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ー 浄

ドキュメント内 教化研究 No.09 (ページ 32-35)

• 版木の研究

ー 浄 土 宗 寺 院 所 蔵 文 献 類 調 査 整 理 研 究

[目 的] 浄土宗寺院において

その寺の住職さえ自坊に何が所 蔵されているのか知らないまま︑また︑什物帳で所蔵し ていることは知っていても蔵の中にあって一度も見たこ とがないまま︑徽や虫食いによって損傷していく文献類 がある︒また中には︑本堂や庫裏の新築・改築などで その寺院所蔵の文献類が廃品として処分されたりする例 もある︒しかしこれらの中には貴重な文献類が存在する

ので

ある

︒ よっ て︑これらの文献類を調査整理し︑各所蔵寺院に その存在価値を認識してもらい︑保存し後世に伝えてい

くことがこのプロジェクト研究の目的である︒

真 道 内

[ニれまでの経過]

本プロジェクトは︑例教大学に部屋を借用している浄 土宗総合研究所分室所属の研究員が中心となり︑平成五

26  年十月より計画され︑平成六年四月より調査研究活動に 入った︒

まず

︑ 既存の情報を調査整理するため︑浄土

宗務庁の許可を得︑﹃

浄土宗寺院名鑑

﹄掲載の全浄土宗寺 院のデータ及び昭和四十三年の浄土宗宗勢調査記載の寺 院什物(掛け軸

・古文書

・記録等)を︑浄土宗総合研究 所分室のパソコンに全て入力した︒これによりどの寺院 にどのような文献があるかが前もって把握できることに

なっ

た︒

(デ

l

タ漏れを防ぐためこれらは厳重に分室で保

管している)

次に平成六年九月と平成八年六月に﹃

宗報

﹄にアンケ

ート

︹﹁

浄土

宗典

・版木の研究﹂

へのご協力のお願い!

お寺の古文書古書籍の保存状況をお知らせ下さい!︺を

載せ

回答のあった寺院及び研究所への依頼のあった寺

院より十箇寺を調査し︑このうちニ箇寺は終了した︒

またこれと平行して︑﹃

全国

寺院名鑑

﹄ ﹃

増上寺史料集﹂

﹃浄土宗全書﹂等に掲載の浄土宗寺院所蔵文献類のパソ

コン入力︑毎月研究会を聞いて調査対象寺院所蔵の古文

書‑掛け軸等の解読を現在も続行中である︒

[謂査方法]

調査依頼のあった寺院での調査は以下の手順をとる︒

‑保管現状の記録(写真などで記録する)︒

全文献類の大まかな分類︒

‑並

べか

え︒

‑上記分類に基づき︑通番(仮番号)を付した付筆を

全文献類に挟む︒

‑番号順にパソコンに入力(データベース化)︒但し場

合によってはカードでとることもある︒

この

時︑

書 名・著者・編者・奥付等を記録︒必要あれば順番の

並べかえも行う︒

‑再度の並べかえ︒

通番(正式なもの・目録番号)をパソコン入力︒

所蔵者の許可が得られれば通番ラベルを添付︒

保管場所に目録番号順に収蔵︒

‑防虫剤を置く︒

O

所蔵寺院の許可を得て︑重要文献は写真・マイクロフ

ィルムに撮り︑調査研究する︒

O

調査対象寺院の文献類は悉皆調査を原則とし︑簡易目

録を作成し所蔵寺院に渡すことでその寺院の調査を

応の終了とする︒

[平成十年三月現在までの調査状況]

現在までに調査した寺院また現在調査中の寺院の調

査状況は以下の通りである︒(寺院名などは所蔵者の管理

上のこともありここでは伏せておく)

京都教区古書籍五六七点調査終了

簡 易

目録作成

完 了

新潟教区

古書籍六六八点 簡易目録作成完了

版木約

三O点

埼玉教区

長野教区

静岡教区 富山教区

終 了 岐阜教区 大阪教区 実質 鳥取教区 京都教区

古書籍約六

OO

古書籍約二

OOO点

古書籍約五

OO

簡易目録作成中 古書籍約

二七五点

古書籍一八

一五

古文書

調査中 古書籍約六

OO

[今後の実施計画]

古書籍約四

二O点

大蔵経

古文書

調査終了

調査はぽ

調査中

古文書

調査中

巻子

本 古 車 由

調査中 調査中 大蔵経一部

大蔵経 古文書

調査中 古軸類十点

調査中

必要であり このプロジェクト

は長期にわたる継続

・人員・費用が

成九年度は 一

応平成十四年三月終了の予定である

︒平 分室の部屋を借用している偽教大学の事情 で分室の移動があり︑保管していた文献類を移して整理

するのに時間がかか

ったりまた︑代表の竹内が︑住職を

している自坊の急な用務で時間をとられたりで︑予定し ていた目録の作成などがあまりすすまなか

った

︒平

成十

年度は本プ

ロジェクトの研究員をさらに二名ふやし

箇寺は調査を終了するようにしたい︒

調査終了の寺院についてはその結果及び

究成果を所 蔵寺院の許可を得て︑何らかの形で発表する予定である

古書籍の整理だけでなく︑依頼があれば古文書

・掛け軸

等のくずし字の解読もしているため︑時間がかかり調査

28 

対象寺院をあまり増やすわけにもいかず︑

しかし浄土宗 より費用を項いているのであるから

できるだけ各浄土

宗寺院の要請に答えていくことも大切であり︑この両方 を考えながら調査を進めていくつもりである

またこのプ

ロジェクトは往々学

者が行う

学問的関心の

ある一部調査とならないよう︑

一寺

院文献類全調査を基

本とし

対象寺院に調査した文献の簡易目録を渡して

喜ば

れる結果となるよう努力していきたい

伝承儀礼の研究

ドキュメント内 教化研究 No.09 (ページ 32-35)

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