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事例検討研修 ~医療的ケアが必要なケースの地域支援連携について~ アンケート結果

別紙 2 しぇあーど 2 階

Ⅴ ブレインストーミング研修

【目的】

健常者、障がい者区別なく利用できるバ リアフリーペンションに宿泊し、利用されて いる方々の実際や配慮について学ぶとと もに、支援が必要なかたの社会参加を始 め、「あたりまえの生活(暮らし)」について、

あらためて考える機会とする。

開催状況

日時:平成 28 年 4 月 23 日(土)~ 24 日(日)

参加者: 10 名(研究会メンバー)

場所: 那須高原いろり宿 木の香 [ 住 所 ] 〒325-0303

栃木県那須郡那須町高久乙3374-145

[電 話] 0287-76-7333

[ オーナー ] 伊藤 友久 様 ・ 康子 様

研修内容

〇バリアフリーペンションに宿泊し、館内の設備 の見学や、オーナー夫妻から利用客の実際や 配慮について話を伺う。

〇ブレインストーミング

『あたりまえの生活(暮らし)ってなに?』を

テーマにワールドカフェ形式でメンバー内で話し

合う。

いろり宿 木の香 について

障がいを持つ親しい友人から、「国内には障 がい者に配慮した宿がまだまだ少ない」という 話を聞き、また、「セカンドライフとして誰かの ためにできることをやってみたい」という想い から、オーナーの伊藤ご夫妻が、2004年

(平成 16 年)に、

「いろり宿 木の香」

を OPEN

館内の様子 健常者・障がい者区別なく誰でも快適に 宿泊できるバリアフリー構造。

きめ細やかな対応ができるよう 客室は5部屋としている。

廊下の幅は150㎝

両側に手すりが設置されている。

車いすが360度回転可能であり、

車いす同士ですれ違うこともできる。

全室に専用の露天風呂があるばか りか、別にある貸し切り露天風呂は バリアフリー対応で、ミストシャワーも 設置されている

癒しの空間…

地元の食材にこだわり、オーナー ご夫妻がていねいに作り上げた、

目で楽しめて体に優しい朝食

伊藤オーナー ご夫妻の想い

バリアフリーペンションを始めようとしたきっかけは、自 分たち自身の将来を考え、高齢になっても住める環境、

自然に囲まれた場所で第二の人生を送りたい。どうせ やるなら「人の役にたちたい」と思った。

本人が本当に『介助』を必要としているか?手伝う ことで、かえって体の不自由さを実感してしまわな いか?と感じ、求められた時以外は手を出さないよ うにしている。

健常者・障がい者関係なく、宿泊者同士で語り合い、

くつろげる環境であることを常に意識している。

ブレインストーミング

「あたりまえの生活(暮らし)ってなんだろう」

私たちが生きる中での三大欲求「寝る」「食べる」「社会 の一員である自分」それができて「あたりまえ」なのか?

できない人は「特別」?「特に別」?

「特別」がキーワード

特別・・・それが障がいをもつ人との壁になっているの かもしれない・・・。

毎日あたりまえに繰り返されることって、決してあたりま えのことではなく、「奇跡」の連続なのではないだろうか。

人の「あたりまえ」は本人にしかわからないこと。私たち

支援者は本人主体と言いながらも、実は自分のあたりま

えの価値観で支援してしまってはいないだろうか?

ブレインストーミング

「あたりまえの生活(暮らし)

ってなんだろう」

ブレインストーミング参加者の感想

• 介護の世界では定時誘導とか、食事の時間が決まっ ているとか、ペースト食を混ぜて口に入れるとかそん なことがあり得るが、これはあたりまえではない。

• 「あたりまえ」は人それぞれ。家族でも異なる。同じ人 でもその時の気分によって違う。「私のことは私に聞い て(聴いて)!」なんだと思った。

• 利用者本位の支援を心がけてきたつもりだったが、意 外とずれていること気付いた。

• 「本人が考えるあたりまえの暮らし、本人が望むあた

りまえの暮らしってなんだろう」ということに立ち戻るこ

とを忘れずにいたい。

今を生きる子どもの「あたりまえの生活(暮らし)」

• 食べて、うんちすること。

• 生まれて生きて死んでいくこと。生きるためには食べ ることと仲間が必要。仲間は家から外に出ないと作れ ない。

• おいしいものが食べられて、安心して遊んだり、眠れ る場所があること、好きなものを買ったり、食べたりする こと。成長すること。

• みんなと一緒に過ごせるのがあたりまえの学校。学校 に行けば友達がいる。外に出ないと出会いは無い。

• 一人で何不自由なく物事を判断して、こなせること。

• 自分の学びたいことを自由に学べる社会。

• 自分のことは自分で決めてやりたい。

ブレインストーミング研修まとめ

「あたりまえの生活(暮らし)」について考えることにより、

支援者として持つべき視点や姿勢を共有し、深め合うこ とができた。

「あたりまえ」はその人の育ってきた環境や関わってき た人、価値観などでそれぞれ違っている。

私たちは支援をおこなう上で、想いを丁寧に聴き、その 人にとっての「あたりまえ」を教えてもらう必要がある。

今回、木の香さんを研修の場として使わせていただくこ とにより、人の心のバリアフリーについてさらに考えを深 める研修となった。

オーナー夫妻に心から感謝申し上げるとともに長く宿を

運営してくださることを願う。

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