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マ  史

ドキュメント内 『宗教研究』219号(47巻4輯) (ページ 120-123)

  

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古代イスラエル 宗教の源流 

さて︑ J.P. ハ イヤト は 出 エ三上 ハ ︑一五・ ニ︑一 八・四︑などの﹁私の ノ あなたの父の神﹂に着目 し︑出 エジプトに 

船 るモーセの宗教の神 ヤ ウェ は実はモーセの 

  

︑ヤ ウェと一 ・族長  の神﹂は区別さるべきで︑ 出 エジプトは﹁・族長の 伸 ﹂の下に行われ︑後にシナイの神 ヤ ウェ と岡 一 化されたとする 有 @ り 6 1 ︶ 力 な説がある︒ ゼ ーバスはこの同一化をミリア ム によるもの︵山エ一五・二 以下︶と推定する︒ ぃ づれにせよ︑﹁ 族 

長の神﹂を崇拝する集団がエジプト脱出に於て ヤハウェを受容 し ︑市神を同一化したことは確か であろう︒この﹁ 族 

長の神﹂は﹁ ヘ フル人の神﹂︵田エ三・一八︑五 ・ 三 ︑九・一︑一三︑一 0. 三︶と関係あるか   

  

は ︑むしろ不自然であろう︒ 

この同一化によって︑初期イスラエル宗教の新 しい次元が開かれた︒ヤハウェは激怒する自然災 善神であり︑原始 

的 審判の神である︒﹁族長の神﹂は約束の神︑ 導 きの神であった︒この市神が同一化されたので ある︒約束をもって 

導く神が同時に恐るべき裁きの神となる時︑ そ の神はその民に対し倫理的吾ギ七をもって服従モ聖 求 する神となるであ 

ろう︒ 織烈 ではあるが無原則で懇意的な意 ギ 心が ︑ 約束︵﹁ 乳と 蜜の流れる 地 ﹂︶によって方向性を 得るからである︒ こ ⑨     こに︑他の神々を一般的には容認するけれども︑ その崇拝者に対しては自分以外の神の崇拝を許 さない︑実践的唯一     神教が 成立する︒それは︑自然を支配し︑自然 力 を動員して自分の約束の民を敵から救い導く 救 済の神であり︑歴史  ある︒即ち︑﹁族長の神﹂の側から見れば︑ ヵ ナン聖明 の エルと同一化されることによって ︑創 造や秩序などそれま 

で 持たなかった異質な属性を与えられ︑沃地に 於 てもその重要性を保持し続け得た︑ということ であり︑ エ ルの側か 

ら 見れば︑﹁族長の神﹂との同一化によって ︑神 話 的な高座から下降して︑約束と導きの神であ る ﹁族長の神﹂固有 

の 性質を付与され︑族長氏族の神となった︑とい うことである︒異質な神が結合することによっ て 質的な展開を遂げ 

る ︑いわば 神 観の弁証法的発展が起こったので ある︒ 

ハ ︶ ヒ 毛く ニテ肢蛋 のの コ ・Ⅰ 鏑 Ⅰ仁心安 ト 心さ悪さ 曲 Ⅰ まも いいよい 雨笘い 寺 へう 討ヰ雨︐ト の旬㏄ @ の ・トウ 

︵ ︶ コ ・ 宅ペ 0 日日当 コ︐ もむ 巾 Ⅰ〜 ミ Ⅰ﹁も寸心さまさ目シ ミへ ぬね め 韻吋 〜もさ〜まいぎ す 〜も めャトつトめ巾臣悪 さ 晦めゑ 〜Ⅱ・ ヰ ︑ 笘運祭建怨さ ト のの㏄︒の・ トト ーのり 

︵ ︶ づ ﹁・ ニ ・ ナ Ⅰ 曲幅 ﹁ ぃコ岨タ 二日 痒 ヒト 丁 づか ︐わ ㏄ トい ︵ ト のつい︶ で ・のむ ド | ー ㏄㏄ ウ 

︵ ︶ 屈 ・毛色曲ヨ い ココ ‑0 つ ・ ユ ︵・の・のの1 年  証 ︵ ︶ M. ウヱ パーコ古代ユダヤ教 ニ ー︑内田芳明 訳 ︑みすず書房︑一九六一年︑一九 01 二三八頁︑ 他 ︒    の神である︒こうしてモーセの宗教が成立したの である︒     この 

ヤウェ 

がカナンに入り︑エルと同一化され た 事情は ︑ 既にエルも ヤ ウェ も共に﹁族長の 神 ︒ 一 として信ぜら     れていた︑という事実を考えれば︑一層よく 理 解されよう︒そしてパレスチナの諸都市によって 圧迫されていた小家 鮨 

畜 飼育︵貧農も台め︶部族にとって ︑出 エジプ ト 集団によってもたらされた ヤ ウェ による ヱジ プト支配からの解放  の 伝承は︑まさに福音として11エジプトは パレ スチナ諸都市の支配をも︑当時︑狙っていた 並々ならぬ意義を ︵ れ ︶ もった︑と考えられる︒ 

こうした動的な背景をもった ヤ ︒ウェ と エルとの 

  

ことができよう︒ 

既述の如く シケム に於て﹁族長の神﹂と エ ル と が 同一化され︑ ィスラエ ル族によって崇拝され ていた 

葡 

三三・二  ︶︒次いでこの シケム に於て︑エジプト脱出 集団によって持ちこまれた ヤ ︒ウェが︑シケ ム の イスラエル族の神と  同一化され︵ コ シュ二四 ま早 ︶︑この新たなダイブ︑ ︐ズム の下に︑小家畜飼育︵貧農を含む︶部族が ︑都市貴族及び富農  からの従属を脱して︑彼らに対するいわば抵抗 組織として︑シケ ム に於てイスラエル支族の ヤハ ウェ宗教連合体を形 

  

への登場を見るのである︒そして宗教史の舞台で は ︑都市を中心に発 

  

イスラエルの神 ヤ ウェ の対抗神として登場する ことになる︒ 

古代イスラエル  宗教の源流 

  

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三目三目と中戸や 

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ドキュメント内 『宗教研究』219号(47巻4輯) (ページ 120-123)

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