネジャーU 氏(A プロジェクト):図表 17.U 氏失敗知識構造分析モデル図
環境 −
クラスター1:プロジェクトの事業規模の大きさ と利害の複雑さ
経験を活かしたコンセプト造りが必要
期待通りに すすまなかった
コンセプト +
クラスター2:次期研究で取り組む研究開発 とビジネスモデル
研究員に対する
コンセプトの再創出を行う 教育効果は
あった
コンセプト +
クラスター3:プロジェクト初期においての 関係者の強い期待
環境 −
クラスター4:人事管理上の混乱
(2)マネジャーS 氏(B プロジェクト):図表 18.S 氏失敗知識構造分析モデル図
コンセプト +
クラスター1:人の継続と技術の継承の重要性
事後に反省して出てきた考え
環境 −
クラスター2:生産技術と機能の両面を全体にわたって
理解している人がいない
環境 +
クラスター3:プロジェクト・マネジメントを途中から 経験豊富なI研究所OBに依頼
初期に気付いたプロジェクト の問題点の解決方法
解決 未解決
環境 −
クラスター4:初期トラブルの火消しに成功するも、
後に続く仕掛けを作れず
環境 +
クラスター5:ものづくりにおけるプロジェクト マネジメントは人間関係の調整が肝要
(3)マネジャーT 氏(C プロジェクト):図表 19.T 氏失敗知識構造分析モデル図
コンセプト
+
クラスター1:実現しようとした手法やコンセプトの 新規性と意義
成果にしなくてはならなかったのにそうはならなかったが、
時期尚早なところがあった
コンセプト +
クラスター2:コンセプトの開発製品化を提案するも 実現できず
コンセプトが良くないと 資源が循環していかない
環境 ±
クラスター3:人・モノ・カネを集めるための アクションがうまくいかない 現場のユーザー
のモチベーション
を得ることが難しかった
環境 +
クラスター4:コンセプトを実現するために必要な社内外との 組織の折り合いは難しい
(4)マネジャーR 氏(D プロジェクト):図表 20.R 氏失敗知識構造分析モデル図 注:R氏については、キーワードの重要度順位と直感イメージ
が聴取できなかったため、インタビュー内容から定性的に判断した。
コンセプト +
クラスター1:開発効率とコストダウンを意識した
コンセプトで開発
困難な課題の解決に苦労したが
困難な課題の解決に苦労したが 顧客からの高い評価を受けた 新しい技術を実現につながった
コンセプト +
クラスター2:製品の核となる制御機能の開発
コンセプト
技術の転換点を
+
クラスター3:顧客のニーズに応える 見極め、開発を
機能の開発 継続
環境 −
原因クラスター4:品質の向上作業の遅れ
環境 −
クラスター5:品質向上作業と並行した性能向上作業により 結果
開発が遅れマーケティングに悪影響
環境 −
クラスター6:開発リソースが質量共に不足 原因