エージェントを手動でインストールするためには、まずエージェントのインストールセットを作成します。
その後、インストールセットを利用してコンピュータにエージェントをインストールします。
インストールセットの作成方法については、「1.6.1 インストールセットを作成する手順」を参照してく ださい。
インストールセットを利用したエージェントのインストール方法は複数あります。インストール方法は、
インストールする際に重視するポイントによって異なります。各方法を確認して、ご使用の環境に合った インストール方法を決定してください。
利用者にインストールの作業だけをさせる場合
インストールセットを利用者が起動するように環境を準備しておくことで、利用者にセットアップの作 業をさせることなく、エージェントをインストールします。利用者にインストールの作業だけをさせる 方法を次に示します。
• 1.6.3 Web サーバでエージェントを公開する
• 1.6.4 ファイルサーバでエージェントを公開する
• 1.6.5 エージェントインストール用の媒体(CD-R や USB メモリ)を配布する
• 1.6.6 メールの添付ファイルでエージェントを配布する 利用者にインストールの作業自体をさせたくない場合
インストールセットをファイルサーバに格納します。その後、ドメインコントローラにログオンスクリ プトを登録しておくことで、利用者が Windows にログオンしたときに、自動的にエージェントがイ ンストールされます。利用者にインストールの作業自体をさせない方法を次に示します。
• 1.6.7 ログオンスクリプトを利用してエージェントをインストールする 利用者にコンピュータを配布する前にインストールしたい場合
利用者にコンピュータを配布する前に、配布するコンピュータのモデルとなるコンピュータに、インス トールセットを使ってエージェントをインストールします。次に、モデルとなるコンピュータのディス ク全体を、専用のツールやソフトウェアを使用して配布前のコンピュータにディスクコピーします。利 用者にコンピュータを配布する前にインストールする方法を次に示します。
• 1.6.8 ディスクコピーでエージェントをインストールする
これらのほかに、提供媒体を使用してエージェントを手動でインストールする方法もあります。この場合、
セットアップの作業も必要です。
1.6.1 インストールセットを作成する手順
組織内のコンピュータにエージェントをインストールして管理する場合、インストールセットを作成しま す。インストールセットは Web ポータルに公開して利用者にダウンロードしてもらったり、CD/DVD
に記録して配布したりします。利用者はインストールセットを自分のコンピュータで実行することで、簡 単にエージェントをインストールできます。
インストールセットを作成する手順を次に示します。
インストールセットを作成するには:
1. 画面上部の[実行]メニュー−[機器の管理を始めましょう]を選択します。
2. 表示されたダイアログで[次へ]ボタンをクリックします。
3.[機器にエージェントをインストールする方法]を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
4. コンピュータに適用したいエージェント設定を選択して、[作成]ボタンをクリックします。
インストールセットをダウンロードするダイアログが表示されます。デフォルトで表示されるファイル 名は「ITDMAgt.exe」です。
エージェント設定とは、各エージェントの動作を設定したものです。エージェント設定は、設定画面の
[エージェント]−[エージェント設定]画面で追加できます。
インストールフォルダを変更したり、一般権限のアカウントでもエージェントをインストールできるよ うに設定したい場合は、それぞれの項目をチェックして、情報を入力してください。
インストールフォルダを変更する
エージェントのインストール先を変更できます。
インストール先を変更したい場合はこの項目を有効にして、[インストールフォルダ]にエージェン トのインストール先を入力してください。
エージェントをインストールする際の、管理者権限を持つアカウントを設定する
エージェントをインストールするために、Administrator 権限を持つアカウント情報を設定するか どうかを選択できます。この設定は、OS が Windows 2000、Windows XP、および Windows Server 2003 のコンピュータにエージェントをインストールする場合に限り有効になります。
エージェントをインストールするためには、対象コンピュータの Administrator 権限が必要です。
この項目を有効にすると、Administrator 権限を持たない利用者がエージェントをインストールす るとき、設定したアカウントでインストールが実行されます。Administrator 権限は、エージェン トをインストールするときだけ使用されるため、権限を制限したい利用者のコンピュータにエージェ ントをインストールする場合に便利です。
インストールセットのダウンロードが開始されます。
ポイント
設定画面の[エージェント]−[エージェント設定]画面でも、インストールセットを作成できま す。コンピュータに適用したいエージェント設定の[インストールセットを作成]ボタンをクリッ クしてください。表示されるダイアログで情報を入力して[OK]ボタンをクリックすると、イン ストールセットのダウンロードが開始されます。
関連リンク
• 4.1.3 エージェント設定を追加する手順
• 1.6.2 エージェントをコンピュータに導入する方法
1.6.2 エージェントをコンピュータに導入する方法
インストールセットを作成したら、インストールセットを利用してエージェントをコンピュータに導入し ます。インストールセットの利用例を次に示します。
Web サーバでエージェントを公開する
Web サーバにインストールセットを格納して、組織内のサイトからダウンロードできるようにします。
コンピュータの利用者は、組織内のサイトからインストールセットをダウンロードしてエージェントを インストールします。
ファイルサーバでエージェントを公開する
ファイルサーバにインストールセットを格納して、ファイルサーバにアクセスしてダウンロードできる ようにします。コンピュータの利用者は、ファイルサーバからインストールセットをダウンロードして エージェントをインストールします。
エージェントインストール用の媒体を配布する
インストールセットを格納した媒体(CD-R や USB メモリ)を作成して、この媒体をコンピュータの 利用者に配布します。コンピュータの利用者は、受け取った媒体からエージェントをインストールしま す。
メールの添付ファイルでエージェントを配布する
インストールセットをメールに添付して、コンピュータの利用者に送信します。メールを受け取ったコ ンピュータの利用者は、添付されたファイルを実行してエージェントをインストールします。
ログオンスクリプトを利用してエージェントをインストールする
インストールセットを作成して、ドメインコントローラにインストールセットを実行するログオンスク リプト用のバッチファイルを格納します。コンピュータの利用者が OS にログオンしたときに、自動的 にエージェントがインストールされます。
ディスクコピーでエージェントをインストールする
モデルとなるコンピュータにエージェントをインストールします。このコンピュータのディスク全体を バックアップします。エージェントを導入するコンピュータにバックアップデータをリストアすること でエージェントがインストールされます。
関連リンク
• 1.6.3 Web サーバでエージェントを公開する
• 1.6.4 ファイルサーバでエージェントを公開する
• 1.6.5 エージェントインストール用の媒体(CD-R や USB メモリ)を配布する
• 1.6.6 メールの添付ファイルでエージェントを配布する
• 1.6.7 ログオンスクリプトを利用してエージェントをインストールする
• 1.6.8 ディスクコピーでエージェントをインストールする
1.6.3 Web サーバでエージェントを公開する
管理者は、作成したインストールセットを組織内の Web サーバに格納したあと、組織内のサイトからダ ウンロードできるようにして、利用者に公開します。
利用者はそのページにアクセスしてエージェントをインストールします。
ポイント
Web サーバに格納したファイルを直接ダウンロードできる URL を公開する方法もあります。
メリット
利用者にサイトの URL を一斉展開することで、多くのコンピュータに素早くエージェントをインス トールできます。また、Web システムを利用するので、アクセス制御しなくてもサーバ側にセキュリ ティ上の問題が発生しません。
デメリット
組織内に Web サーバを構築できる環境、および Web サーバにアクセスできる環境が必要です。
Web サーバからエージェントをインストールするイメージを、次の図に示します。