• 検索結果がありません。

フローの推計

ドキュメント内 MRI標準テンプレート (ページ 188-200)

3. 使用済み家電の流通フローに係る調査

3.4 フローの推計

3.4.1 フロー推計に用いたデータ

使用済家電の流通フローの推計にあたり、本調査において新たに作成したデータを以下 に示す。

(1) 消費者からの排出先割合

消費者へのアンケートの結果から、消費者からの排出先割合を算出した。

1)算出方法

① 回答内容の正誤確認及び補正

消費者へのアンケートの結果から、排出先割合を算出するにあたり、消費者が 事実誤認 なく引渡し先を回答しているかを確認するため、引渡先として「廃品回収業者(トラック等 で市中を巡回しながら不用品の回収を行っている業者)に引渡し」「無料回収所(空き地など で期間限定で開催されているもの)に出した」「中古品販売店・リサイクルショップに引渡 し」を選択した回答者に対して、2 つの補足質問による回答の正誤確認及び補正を行った。

a) 引渡先の業者の製品販売状況に関する補足質問による回答の正誤確認及び補正

引渡先として「廃品回収業者(トラック等で市中を巡回しながら不用品の回収を行ってい

る業 者)に引 渡 し」「 無 料回 収 所(空 き 地 など で 期間 限 定 で開 催 され て いる も の)に 出 し た」

「中古品販売店・リサイクルショップに引渡し」を選択した回答者に対して、引渡先の業 者の製品販売状況に関する補足質問を行った。その回答結果に対して補正対象者及び補正 方法を定め、該当する回答者について引渡先の回答内容を補正した。

表 3-50 回答内容の補正方法

補足質問の回答結果 補正対象者 補正方法

「 新 品 の み を 販 売 し ているようである」

当初の回答で「廃品回収業者(トラック等で 市中を巡回しながら不用品の回収を行って いる業者)に引 渡し 」、「 無料回収所(空 き地 な ど で 期 間 限 定 で 開 催 さ れ て い る も の)に 出した」、「中古品販売店・リサイクルショ ップに引渡し」を選択していた回答者

引渡先を「地域小売店 に引渡し」に補正

「 中 古 品 の み を 販 売 しているようである」

当初の回答で「廃品回収業者(トラック等で 市中を巡回しながら不用品の回収を行って いる業者)に引 渡し 」、「 無料回収所(空 き地 な ど で 期 間 限 定 で 開 催 さ れ て い る も の)に 出した」を選択していた回答者

引渡先を「中古品販売 店・リサイクルショッ プに引渡し」に補正

「 新 品 と 中 古 品 の 両 方 を 販 売 し て い る よ うである」

「 製 品 の 販 売 は 行 な っ て い な い よ う で あ る」

当初の回答で「中古品販売店・リサイクル ショップに引渡し」を選択していた回答者

引渡先を「廃品回収業 者(トラ ック等で 市中 を 巡 回 し な が ら 不 用 品 の 回 収 を 行 っ て い

る業者)に引渡し 」に

補正

「わからない」

186

b) 引渡先業者の名称に関する補足質問による回答の正誤確認及び補正

「a.引渡先の行者の製品販売状況に関する補足質問による回答の正誤確認及び補正」に よって回答を補正した上で、引渡先行者の名称に関する補足質問への回答状況を確認した。

その結果、明らかに矛盾する回答内容が見つかった場合について、記述内容を優先し、引 渡先の回答内容を補正した。

② フローにおける区分への回答結果の対応

消費者へのアンケートにおける排出先に関する回答は、下表の通り、フローにおける区 分に対応させた。

表 3-51 アンケートにおける排出先に関する回答とフローにおける区分の対応 アンケートにおける排出先に関する回答 フローにおける区分 指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼 製造業者等による再商品化

大手量販店に引渡し 小売業者による引取

地域小売店に引渡し

百貨店・デパート・ホームセンターに引渡し 通信販売業者への引渡し

引越し業者に引渡し 引越業者による引取

フリーマーケット・バザーに出した フリーマーケット・知人譲渡などC to C 友人・知人に譲渡または売却

ネットオークションに出した 消費者からのネットオークション

中古品販売店・リサイクルショップに引渡し リユースショップによる引取 廃 品 回 収 業 者 ( ト ラ ッ ク 等 で 市 中 を 巡 回 し な が ら 不 要 品 の

回収を行っている業者)に引渡し

不用品回収業者による引取

無料回収所(空き地などで期間限定で開催されているもの)

に出した

無料回収場所による引取

引っ越した際にそのまま放置した 建設解体事業者による引取

自 治 体 に 引 渡 ( 家 庭 ( 粗 大 ) ご み と し て ご み 集 積 場 所 に 出 した)

地方公共団体による引取

③ 退蔵に該当する部分の算出

今回の分析では、退蔵を「1年位上使用されていない」と定義した。

退蔵されていた製品のうち、平成23年4月~平成24 年3月の間に排出された機器につ いて、退蔵後の機器における消費者からの排出先割合を算出した。

2)算出結果

消費者へのアンケートの結果について、1)で記した方法により回答を補正し、排出先割 合を算出した。全ての排出物における消費者からの排出先割合と、退蔵品における消費者 からの排出先割合をそれぞれ算出した。算出結果は以下の通り。

① 全ての機器における排出先割合

全ての機器における消費者からの排出先割合の算出結果は下表の通り。

187

表 3-52 全ての機器における消費者からの排出先割合

エアコン ブラウン管式 テレビ

液晶・プラズマ

式テレビ 冷蔵庫・冷凍庫 洗濯機・衣類乾 燥機 製 造 業 者 等 に よ る 再

商品化 2.6% 6.6% 4.5% 2.6% 2.8%

小売業者による引取 55.4% 52.6% 51.8% 66.6% 64.2%

引越業者による引取 5.5% 3.0% 1.8% 5.5% 4.3%

フリーマーケット・知

人譲渡などC to C 9.4% 3.9% 18.1% 9.8% 10.1%

消 費 者 か ら の ネ ッ ト

オークション 0.0% 0.3% 2.0% 0.4% 0.2%

リ ユ ー ス シ ョ ッ プ に

よる引取 4.9% 4.2% 9.1% 7.1% 6.4%

不 用 品 回 収 業 者 に よ

る引取 10.2% 17.0% 8.0% 4.5% 6.9%

無 料 回 収 場 所 に よ る

引取 2.9% 11.7% 4.2% 1.8% 3.9%

建 設 解 体 事 業 者 に よ

る引取 9.0% 0.3% 0.4% 1.2% 1.1%

地 方 公 共 団 体 に よ

る引取 0.1% 0.3% 0.1% 0.4% 0.2%

合計 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

188

② 退蔵後の機器における消費者からの排出先割合

退蔵後の機器における消費者からの排出先割合の算出結果は下表の通り。

表 3-53 退蔵後の機器における消費者からの排出先割合

エアコン ブラウン管式 テレビ

液晶・プラズマ

式テレビ 冷蔵庫・冷凍庫 洗濯機・衣類乾 燥機 製 造 業 者 等 に よ る 再

商品化 2.6% 4.3% 0.0% 10.5% 0.0%

小売業者による引取 35.5% 37.9% 44.4% 15.7% 29.9%

引越業者による引取 5.3% 2.2% 0.0% 10.5% 5.0%

フリーマーケット・知

人譲渡などC to C 17.1% 3.3% 0.0% 15.7% 20.0%

消 費 者 か ら の ネ ッ ト

オークション 0.0% 0.0% 11.1% 0.0% 0.0%

リ ユ ー ス シ ョ ッ プ に

よる引取 2.6% 5.4% 5.6% 15.7% 10.0%

不 用 品 回 収 業 者 に よ

る引取 21.0% 32.5% 22.2% 26.2% 24.9%

無 料 回 収 場 所 に よ る

引取 2.6% 14.1% 16.7% 5.2% 10.0%

建 設 解 体 事 業 者 に よ

る引取 13.1% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

地 方 公 共 団 体 に よ

る引取 0.1% 0.3% 0.0% 0.4% 0.2%

合計 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

(2) 不用品回収業者・無料回収場所から国内リユースへの排出割合

昨年度及び今年度のヒアリングの結果、不用品回収業者が引取った使用済み製品のうち、

国内リユースされる製品は主として製造から 5~6年以内の製品であると推察される。この ため、国内不用品回収業者・無料回収場所から国内リユースに排出される製品の割合は、

使用済家電4品目の経過年数等調査報告書(平成 24年 3月, みずほ情報総研株式会社)によ る 2006年~2011年に製造された製品台数をもとに以下の通り算出した。

表 3-54 不用品回収業者・無料回収場所から国内リユースへの排出割合 エアコン ブラウン管式

テレビ

液晶・プラズマ 式テレビ

冷蔵庫・

冷凍庫

洗濯機・

衣類乾燥機 不用品回収業者・無料

回収場所から国内リユ ースに排出される割合

2.9% 0.6% 38.6% 3.6% 11.6%

189 (3) 貿易統計

中古家電の日本からの輸出量は、財務省貿易統計に基づき、下表の通りに整理した。

表 3-55 中古家電の輸出量 エアコン ブラウン管式

テレビ

液晶・プラズマ

式テレビ 冷蔵庫・冷凍庫 洗濯機・

衣類乾燥機 2011 年度

輸出台数 25,995台 2,716,103台 147,433台 44,390台 4,179台 出典:財務省 貿易統計

※HSコード

品目 貿易統計の品目 HSコード

エアコン エアコンディショナー(動力駆動式 フ ァ ン 並 び に 温 度 及 び 湿 度 を 変 化 さ せ る 機 構 を 有 す る も の に 限 る も のとし、湿度のみを単独で調節する ことができないものを含む。)

窓又は壁に取り 付けるもの (一 体構造のもの又 はスプリッ トシ ステムのものに限る。)-その他 のもの

8415.10-900

ブ ラ ウ ン 管 式 テレビ

テレビジョン受像機器(ラジオ放送 用 受 信 機 又 は 音 声 若 し く は ビ デ オ の 記 録 用 若 し く は 再 生 用 の 装 置 を 自蔵するかしないかを問わない。)

その他のもの( カラーのも のに 限る。)-その他のもの

8528.72-990

その他のもの( モノクロー ムの ものに限る。)-その他のもの

8528.73-900

液晶・プラズマ 式テレビ

テレビジョン受像機器(ラジオ放送 用 受 信 機 又 は 音 声 若 し く は ビ デ オ の 記 録 用 若 し く は 再 生 用 の 装 置 を 自蔵するかしないかを問わない。)

その他のもの( カラーのも のに 限る。)-液晶式のもの-その他 のもの

8528.72-190

その他のもの( カラーのも のに 限る。)-プラズマ式のもの-そ の他のもの

8528.72-290

冷蔵庫・冷凍庫 冷蔵庫、冷凍庫その他の冷蔵用又は 冷凍用の機器(電気式であるかない か を 問 わ な い 。) 及 び ヒ ー ト ポ ン プ

(第 84.15 項のエアコンディショナ

ーを除く。)

冷凍冷蔵庫(そ れぞれ独立 した 外部扉を有するものに限る。)-

その他のもの

8418.10-900

家庭用冷蔵庫- 圧縮式のも の-

その他のもの

8418.21-900

家庭用冷蔵庫-その他のもの 8418.29-900 洗濯機・衣類乾

燥機

家庭用又は営業用の洗濯機(脱水機 兼用のものを含む。)

全自動のもの-その他のもの 8450.11-900 その他のもの( 遠心式脱水 機を

自蔵するものに限る。)-その他 のもの

8450.12-900

その他のもの-その他のもの 8450.19-900

190 3.4.2 フローの推計結果

次ページ以降にフロー推計結果を4品目合計及び品目別にて示す。フロー推計結果の解 釈は以下の通り。

・ 家電エコポイント制度の対象期間であった平成22 年度の調査結果に比べ、家 庭・事業所からの総排出台数の総数及び小売業者による引取台数が大きく減 少している。一方で、リユースショップ等による家庭・事業所からの引取台 数は維持される結果となっており、リユースショップへの家庭・事業所から 排出台数は相対的に増えているということが窺える。

・ 家庭・事業所からの総排出台数や製造業者による再商品化台数が大きく減少 している中、海外リユースや海外スクラップとしての輸出台数や、国内スク ラップとしての取引台数はいずれも増加している。

・ 家庭・事業所からの排出台数は、小売業者(1,752 万台)、回収業者(不用品 回収業者、無料回収場所)(641万台)、フリーマーケット・知人譲渡(211 万 台)、リユースショップ(198万台)の順に多い。

・ 小売業者に引き取られた使用済家電 4 品目のうち約 98.5%が製造業者等によ り再商品化されており、その他のルート由来のものも合計すると 1,957万台が 製造業者により再商品化されている。これは家庭・事業所からの排出の約 6 割にあたるが、前回調査の約7割に比較すると減少している。

ドキュメント内 MRI標準テンプレート (ページ 188-200)

関連したドキュメント