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ドキュメント内 教化研究 No.09 (ページ 95-104)

南無至心帰命礼

西方阿弥陀仏

速欲離生死二種勝法中且閣聖道門

選入浄土門

願共諸衆生

往生安楽国

﹂れは教義の儀礼化ともいうべきものです︒略選択の

文を礼讃化して唱え︑そして訓読する

︒﹃

法事讃﹄の阿弥

陀経の項と同様に︑偶文の説明を取ることも考えました

が︑訓読のみにとどめました︒目的はこの文を体得する

ためです︒

御忌会にはいつもの三

尊 礼

(一尊礼と哀懸)

では

なく

︑ よ 法 う 然 か品上

Uノ人

σ

﹁略選択礼讃﹂を唱えてはいかがでし

‑選択集頂戴

また﹃法要集﹄には︑念仏一会の聞に導師は﹃選択集﹄ を項戴するとあります︒たんに香を薫じて﹁いただく﹂

という儀礼ではなく︑略選択の文(題号と文前の標示を

合む)を拝読してから︑御回顧をした方がよいかと思い

ます︒

‑香語・現諦文

葬儀式︑追善法要には︑香語・追善回向文(楓諦文)

に﹃

選択集

﹄の文(序)を引用してみてはいかがでしょ

っか

︒これは﹃選択集﹄の法語を用いる一策です︒須賀

隆賢著の﹃引導下矩集﹄

には

﹃選択集﹄の文を引用した⑧ 香語を示しています︒ここでは諏諦文の例を挙げてみま⑨ す︒引文・私釈にとらわれずに試作してみました︒また

通夜

には

﹁初

夜礼

﹂の代わりに﹁略選択礼讃﹂を唱え

てもよいのではないでしょうか︒

︿

w v

結びに代えて

選八法要はいわばイベントです︒八百年の佳辰に報恩

の法要を行うことは大切です︒教化も大切です︒

先ず

﹃選

択集﹄を精読・体得することです︒

それ

と同

時に

日常

勤行式の終結部に﹃選択集抄﹄

を拝読することがより大

⑬ 

切なのではないでしょうか︒日別の

﹃法語集﹄

を作

り︑

要文を拝読することこそ恒式化するべきかと思います

これは少しでも﹃選択集﹄の精読に等しくするためです︒

経典読諦・

法語拝読の大切なことのひとつに︑法語を音

読し

て︑

その響きを感じ︑

そして教えを体得することが 挙げられます︒教義と儀礼を結びつけるためには

自 行

としての﹃選択集抄﹄拝読が先とすべきかと思います︒

そして八百年御忌に当たり︑耳で聞いてわかる法語の再

編成化

をして︑法語の経典化を図る第一歩になればと思

いま

す︒

最後に︑式次第・表白などいくつかの例を挙げました

⑪ ﹁選択とは︑すなわちこれ取捨の義なり﹂です︒﹁宗令﹂

の通り厳修なさるのが﹁本儀﹂でしょうが︑ご自分で表

白文を添削し取捨選択をしてよりよい﹁選択集の法

要﹂を厳修して下さい︒参考になれば幸いです︒ ︿V﹀参考資料

{式次第}

︽選八法要︾ 香 f~

ニ 宝 礼

︿併修型

・選八法要︾

香 イ畠 二 宝 礼 三 奉 請 ( 法 然 上 人 加 唱 ) 三 奉 請 ( 法 然 上 人 加 唱 )

十念

織 悔 偽 表

白 閉

経 偽 言 雨

ω

礼 十念

讃(略選択の文)

憾 悔 備 表 白

90  ネ

L

讃(略選択の文)

閉 経 偏 言雨

経 御 回 願 ( 御 忌

・ 十 夜 会 )

回向文︑十念

5

雨 経 附 回 向

一切精霊侮十念

一枚起請文 ※

ω

略選択の文訓読(導師発声)

一枚起請文

摂 益 文

念仏一会

自 信 偽 御 回 願 総 願 偽

唱 礼 送 仏 偽

略選択の文(導師棒読)

摂 益 文

念仏一会(この間に導師は

選択集を頂戴する)

御 回 願

十念

自 信 偏

十念 総 願 侮 三 身 礼 十 念 送 仏 偏

十念

讃(略選択の文)←九八頁※山礼

※凶略選択の文訓読

南無阿弥陀仏 ﹃選択本願念仏集﹄に日く

往生の業には︑念仏を先とす︒

速かに生死を離れんと欲せば︑二種の勝法の中には

且く聖道門を聞いて︑選んで浄土門に入れ︒

浄土門に入らんと欲せば︑正雑二行の中には

且く諸の雑行を抽って選んで正行に帰すべし︒ 正行を修せんと欲せば︑正助二業の中にはなお助業を傍にして選んで正定を専らにすべし︒

正定の業とは即ちこれ仏名を称するなり︒

名を称すれば必ず生ずることを得︒

仏の本願に依るが故なり︒

︻併修型表臼

}(既存表白に選八法要の趣旨を付加)

十 夜 会 表 白

(﹃

新訂法要集

﹄三

O

五頁五行目﹁善導

大師の文﹂の次に)

ω

元祖法然上人︑この文を更に開顕せんが為に︑選択の

一義

を立

てて

﹃選択本願念仏集

を 撰 述 し 給 う

︒乃

ち︑阿弥陀如来の選択し給える本願念仏の一行を以て

善く万機を済う大悲の本懐を開顕し給う︒本年︑当に

選択集撰述八百年の佳辰を滋えり︒﹁

是れ塞に盲亀の

ω

元祖法然上人︑この文を更に開顕せんが為に︑選択の

一義を立てて︑﹃

選 択 本 願 念 仏 集

を 撰 述 し 給 う

︒乃

ち︑阿弥陀知来の選択し給える本願念仏の一

行を

以て

普く万機を済う大悲の本懐を開顕し結う︒念仏は直の

また

念仏に非ず︑則ち是れ本願の念仏なり

︒本願念仏は亦

直の本願念仏に非ず

則ち是れ選択本願の念仏なり

念仏は修し易く︑易きが故に

一切に通ず︒名を称すれ

ば︑必ず生ずることを得︒仏の本願に依るが故なり

﹁是れ宴に盲亀の1酬い奉らんと欲す︒

﹂ 仰

って選択集

撰述八百年の佳辰を迎うるに当たり︑﹁大衆斉しく1﹂

ω

元祖法然上人︑この文を更に開顕せんが為に︑

﹃選択本

願念仏集﹄を撰述し給う︒

本年︑当に選択集撰述八百 年の佳辰を滋へる︒﹁是れ宴に官亀のiL

川間﹁酬い奉らんと欲す︒﹂の次に

仰っ

て選択集撰述八百年の佳辰を迎うるに︑﹁大衆斉し

¥t}

‑御忌会表白(

﹃新訂法要集

﹄二

七六

九行目﹁浄土

易往の門を聞き﹂の次に)

川建久九年三月

選択本願念仏集を撰述し給う︒今を去

ること八百年前なり︒﹁一化八十年i爾来

今に 至っ て︑

星霜七百八十六歳︑(来る平成二十三年︑八百年御忌を

迎えんとす)﹁

慈雲弥弥天に欄り1

三業の

誠を

抽て

﹂選

択集撰述八百年(慶讃または報恩の)法要を修し︑﹁以

て脚か広大慈恩の万一に1﹂

ω

建久九年三月

選択本願念仏集を撰述し給う

︒爾来今

に至って星霜八百歳︒

専ら選択本願の念仏を勧め︑建

暦二

年正月二十五日を以て円寂に帰し給えり︒来る平

成二十三

年︑八百年御忌を迎えんとす

︒﹁ 慈

雲弥弥天に

燭り1﹂(以下山に同じ)

‑五重会表白(

﹃新訂法要集

﹄三 二

四頁六行目﹁白し

て言さく﹂

の次

に)

92  選択本願念仏集奉戴八百年記念

・五重会の閉症に際し

‑授戒会表白(

﹃新訂法要集

﹄三 三

O頁六行目﹁白し

て言

さく

の次

に 選択本願念仏集奉戴八百年記念・授戒会の開涯に際し

{新

作表

白︼

‑別時念仏会・御忌会・十夜会併修用(﹁酬い奉らん

とす

の次に川1凶を付加)

謹しみ敬って西方願王阿弥陀如来︑此土

(発

・大

恩)教主釈迦牟尼如来︑六方恒沙証誠諸仏︑元祖法然

上人(円光和順大師)等︑

一切の三宝に白して

言さく︒

それ以みれば︑専称南設の教門は︑直ちに西刺に至る の要路なり︒但釈迦金口の宣のみにあらず︑また弥陀

素意の願たり︒二日三日名号を執持するの証︑諸仏は

舌を箭べたもう︒

十戸一声も必ず往生を得るの義︑衆 生肝に銘ず︒愛に吾が大師法然上人

一軸文集の書あ

り︒

選択本願念仏集と号す︒誠に是れ苦海を渡るの通 津︑また長夜を照らすの霊光たり︒浄土の宗教︑嘉運

大いに啓く︒

建久九年三月︑撰述し絵しより︑方に年

光悠々八百年の星霜を韮に迎う︒我等何の幸いありて︑

この霊(聖)典に遇える

︒これ当に万劫に一に聞くに

等し︒元祖大師

阿弥陀如来の選択し給える本願念仏 の一行を以て︑普く万機を済う大悲の本懐を開顕し給 ぅ︒易修易往の法︑すべからく他力を仰ぐべし

この

門に入らずんば︑なんぞかの岸に到らん

︒伝

弘(

伝受

信受 ) の益を得る︑徳を思うの志︑古今これ閉じきも

のか

︒ 選択集奉戴(撰述)八百年の佳辰を滋へるに(道場を

荘厳し︑知法の供儀を献備し)別時念仏(または御忌

会・

十夜会)を啓修し︑以て報恩謝徳の万

一に酬い奉

らん

とす

ω

甚深なる余光を崇め︑発願信行︑化導の基礎を補わん

﹂と

(別

時念

仏会

)

ω

ぎ願

くわ

は︑

この功徳を以て︑念仏の一行広く四方 に弘まり︑大悲の摂化遠く末代に及ばんことを︒(別時

念仏会)

間慕恩の嘉儀を修し奉り︑報徳の徴伐を表し奉る︒仰ぎ 葉くは光明遍く照らし︑法雨長に群生を需して︑冥 護に依り︑益々正道を遁進し︑弥福徳を増長せんこと

を︒

(別

時念

仏会

) 削願わくはこの功徳を以て︑速やかに平等

一切

に施

し︑

同じく菩提を薦め︑相ともに一蓮托生の大利益を成就 せんことを︒(御忌会

・十夜会)

これとき維時平成

O

O

O

O O

O

OO

敬って白す︒

十夜会併修用(﹁仰ぎ希くは﹂の次に川

ω

を付加)

謹しみ敬っ

て︑西方願王阿弥陀知来︑此土教主釈迦牟

尼知来︑六方恒沙証誠諸仏︑元祖法然上人(円光和順

大師)︑念仏弘通の諸上人等︑一

切の

三宝に白して言さ

く︒西方極楽の教えは

五濁悪世の明眼なり︒南無弥 陀行者は︑衆生の直往の要路なり

︒震に元祖大師は 弘むるに西方の通津を以てし︑勤むるに念仏の別行を 以てす︒道俗悉く帰し︑草の風に康くが如し︑これを 信じ︑これを

仰ぐに︑感応亦新なり︒此の化︑在世に その益弥盛んなり

恩山よりも高く︑徳海よ

りも深し︒

(月輪殿)前の関白九条兼実公︑宿縁に催き

限ら

ず︑

れて︑元祖大師に深く以て信仰す︒帰するに西方の行 を以てす︒兼実公の仰せによりて

選択の一義を立て

て︑此の選択集を撰述し給う︒時に建久九年三月︑上 人自ら﹁選択本願念仏集

南無阿弥陀仏

往生之業念

仏為

先﹂

の二十二子をしたためて︑兼実公に進上せり

︒当に念

仏の亀鏡たり︒

ぐんし

︿

鎌倉より平成に至るまで八百歳︑総じて郡籍を歴るこ と数を知るべからず︒学問選択集にはすぐべからず

往生の得益︑受持し盛んなること︑この聖典より出ず るなし︒元祖大師︑我朝初めて選択本願念仏の義を立 て結う︒唐土の人師所立の義の中にも︑此の選択の義 全く以て之なし

此の書の起こりは専ら此の事にあり

即ち︑此の選択集を以て︑西方の指南︑行者の目足と なし︑釈尊出世の本意に任せ︑弥陀超世の悲願を仰ぎ 聖道の雑行を選ぴ捨て︑浄土の易行を選ぴ取り︑専ら 名号を称えて︑往生を願ずべし︒

今震に

選択集撰述八百年慶讃法会に臨み

94 

上酬の慈

恩を欽仰して︑恭しく報恩の

(党行・十夜会)を修し

奉る

︒仰ぎ希くは

川流通之に藷って更張の盛を致し︑化導是に於て日新た なる輝きを増さんことを

ω

宝照覧し︑楢素益仏種を心田に培ひ︑

道俗愈道芽を

信水に長せんことを

‑御忌会併修用(﹁以てするにしかず﹂の次に

ω ω

付加)

護しみ敬って

西方(大悲)願王阿弥陀如来︑此土(搬

ドキュメント内 教化研究 No.09 (ページ 95-104)

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