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ドキュメント内 教化研究 No.09 (ページ 35-38)

伝承儀礼の研究

なければ勤められず︑本来独唱のもののため︑経験豊か

な上座の役とされ

唄師または唄匠と尊称されるのであ る︒今回は拝郷英唱師が勤められた

﹁散華﹂は上中下三段中の上段﹁願我在道場

香華供 養仏﹂を用い︑今回は句頭を久松亨道師が勤められた︒

祖山流の六字詰念仏は関東では初めて演唱され︑

独 特 の旋律と拍子が互いに織りなす﹁節念仏﹂であり今後の 普及が期待されている︒今回︑句頭は八尾敬俊師が勤め られた︒祖山流の声明はいずれも円熟の域に達したもの で︑本年の研究課題を十分に満たしたものであ

った

︒ 同党音︑錫杖︑称讃偶三重の研究経過 今因縁山流は四種の曲を﹁林笠日﹂と﹁錫杖﹂とし︑念

仏は﹁称讃偽

三重

﹂の﹁四念仏﹂と﹁願以此功徳﹂を採 用し研究した︒監修︑指導は縁山流声明の泰斗︑津田徳 翁法儀司により鋭意進められた︒﹁党音﹂の旋律型で難し

いのは﹁十方﹂の唱え方にあり︑古来より﹁蝉﹂の口伝 として語られるものの︑喉を強く締める発声法のため

稽古を繰り返すと声が出にくくなり

2h

U

H 3 2 v

AMUU

せる声明師による専門

家の

出現を見るようになった︒曲

と声明師をつなぐ﹁家﹂の観念が生まれたのも︑﹁党音﹂

という奥伝の声明が大きく影響したもので︑伝承という

視点では心得ておかねばならない︒

今回は句頭を津田法儀司が勤められたので問題はなか

ったが︑達

人でも時により踏うことがあるといわれ︑声 明に立ち向う時の生来の資質と覚悟に運命的なものを感

じたのも成果の一つであると思う︒

30 

﹁錫杖﹂は平成六年三月の公開講座に続くものである が︑各種の旋律型にも慣れてきたので︑安定した声明が

演唱できたものと思う︒

﹁称

讃偶

三重﹂は正

宗分の後置部に配当する意図のも

とに

採用

し︑

﹁四念仏﹂と﹁願以此功徳﹂を唱えたもので

ある︒﹁願以此功徳﹂は楽理上﹁宮音﹂と

﹁ 徴

音﹂

の枠

の中

で旋

転し

﹁ 羽

音﹂

を経

過しないという縁山流の特色

を留めた曲の一である︒

少憩の後︑大本山増上寺雅楽会による舞楽﹁迦陵頻﹂

の四人舞があり︑様々な制約の中で 四箇法要が︑多大な成果を挙げて鉱山事円成した︒

一応舞楽法会立の

公開講座の開催に当たり︑関係諸国体の当研究所に対

する惜しみないご協力を感謝するものである︒

︿出仕者﹀敬称略

祖山声明衆

田原照純西山精司

中西時久

縁山声明衆

津田徳翁

羽田芳隆谷部隆善 拝郷英唱森田孝隆久松亨道中山信隆小島伸方

山本晴雄

小川貫良

八尾敬俊 河江昭道

瀬 渡辺俊雄

戸 隆 海

度本栄康※

鶴固定伸 忠 信

ノ~ 伊藤真浄

昭 順 嶋田順光

坂上典翁※

雅楽衆 舞 輯 人

鼓 大 太 鼓 笠 大鉦鈷 龍 纂 笛 策

着付進

安孫子福田仁慈子

山本康彦

福西賢雄 伊藤広喜

酒井亮成佐賀和章

八木千暁大原俊洋

福西賢兆※ 幸

伊藤真美

吉田祥雄西城宗隆

中野晃了

水野良雄

清水秀浩※ 清水蘭子

熊井康雄※

荒川明英

田中勝道※

斉藤隆尚※

(※は当研究所研究員)

大津亮我※

五 ︑

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