管理用サーバのリプレースとは、管理用サーバとして構築されているコンピュータとは別のコンピュータ を、管理用サーバとして利用できるようにすることです。
注意事項
リプレース先のコンピュータにインストールする JP1/IT Desktop Management - Manager は、
リプレース元と製品のバージョン情報が一致している必要があります。
注意事項
管理用サーバのリプレース時に JP1/IT Desktop Management - Manager のバージョンアップは できません。リプレース完了後にバージョンアップするか、バージョンアップ後にリプレースして ください。
管理用サーバをリプレースする手順を次に示します。リプレース先のコンピュータに JP1/IT Desktop Management - Manager をインストールして、エージェントの接続先を変更することで、管理用サーバ をリプレースします。
管理用サーバをリプレースするには:
1. 管理用サーバで、JP1/IT Desktop Management - Manager のサービスを停止します。
Windows の[スタート]メニューから[管理ツール]−[サービス]を選択してください。表示され るダイアログで、サービス名を右クリックして[停止]を選択すると、サービスを停止できます。停止 するサービスを次に示します。
• JP1_ITDM_Agent Control
• JP1_ITDM_Service
• JP1_ITDM_Web Container
2. リプレース元のコンピュータをネットワークから切断します。
3. リプレース先のコンピュータに、JP1/IT Desktop Management - Manager をインストールします。
4. JP1/IT Desktop Management - Manager を管理用サーバとしてセットアップします。
リプレース先のコンピュータで、Windows の[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−
[JP1_IT Desktop Management - Manager]−[ツール]−[セットアップ]から JP1/IT Desktop Management - Manager のセットアップを起動して、セットアップを実行してください。
5. ライセンスを登録します。
リプレース先のコンピュータにインストールした JP1/IT Desktop Management - Manager のログ イン画面で、[ライセンス]ボタンをクリックします。表示されるダイアログで[ライセンスを登録]
ボタンをクリックして、ライセンスを登録します。
6. エージェントの接続先を変更します。
リプレース先のコンピュータにインストールした JP1/IT Desktop Management - Manager にログ インし、エージェント設定の[エージェント基本動作]で、[基本設定]−[管理用サーバ]にリプレー ス先のコンピュータの IP アドレスまたはホスト名を設定します。
なお、この手順は、リプレースの前後で管理用サーバの IP アドレスまたはホスト名が変更になる場合 だけ必要です。
7. サイトサーバの接続先を変更します。
設定画面の[サーバ構成の管理]画面で、[管理用サーバ]の設定を移行後の管理用サーバに変更して ください。
8. 正しく運用できることを確認します。
リプレース先のコンピュータにインストールした JP1/IT Desktop Management - Manager で、エー ジェントが管理用サーバに接続されたかどうかを確認します。機器画面の[機器一覧]画面で、[最終 接続確認日]が更新されていることを確認してください。
なお、[最終接続確認日]はデフォルトでは表示されていません。表示するには、[機器一覧]画面の一 覧の項目(例:ホスト名)を右クリックして、[表示項目の選択]から表示されるダイアログで[最終 接続確認日]をチェックしてください。
[最終接続確認日]が更新されない場合、利用者のコンピュータで、Windows の[スタート]メニュー
−[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management - Agent]−[管理者ツール]−[セッ トアップ]からエージェントのセットアップを起動して、接続先にリプレース先の管理用サーバが設定 されているかどうか確認してください。
9. リプレース元のコンピュータで、JP1/IT Desktop Management - Manager をアンインストールし ます。
管理用サーバのリプレースが完了します。
ポイント
リプレース完了後にエージェントが管理用サーバに接続されたかどうかは、機器画面の[機器一 覧]画面で、[最終接続確認日]が更新されていることで確認できます。エージェントが接続され ない場合、利用者のコンピュータで、エージェントのセットアップから接続先が正しく設定されて いるかどうか確認してください。
移行手順に関する注意事項
注意事項
リプレース先のコンピュータの IP アドレスが、リプレース元のコンピュータから変更になる場合、
エージェントの接続先を変更するには、リプレース先の管理用サーバとエージェントの間で互いに 直接参照できるネットワーク構成が必要です。直接参照できるネットワークとは、ホスト名および IP アドレスで参照できる、相互に ICMP などで通信できるネットワークです。また、管理用サー バとエージェントが使用する TCP プロトコルのポートを通過できるようにしておく必要があります。
注意事項
管理用サーバがリプレース元のシステム構成を引き継ぐためには、管理対象の機器の IP アドレス がリプレースの前後で一致している必要があります。
例えば、管理用サーバのリプレース中に、設置場所の変更によって管理対象のコンピュータの IP アドレスが変更になる場合、そのコンピュータはリプレース先の管理用サーバには接続されませ ん。このようなときは、リプレース先の管理用サーバでインストールセットを作成し、そのコン ピュータにエージェントを導入し直してください。これによって、コンピュータが管理用サーバに 接続されるようになります。
注意事項
JP1/IT Desktop Management - Manager をアンインストールしないで、リプレース元の管理用 サーバをネットワークに接続した場合、リプレース先の管理用サーバで正しくエージェントを管理 できなくなります。
これは、リプレース元とリプレース先の管理用サーバが、それぞれエージェントに接続できてしま うためです。それぞれの管理用サーバから異なる指示があると、エージェントが管理者の意図しな い状態になることがあります。また、エージェントがリプレース元の管理用サーバに接続して通知 した情報は、リプレース先の管理用サーバには通知されないため、管理している情報に差異が発生 してしまいます。
関連リンク
• 1.2.2 JP1/IT Desktop Management - Manager をインストールする手順
• 2.4.3 マルチサーバ構成システムの管理用サーバをセットアップする手順
• 2.11.2 マルチサーバ構成システムのクラスタシステムを構築する流れ