ド
。 。
10 20 30 40 50 (day.)Time of storage
Fig. 8 Variation of total polyphenol contents in ・Irwin' mango fruit s.tin during storage.
o stored at 5'C ... stored at 10'C
• stored at IS'C
‑‑‑‑gree且stagematured ーーー‑purplish stage matured
Dashehari'果実を31.5,,‑"37.5 ocで3、6、9日間貯蔵した各果実のタンニン含量を 測定した結果、貯蔵日数の経過とともに若干の増減が認められたと報告している。
供試品種とその成熟度、貯蔵温度と期間、栽培条件および分析対象化合物などが異 なるため直接の比較検討は困難であるが収穫後貯蔵によりいったん減少するものの 漸増傾向を示した。
( 3) 要約
1996年 (7年生樹)の満開後約10週(緑色果)、 13週(紫色果)の アーウィン 果実を 5oc"'‑' 15 ocの温度で14日",‑,42日間貯蔵し、諸性質の変化と品質に及ぼす影 響を検討した。その結果は以下に示すとおりである。
( 1 ) 塁 庭 生 全 貯 蔵 果 でL値の変化は認められなかったが、
a
、b値はともに温 度と日数に比例して増加した。特にa
値は貯蔵温度が高く、日数が長くなるほど顕 著に増加した。しかし 50Cおよび100Cの貯蔵果は萎びや黒変が生じた。また150C の貯蔵果でも貯蔵日数が長くなると一部に萎びや黒変が生じた。(2 )塁因企 緑 色果の叫直は貯蔵により低下したが、a
、b値の変化はなかった。紫色果のL値は 新鮮果に比較して低下、a
、bの両値は上昇した。(3)果 肉 碍 摩 緑 色 お よ び 紫 色の果実は貯蔵により顕著に低下するとともに果皮側と種子側の差もほとんど認め られなくなった。( 4 )
墜盤量緑色果:新鮮果に比較して貯蔵果ではその値が高 くなった。紫色果:一般に150C
以上での貯蔵果は新鮮果のそれより高い値をまた、同温度下の貯蔵果では貯蔵日数が長くなるに伴い低下した。(5 )全貯蔵果は貯蔵 開始後比較的短時間の間に可溶性固形物含量は急増した。(6 )貯蔵により果皮中 の総ポリフェノール含量は緑色果で減少、紫色果で増加の傾向を示した。
可溶性固形物含量の増加、果皮の赤色化、果肉の澄色化と硬度低下などから、緑 色果および紫色果の貯蔵は、 15"cで2,‑",3週間程度は可能と推定された。
2.
成熟果の低温貯蔵近年、各種のマンゴ‑果実の品質に及ぼす貯蔵と追熟の影響に関する研究が盛ん となり、多くの報告32) ‑45)があるが、わが国において主にハウス栽培されている
アーウィン'果実に関する研究は極めて少ない31)。
ハウス栽培マンゴー果実の貯蔵に関する基礎的研究として、すでに第3章第1節 で述べたように完熟果は40Cの低温で約3週間の貯蔵が可能であることを明らかに するとともに、第 2節 1で未完熟果の緑色果と紫色果は150Cで2,,‑"3週間程度の
貯蔵が可能と推定した。
本研究では未完熟果の貯蔵性と貯蔵果の品質を詳細に検討するため、追熟を配慮 した種々の条件下で貯蔵し、その間の物理・化学的性質の変化を明らかにするとと もに、熱帯地域産マンゴ一果実の貯蔵性の比較検討を目的とした。
1997年の満開後約13週目の果実(満開期は 5月下旬、果皮色は緑紫色)を採取 し、 150Cと25"cで貯蔵後さらに70Cで1...3週間貯蔵し、各貯蔵果の諸性質と品質 について検討した。
( 1 ) 実験材料および方法
1997年8月18日(満開後約13週目、満開期は 5月下旬)に果実を採取し試料と した。試料果の果皮色は緑紫色、果重は179.8+33.旬、可溶性固形物含量は7.70+
0.48 oBrixであった。採取果は損傷のない果実を選び実験に供した。
実験方法は、第 2章、第 2節に準じた。
( 2) 果実の貯蔵
果実は、 5個を 1つのグループとし、それぞれ防湿布(キムワイプ、十候キンパ リ‑株式会社製)で個装して各処理区に供試した。これらの供試果実は150Cで18 日間貯蔵後、さらに7"Cで7日間、 14日間および21日間貯蔵した。また250
C
で4 日間貯蔵後、引き続き上記と同様の温度条件と期間で貯蔵した。各設定温度で一定期間貯蔵した各果実は、その果重の減少率、果実色、果肉硬度、
有機酸、糖質および呼吸量の測定と官能検査に供した。
( 3 )結果 1 ) 果皮色
貯蔵に伴う果実の色調の変化はハンタ‑表色法により求めた。 Table14に各貯蔵 果の部位別L,a, b値を示した。いず、れの貯蔵果においても果梗および赤道の両 部位のL値は新鮮果に比べて変化が認められなかったが、果頂部では増加が認めら れた。
a
値およびb値は3部位とも貯蔵により増加した。しかし、 150Cと25"cの 貯蔵果を引き続き 7oCで14日間および21日間貯蔵した果実の赤道部と果頂部ではa
値とb
値がさらに増加した。このことは150C
・18日間および250C
・4日間の貯 蔵で各部位のa
値とb値が顕著に増加した後、低温貯蔵においても徐々に増加し、果実の熟度が進行することを示している。
Table 14 Effect 01 storage temperature and period on Hunter color value 01 'Irwin' mango skln. Hunter color value
Storage L a
condition Stalk Equator Apex Stalk Equator Apex Initial 42.0土1.4'‑45.0士1.6' 47.0士1.5' 12.9士2.3' ‑3.2士2.2" ‑11.0土2.1' 15"(;.18d 44.1士2.7" 45.6士4.0" 50.1土3.6,ab 31.5土4渋 19.8土8.1b ー1.2土5.8b 15"(;.18d+7"(;・7d 44.7士2.5' 44.9士3.1" 52.2土3.4c,b 32.6士4.4b 24.8土4.4b ‑2.0士4.4b 15"(;・18d+7"(;ー14d 45.3士3.2" 46.9土3.5"53.9土3.,ヂb 32.5士4.2b 20.6士1O.lb 0.8土5.8b 15"(;.18d+7"(;.21d 44.3土4.0" 46.2士4.7" 53.4土3.sc.b 34.5土5.4b 28.2土3.rP'c 1.6土6.8b 25"(;.4d 43.5土5.7' 47.6士4.5" 49.8士l.7a,b 27.9士5.6b,c 9.6士9.4d
ー7.6土3.1"
25"(;・4d+7"(;. 7d 42.1士3.8" 45.1士5.3" 46.2士4.3a,b 28.6士5.9b,d 8.6士7.9d ‑4.7土3.9"
25"(;.4d+7"(;.14d 42.2士3.7" 46.9土4.9" 49.0士3.8,ab 36.0土5.2b 16.3士6.sb ‑27土4.0b 25"(;.4d+7"(;.21d 43.1士3.4" 47.9士4.2" 52.3士4.,Prd 36.0士6.5b 26.1土9.6b 1.1土9.2b
Each value is the mean土SD01 live samples.
b Stalk Equator 8.0土1.9" 17.9士4.3"
19.9土4.rP24.8土5.9".b 19.6土4.6b 25.3:t4.6".b 20.9士4.1' 28.0土5.0b,c 22.4土5.rPρ29.5士5.1b,c
Apex 20.8士1.0"
28.8土6.3b,c 32.0士5.rP'c 35.0土5.4b 36.0士5.6b 14.4土8.2b 22.6土4.6"ιd 25.2土3.2,ac 16.9士4.1' 21.9士5.3b,d 22.6:t4.4,ac 19.7土6.1' 28.0土5.6b,d 27.9士5.3c 19.8土4.rP 28.6士6.3b,d 31.4士4.3C
* Values not sharing a common superscript letler are signilicantly different 11'<0.01)
2 )
果肉色各貯蔵果の赤道部における果肉色の変化をTable15に示した。 L値は150C・18日 間および250C・4日間の貯蔵で顕著に減少、それに続く長期間の低温貯蔵でやや減 少したのに対し、
a
値とb値は15"cおよび250Cの貯蔵により急激に増加した後は、低温貯蔵で変化しなかった。
3) 果肉硬度
貯蔵に伴う各試料の赤道部における果肉硬度の変化をTable15に示した。 150Cで 18日間または250Cで4日間貯蔵後70Cで7日間および21日町民温貯蔵したものは、
収穫直後の新鮮果と比べて果皮側および種子側の果肉硬度の減少は顕著であった。
この現象は全貯蔵果の果梗部および果頂部においても認められた。果肉の軟化は15
O C
で18日間および250Cで4日間の貯蔵で急激に進行した。4)
果重の減少率、可溶性固形物含量、糖酸比および呼吸量貯蔵に伴う各貯蔵果の果重の減少率、可溶性固形物含量、糖酸比および呼吸量を
Table 16に示した。
4) ‑1果重の減少率
果重の減少率は温度と相対湿度および期間に左右されることが知られている。本 実験では貯蔵の初期段階に急増した。また低温貯蔵果、特に15"cで18日間さらに 引き続き 7oCで21日間貯蔵において顕著で、萎びや黒変がみられた原因のーっと考 えられる。
4)ー2 呼吸量
150Cで18日間および250Cで4日間の貯蔵で呼吸量は著しく上昇したが、引き続 き70Cの貯蔵では日数の経過に伴い低下した。
4)
・3 可溶性固形物含量と糖酸比糖酸比は可溶性固形物含量/総酸含量として求めた。
貯蔵の初期段階で可溶性固形物含量と糖酸比は急激に増加した。このことは、果 肉硬度の低下と考え合わせると不可食状態の採取果は貯蔵により可食状態に達した ことを示唆している。
Table 15 Effect 01 storage temperature and period on Hunter color value and lirmness of • Irwin' mango Ilesh.
Storage Hunter color value Firmness(kgf/cm2) condition L a b Seed side Skin side Initial 81.7士0.7a ‑5.2土O.4a 47.8:t3.3a 11.1:!: 1.61a 27.5士3.97a 15't.1Bd 73.9士5.1b 2.2:!:3.1 b ω.7士5.6b 1.43土1.53b 1.39土l.11b 15't.1Bd+7't目7d 73.8:!: 1.1b 4.3士3.9b 66.9士6.0b 0.94士0.67b 0.54土0.93b 15't.1日d+7't .14d 69.7土2.6b,c 6.2:t0.7b 64.3:t2.5b 0.84 :!:0.76b 0.74士O.72b 15'tー1日d+7't・21d 68.3士2.2C 7.3:t2.8b 61.9:t5.7b 0.89+0.50b 0.79+0.28b 25't .4d 71.5士7.4b,c 3.9:t7.7b 63.2:t9.4b 1.83 :!: 1.69b 1.15 :t0.43b 25't・4d+ 7't・7d 74.9士1.8b 3.3士0.3b .6:t 1.1 b 1.15 :!: 0.52b 1.14 :t0.56b 25't ‑4d + 7't・14d 72.7士2.9b 6.3 :t4.1 b 66.4+3.1b 1.05士0.65b 1.11 :t0.48b 25't .4d + 7't .21 d 72.8:!: l.4b 5.9士4.2b 64.4土6.9b 0.49 :t0.53b 0.49:t0.55b
Each value is the mean土SDof five samples.
* Values not sharing a common superscript letter are significantly different (P<0.01).
Table 16 Effect of 8torage temperature and period on weight l08s, respiratory rate,
total soluble solids and Brix acid ratio of
・
Irwin' mango fruits.Storage Weight Respiratory Total soluble 8rix acid condition loss(%) rate(C02mg/kg. h) solids ・(8rix) ratio Initial 0.0 a傘 50.6土3.6a 7.7土O.5a 7.4:t 1.9a 15"(;・18d 23.9士1.4b 128.7土25.2b,c 17.0土1.4b 16.2土2.3b 15"(;ー18d+7"(;.7d 23.6土2.6b 116.6土21.0b,c,d 16.6土0.9b 18.7土2.4b 15"(;・18d+ 7"(; .14d 25.5:t 1.0b 105.0士19.4b,c,d,e 17.4土1.0b 21.7土2.2b,c 15"(;.18d+7"(;・21d 30.8土1.8c 53.2士 7.2a 18.2士2.3b 21.5 :t5.8b, c 25"(; .4d 12.8土2.5d 248.1土50.0b 16.9土2.3b 15.6土1.1b, d 25 "(;・4d+7"(;・7d 21.8:t 1.0b 140.6士25.5b,c,d,f 16.4土0.2b 15.9:t1.7b, d 25"(;・4d+7"(;・14d 23.6土3.4b 108.3土17.9b,c,d,e,f,g 18.7土1.6b,c 18.8士3.1b 25"(;.4d+7"(;・21d 24.0士2.9b 85.4土20.6b,d,e,g 18.7士2.4b 20.0士1.1b
Each value is the mean:tSD of five samples.
* Values not sharing a common superscript le!ter are significantly different (1'<0.01).
5 ) 有機酸および遊離糖
各貯蔵果の有機酸および糖含量はTable17に示した。
5) ‑1 有機酸
貯蔵により量的に多いクエン酸含量は漸減したのに対し、リンゴ酸含量は漸増し た。
5) ‑2 遊離糖
Table 17から全貯蔵果の主な糖はブドウ糖、果糖およびショ糖であること含量は
ショ糖が最も高く、貯蔵マンゴー果実の主要甘味成分と言える。また、貯蔵により ショ糖と果糖は顕著に増加するが、ブドウ糖はほぼ一定値であった。
6 )
多糖類AIS、デンプンおよびペクチン含量は貯蔵により著しく減少したが、特にデンプ ンの減少は際立つていた。これらの減少率は満開後約16週目の成熟果が19週日に なった時の減少率に極めて近い値であった。一方、樹上の完熟果を低温で貯蔵した 場合、多糖類含量は半減した結果と大いに異なる問。
Table 17 Effect of storage temperature and perlod on content of sugar and organlc acld of 'Irwln' mango frults • Organic acid (% l Free sugar (%l Polysaccharide (% l Storage
condition Citric acid Malic acid Sucrose Fructose Glucose AIS Starch Pectin Initial UJO:t0.02a
・
0.16士O.02a 2.22:t 0.21 a 2.33士0.18a 0.66士0.38a 9.76:t0.85a 3.06士0.86a 2.06 :t 0.16a 15"C・1Bd 0.76 + O.03b 0.27 :t 0.05b 6.94:t 1.71 b 4.80士0.85b 1.68:t 1.41 b,c 2.94士O.13b 0.12:t O.lOb 0.67:t0.14b 15"C・1Bd+7"C.7d 0.62 :t O.07b 0.28士O.oob 8.32士0.48b 4.85:t 0.52 b 0.90:t 0.77,ac 3.38:t O.09b,c 0.02:t 0.01 b 0.69士0.16b 15"Cー1Bd+7"C・14d 0.56:t 0.08b 0.28士O.04b 8.43:t 0.90b 4.39士0.19b,c 0.45:t0.26a 3.30:t O.27b,c 0.01士O.01b 0.69士O.07b 15"Cー1Bd+7"C・21d 0.55 :t0.30b,c 0.31 :tO.04b 8.66:t 2.42b 5.27 :t0.53b 0.87:t0.42,ac 3.25 :t0.54b,c 0.03士O.03b 0.70:t0.13b 2お5"C.4柑d 0冗 士0ω08許b札b,d 0.2幻7:t0ω凹02bιc, 7.9釘5:t1.444b 3.6ω2:t0.0ヂc O3 .ωフ7ち.5:t0.3お5払叩c 5口..フ7η1:t0河d 臥ω.0フ7η2士0.却28がc 1.朋0冊8士0.46
?
c 2お5"C.4d+7"C.7d 0丹 士0引11内b
25"C.4d+7"C.14d 0.67:t0川 0.33士O.03b川 9.56土1.46c 5.45:t 1.98b 1.09士0.31a 3.79:t 1.11 b,e 0.52土0.58b,c 0.88:t 0.26"
25"C.4d+7"C・21d 0.57:t 0.21 b,f 0.31土O.lOb,c,d 7.76士2.69b 4.49 :t 0.54 b 1.07士0.76a 3.66:t 1.44e 0.06士0.08b 0.61士0.19"
Each value is the mean士SDof five samples.
Percent of sugar and organic acid is based on fresh whole fruit flesh.
* Values not sharing a common superscript letter are significanUy different (1'<0.01).
7 )
官能検査官能検査の結果をTable18に示した。総合評価で2.0+0.7の得点を示した150Cで 18日間さらに引き続き 70Cで14日間の貯蔵果以外のものは全て同評価であった。
しかし、各貯蔵果の外観を肉眼で観察した場合、 150Cで18日間さらに 70Cで21日 間の貯蔵果には萎びと黒変が認められたのに対して、 250Cで4日間さらに70Cで1 ...3週間貯蔵した果実にはこのような現象は認められなかった。
Table 18 Summary of organoleptic test on Irwin' mango fruits stored under various conditions.
Slorage
Color Flavor
condilion Sweelness Acidily Overall 15"C.18d 0.9::t:0.Sa噂 0.9士0.8a 1.0::t:0.7a 2.0+0.8a 1.2::t:0.6a 15"C.1Bd+7"C.7d 1.2士0.8,ba 1.1士0.8,ba 1.2土0.8,ba 1.3士1.0a 1.4+0.6a 15"C.18d+7"C.14d 2.3::t:0ア 1.6土0.8,ba 1.9::t:0.8b 1.0+0.8b 2.0士0.7b 15"C .18d + 7"C .21 d 2.2士0.6c 1.4::t: 1.0,b a 1.6士1.0a 1.3士1.0a 1.7 ::t:0.9a
25"C ‑4d 1.8士1.1c 1.7::t: 1.1 b 1.7士1.3a 1.7士1.0a 1.8::t: l.la 25"C・4d+7"C・7d 1.9::t:0.6c 1.1士O.sa,b 1.4 +O.4a 2.0+0.7a 1.4::t:0.3a 25"C・4d+7"C・14d 1.7土O.Sb,c 1.6::t:0.9,b a 1.7 ::t:0.8a 1.2士0.9b 1.7 ::t:0.9a 25"C‑4d+7"C.21d 1.9::t:0.9c 1.3::t:0.8,b a 1.6土0.8a 1.3土0.9a 1.6::t:0.8a
Each value is Ihe mean土soof15 pan日Is.
Score O:none or no good ~3:mosl or very good .
.
,
Values nol sharing a common superscriplletter are significanlly differenl <1'<0.01).
(4)
考 察果皮色は果実の品質を外観から評価する上で重要である。本実験では、果実の貯 蔵に伴う色調の変化はハンター表色法により求めた。この場合、 L値[明度:100
(明るい)←→
o
(暗い) ]、a
値[色相+,赤;一,緑]およびb値[彩度:+ , 黄 青 ] で 色 調 の 三 属 性 を 表 す 。 測 定 の 結 果 、 L値は中・低温の両貯蔵果 においてもほとんど変化しなかったが、
a
とbの両値は増加した。これは、緑紫色 の新鮮採取果が貯蔵により果皮色が明るく赤色を帯びるとともに黄色が増したこと を意味する。一方、果肉色のL
値は顕著に減少したのに対し、a
値とb
値は急増し た。肉眼観察で、黄白色の果肉が燈黄色に変ったことと一致した。この色調変化は、生理学的に成熟したフロリダ産 アーウィン'マンゴ‑(9.7 OBrix)を250C・65
"'‑' 75
%
RHで一週間追熟した場合(追熟果の Brix値は16.50) に観察された果肉色 の変化に類似していた50)。一方、果肉硬度は貯蔵により果皮側で約1/20、種子側で約1/10に低下した。また、
収穫直後の果実で明確に認められた果皮側と種子側の硬度の差はほとんど認められ なくなった。貯蔵によりAISおよびペクチン含量が約 1β に減少したことも果肉硬 度低下の原因として関連づけられる。
マンゴ‑果実の貯蔵に伴う色調と果肉硬度の変化について、 Seymourらは、主に Amelie¥ Kent' 、 Sensation' の未熟、中熟および成熟果を120Cで貯蔵した場 合、果実の色調は品種間と成熟度により着色度に差異はあるが、一般的に果皮色は 緑色から黄色に、果肉色は黄白色から黄色に変化した。一方、各試料の果肉硬度は いずれの貯蔵果においても、貯蔵日数の経過とともに、顕著に減少したと報告44)