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20. 1 株当たり情報

21. 後発事象

(1) 以下の利益剰余金の処分は2010年3月期の連結財務諸表に反映されていませんが、2010年6月28日開催の株主総会で承認 可決されました。

百万円 千米ドル

期末配当金(1株当たり8円=0 . 09米ドル) ¥11,678 $125,570

(2) 2010年1月27日開催の臨時株主総会において、当社及び新日鉱ホールディングス株式会社が共同して株式移転により完全親 会社「JXホールディングス株式会社 」を設立することが承認可決されました。 

 2010年 4月1日付でJXホールディングス株式会社が設立され、当社は同社の完全子会社となりました。

名称 JXホールディングス株式会社

本店所在地 東京都千代田区大手町二丁目6番3号

代表者 代表取締役社長 高萩 光紀

資本金 100 , 000百万円

事業の内容 石油精製販売事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業を行う子会社及びグループ会社の経営 管理並びにこれに付帯する業務

株式移転比率 当社株式1株につきJXホールディングス株式1. 07株を、新日鉱ホールディングス株式1株につき JXホールディングス株式1. 00株を交付

株式移転の主な理由 両社グループの経営基盤を一層強固なものにするとともに、新たな経営理念の下で飛躍すること を目的として、両社グループの全面的な経営統合を行うため

株式移転日 2010年 4月1日

(3) 2010年5月26日開催の取締役会において、株式会社ジャパンエナジーとの吸収合併契約、及びJXホールディングス株式会社 との吸収分割契約の締結について決議し、同日付で契約を締結しました。

(a) 株式会社ジャパンエナジーとの吸収合併契約 

 当社が、兄弟会社である新日鉱ホールディングス株式会社の特定子会社かつ完全子会社である株式会社ジャパンエナジーと 合併することを約したものであり、その概要は以下のとおりです。

1)当該吸収合併の相手会社の概要

商号 株式会社ジャパンエナジー

本店所在地 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号

代表者 代表取締役社長 松下 功夫

資本金 48 , 000百万円(2010年3月31日現在)

純資産額 219, 855百万円(2010年3月31日現在)

総資産額 922 , 325百万円(2010年3月31日現在)

売上高 2 ,113 , 450百万円(2010年3月期)

当期純利益 11, 217百万円(2010年3月期)

事業内容 石油製品の精製・販売

2) 吸収合併の目的 

 当社及び新日鉱ホールディングス株式会社の経営統合にあたり、JXグループの石油精製販売事業を集約し、JXグループにおい て中核事業会社の1つとなる石油精製販売事業子会社を設立すること。

3) 吸収合併の方法等 

  吸収合併の方法 

当社を存続会社、株式会社ジャパンエナジーを消滅会社とする吸収合併です。

    合併期日(効力発生日) 

2010年7月1日     株式の割当 

当社は、本吸収合併に際して当社の普通株式4億1,180万株を新たに発行し、これを効力発生日前日の株式会社ジャパンエナ ジーの最終の株主である新日鉱ホールディングス株式会社に対して割当交付します。

    合併承認株主総会 

当社及び株式会社ジャパンエナジーは、それぞれ株主総会において当該吸収合併契約の承認を得ました。

4) 会計処理の方法 

 本吸収合併に関しては、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計 基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号)に基づき、「共通支配下の取引等」の会計処理を適用することとなり ます。

5)当該吸収合併後の吸収合併存続会社となる会社の概要

商号 JX日鉱日石エネルギー株式会社(2010年7月1日に新日本石油株式会社から商号変更予定)

本店所在地 東京都千代田区大手町二丁目6番3号(2010年7月1日に移転予定)

代表者 代表取締役社長 木村 康(2010年7月1日に就任予定)

事業内容 石油製品の精製・販売、ガスの輸入・販売、電力の発電・販売

(b) JXホールディングス株式会社との吸収分割契約 

 当社が行っている子会社管理等の経営管理事業に関して有する権利義務を、吸収分割により、当社の完全親会社である JXホールディングス株式会社へ承継させることを約したものであり、その概要は以下のとおりです。

1)当該吸収分割の相手会社の概要

商号 JXホールディングス株式会社

本店所在地 東京都千代田区大手町二丁目6番3号

代表者 代表取締役社長 高萩 光紀

資本金 100 , 000百万円(2010年 4月1日現在)

純資産 1,171, 301百万円(2010年 4月1日現在)

総資産 1,171, 301百万円(2010年 4月1日現在)

事業内容 石油精製販売事業、石油開発事業、金属事業を行う子会社及びグループ会社の経営管理並びに これに付帯する業務

2)当該吸収分割の目的

 当社及び新日鉱ホールディングス株式会社の経営統合にあたり、当社が保有する資産及び負債のうち、子会社管理等の経営管理 事業に関するものについて、統合持株会社であるJXホールディングス株式会社に承継すること。

和文版アニュアルレポートの位置付けについて

 当社は、海外読者の便宜のために当社の事業概況及び連結財務諸表を含む財務内容を中心としたアニュアルレポートを英文で作 成いたしましたが、アニュアルレポートの開示上の公平性及び充実化の観点から、英文アニュアルレポートを和訳した和文アニュアル レポートを作成いたしました。

 英文アニュアルレポートと和文アニュアルレポートとで、内容上の重要な相違が生じないように配慮して作成していますが、和文ア ニュアルレポート所収の連結財務諸表については、監査済英文連結財務諸表の和訳を掲載しており、和訳された連結財務諸表自体 は新日本有限責任監査法人の監査の対象となっていません。

3) 当該吸収分割の方法等 

  吸収分割の方法 

当社を分割会社とし、JXホールディングス株式会社を承継会社とする吸収分割です。

    分割期日(効力発生日) 

2010年7月1日     株式の割当 

JXホールディングス株式会社は当社の発行済株式の全てを所有しているため、当社に対する株式等の割当及び交付は行いま せん。

    簡易分割・略式分割 

当社は、会社法第 784条第1項の規定により、当該吸収分割契約につき、当社の株主総会の承認を得ることなく分割を行いま す。また、JXホールディングス株式会社は、会社法第 796条第3項の規定により、当該吸収分割契約につき、同社の株主総会 の承認を得ることなく分割を行います。

4)会計処理の方法

 本吸収分割に関しては、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基 準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号)に基づき、「共通支配下の取引等」の会計処理を適用することとなります。

5)当該吸収分割後の吸収分割承継会社となる会社の概要

商号 JXホールディングス株式会社

本店所在地 東京都千代田区大手町二丁目6番3号

代表者 代表取締役社長 高萩 光紀

事業内容 石油精製販売事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業を行う子会社及びグループ会社の経営 管理並びにこれに付帯する業務

全般  

2010年3月期の連結業績は、売上高は前期比20. 5%減の3兆 2, 337億 円、経常 損 益は、前 期の674億 円の 損 失に対して 740億円の利益、当期純損益は前期の408億円の損失に対し て298億円の利益となりました。なお、たな卸資産評価の影響 を除いた経常利益相当額は、前期の921億円と比較して69. 5%

減の281億円となりました。

石油(ジャパンエナジーグループ)  

燃料油の国内販売量は、景気低迷に伴う石油製品需要の減退 により、前期に比べ減少しました。製品価格は、原油価格の下 落並びに石油製品の需給環境悪化を背景に下落しました。ベン ゼン、パラキシレンなどのアロマ製品(芳香族系炭化水素)をは じめとする石油化学製品は、販売量は増加しましたが、価格は 下落しました。LPガスは、合弁会社化の影響により、販売量は 増加しましたが、価格は下落しました。潤滑油は、販売量は増 加しましたが、価格は下落しました。

 こうした状況のもと、石油事業の売上高は前期比22 . 4%減 の2兆4 ,177億円となり、経常損益は、燃料油のマージン悪化 はあったものの、エネルギーコストの減少に加え、前年の原油 価格下落に伴うたな卸資産評価の影響による売上原価上昇の 解消等により、前期の1, 052億円の損失に対して262億円の 利益となりました。

金属(日鉱金属グループ)  

銅の市況は、世界経済の悪化により期前半は低迷しましたが、

需要の回復、投機資金の流入などによりLME(ロンドン金属取 引所)価格は、期初のポンド当たり180セントから期末には355 セントまで上昇しました。期平均では、前期の266セントに対し 277セントとなりました。

 銅事業については、電気銅の販売量は国内需要が低調に推 移したことを反映し、前期に比べ減少しました。銅の国際相場 は前期に比べ上昇しましたが、円建て価格は円高の影響により 期平均で前期を下回りました。銅鉱石の買鉱条件や硫酸販売 価格は、低水準で推移しました。環境リサイクル事業について は、厳しい事業環境が継続しました。

 電材加工事業については、銅箔(電解銅箔、圧延銅箔)、薄 膜材料(半導体用ターゲット等)、精密圧延製品(りん青銅、コ ルソン合金等)及び 精密加工製品(金めっき等)の販売量は、

最終製品需要の回復を反映し、一部の製品を除いて前期を超 える水準となりました。特に、FPD(フラットパネルディスプレ イ)用ターゲットについては、中国、欧米市場等における液晶テ レビの需要好調を背景に大幅に増加しました。製品価格につい ては、FPD用ターゲットは原料インジウム価格を反映して下落 し、その他の製品は総体として販売構成の変化を主因に前期を 下回りました。

 こうした状況のもと、金属事業の売上高は前期比13 . 5%減 の7, 807億円、経常利益は為替の円高及び硫酸、電材加工製 品のマージン減少はあったものの、当期における銅価の回復と、

たな卸資産評価の影響に伴う売上原価の改善を主因に前期比 66 . 4%増の474億円となりました。

1. 経営成績に関する分析

経営成績と財政状態のレビューおよび分析

新日鉱ホールディングス株式会社及び連結子会社

50,000

0 10,000 20,000 30,000 40,000

10 09 08 07 06

2,400

-1,600 -800 0 800 1,600

10 09 08 07 06

1,500

-500 0 500 1,000

10 09 08 07 06 32,337

298 740

売上高

(億円)

3月期

経常損益

(億円)

3月期

■■ 経常利益(たな卸資産評価影響除き)

■■ たな卸資産評価影響

当期純損益

(億円)

3月期