第3章 災害応急対策計画
第4節 ヘリコプターによる災害応急対策計画
1 目的
大規模災害時においては、道路の損壊、建物や電柱の損壊により道路の通行が困難あ るいは、孤立集落が生じることが予想されることから、県及び広島市は、ヘリコプター の特性を十分活用でき、かつ、その必要性が認められる場合において、ヘリコプターを 積極的に活用した災害応急対策活動等を行う。
2 活動体制
県内の防災関係機関が所有するヘリコプターとしては、県の防災ヘリコプター、広島 市の消防ヘリコプターのほか、県警察及び海上保安庁のヘリコプターがある。
また、大規模災害時には他の都道府県及び消防機関の消防・防災ヘリコプターによる 応援を受けるものとする。
さらに、災害派遣要請により自衛隊のヘリコプターの支援を受けることができる。
これらのヘリコプターを有効に活用するために、関係機関は連携して、ヘリコプター による応急対策活動が実施できるよう体制整備に努める。
3 活動内容
防災関係機関のヘリコプターについては、その特性を十分活用し、次の各号に掲げる 活動を行う。
(1) 被災状況等の偵察、情報収集活動 (2) 救急・救助活動
(3) 救援隊・医師等の人員搬送 (4) 救援物資・資機材等の搬送 (5) 林野火災における空中消火
(6) その他特にヘリコプターの活用が有効と認められる活動 4 活動拠点の確保
県及び市は、ヘリコプターによる災害応急対策活動を円滑に行うため、次の各号に掲 げる項目を実施する。
(1) 関係機関と連携して災害拠点病院や防災活動の拠点となるその他の重要な施設に緊 急輸送へリポートを計画的に整備する。
(2) 緊急時に着陸できる臨時へリポートの適地を把握し、市においては離着陸時の安全 性を確保するための支援を行う。
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- 88 - 5 支援要請
(1) 県及び広島市に対するヘリコプターの支援又は応援要請は次の図による。
(④要請書FAX)
(④要請書FAX)
県防災航空センター (⑤出動の連絡)
(③要請の連絡) (⑤出動の報告)
市 消防本部
(①出動要請)
広島市消防局 通信指令室
(②出動ヘリ決定)
県危機管理監
(③要請及び出動ヘリの連絡)
(③出動ヘリ回答)
(④要請書FAX)
(⑤出動の報告)
(③要請の指令)
広島市消防航空隊
(④要請書FAX)
(2) 県及び広島市は、市又は消防本部から出動要請を受けた場合、公共性、緊急性、非 代替性を勘案し、ヘリコプターによる支援又は応援の有効性及び必要性が認められる 場合に支援又は応援を行う。
6 臨時ヘリポートの設定 (1) 臨時ヘリポートの設定基準
臨時ヘリポートの設定基準(地積)は次のとおりである。
区分 自衛隊ヘリコプター 設定基準(地積)
小型
中型
14°
20m 40m
20m
14°
40m
250m 250m
着陸帯
陸上自衛隊 OH-6 着陸点
陸上自衛隊 UH-1H
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- 89 - 区分 消防・防災ヘリコプター
警察、海上保安庁ヘリコプター 設定基準(地積)
中型
広島県防災航空隊 アグスタAW139
広島市消防航空隊 AS365N3
広島県警察航空隊 A109E
海上保安庁広島航空基地 アグスタAW139 大型
(2) 臨時へリポートの準備
災害派遣要請をした関係機関は、次の事項に留意して受入れ体制に万全を期すこと。
ア 離着陸時の風圧により巻き上げられる危険性のあるものを撤去し、砂じんの舞い
陸上自衛隊 CH-47
海上自衛隊 UH-60
海上自衛隊 MH-53E
着陸帯
着陸点 20m 40m
20m
40m
14° 14°
250m 250m
着陸帯
着陸点 35m 100m
35m
100m 14° 14°
250m 250m
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上がるおそれがあるときは、充分に散水しておく。
また、積雪時は除雪又は圧雪しておく。
イ 離着陸時は、安全確保のために関係者以外の者を接近させないようにする。
ウ 臨時ヘリポートにおける指揮所、物資集積所等の配置については、地理的条件に 応じた機能的配置を考慮するとともに、事前に派遣部隊等と調整すること。
エ 風向風速を上空から確認判断できるように、臨時へリポート近くに吹き流し又は 旗をたてる。
これが準備できない場合でも航空機の進入方向を示す発煙筒を焚く。
オ 着陸地点には次図を標準とした H を表示する。
斜線内は通常白色(石灰)
積雪時は赤色とする。
カ 物資を空輸する場合は、物資計量のための計量器を準備する。
キ 臨時へリポートの使用に当たっては、災害対策本部(危機管理監)及び施設等管 理者に連絡すること。
(3) 臨時へリポートを選定する際は、避難場所との競合を避けることとする。
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