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ファイバーチャネルデバイスの使用

RHEL 8 は、以下のネイティブファイバーチャネルドライバーを提供します。

lpfc qla2xxx zfcp

8.1. ファイバーチャネル論理ユニットのサイズ変更

システム管理者は、ファイバーチャネルの論理ユニットのサイズを変更できます。

手順 手順

1. multipath 論理ユニットのパスのデバイスを確認するには、次のコマンドを実行します。

multipath -ll

2. マルチパス機能を使用するシステムでファイバーチャネル論理ユニットを再スキャンするに は、次のコマンドを実行します。

$ echo 1 > /sys/block/sdX/device/rescan

関連情報 関連情報

man ページの multipath

8.2. ファイバーチャネルでデバイスのリンク切れ動作の特定

ドライバーがトランスポートの dev_loss_tmo コールバックを実装している場合、トランスポートの問 題が検出されるとリンクを経由したデバイスへのアクセス試行がブロックされます。

手順 手順

リモートポートの状態を判断します。

$ cat /sys/class/fc_remote_port/rport-host:bus:remote-port/port_state このコマンドは、以下のいずれかの出力を返します。

リモートポートからアクセスしたデバイスとともにリモートポートがブロックされると Blocked となります。

リモートポートが正常に動作しているときには Online となります

dev_loss_tmo 秒以内に問題が解決されない場合は、rport およびデバイスのブロックが解除さ れます。そのデバイスで実行しているすべての I/O は、そのデバイスに送信された新しい I/O とともにすべて失敗します。

リンクの損失が dev_loss_tmo を超えると、scsi_device デバイスおよび sdN デバイスが削除されま す。通常、ファイバーチャネルクラスはデバイスをそのままの状態にします。つまり /dev/sdx は

/dev/sdx のままになります。これは、ターゲットバインディングがファイバーチャネルドライバーに よって保存され、ターゲットポートが戻されると、SCSI アドレスは同様に再作成されます。ただし、

これは保証されません。LUN のストレージ内ボックス設定に追加の変更がない場合に限り、sdx が復 元されます。

関連情報 関連情報

man ページの multipath.conf

multipath を使用すると、デバイスのリンク切れの動作を変更できます。詳細は、以下のナ

レッジベースアーティクルを参照してください。

How to set dev_loss_tmo and fast_io_fail_tmo persistently, using a udev rule

Recommended tuning at scsi,multipath and at application layer while configuring Oracle RAC cluster

8.3. ファイバーチャンネル設定ファイル

以下は、ユーザー空間 API をファイバーチャネルに提供する /sys/class/ ディレクトリーの設定ファイ ルの一覧です。

項目は以下の変数を使用します。

H

ホスト番号 B

バス番号 T

ターゲット L

論理ユニット (LUN) -R

リモートポート番号

重要 重要

マルチパスソフトウェアを使用している場合は、このセクションに記載される値のいず れかを変更する前に、ハードウェアベンダーにお問い合わせになることが推奨されま す。

/sys/class/fc_transport/targetH:B:T/ のトランスポート設定のトランスポート設定 port_id

24 ビットのポート ID/アドレス node_name

64 ビットのノード名 port_name

64 ビットのポート名

/sys/class/fc_remote_ports/rport-H:B-R/ のリモートポート設定のリモートポート設定

/sys/class/fc_remote_ports/rport-H:B-R/ のリモートポート設定のリモートポート設定 port_id

node_name port_name dev_loss_tmo

scsi デバイスがシステムから削除されるタイミングを制御します。dev_loss_tmo がトリガー

されると、scsi デバイスが削除されます。multipath.conf ファイルでは、dev_loss_tmo infinity に設定できます。

Red Hat Enterprise Linux 8 では、fast_io_fail_tmo オプションを設定しない

と、dev_loss_tmo は 600 秒に制限されます。デフォルトでは、multipathd サービスが実行し ている場合は、Red Hat Enterprise Linux 8 で fast_io_fail_tmo が 5 秒に設定されています。そ れ以外の場合は off に設定されます。

fast_io_fail_tmo

リンクに「bad」のマークが付くまでの待機秒数を指定します。リンクに「bad」のマークが付 けられると、対応するパス上の既存の実行中の I/O または新しい I/O が失敗します。

I/O がブロックされたキューに存在する場合は、dev_loss_tmo の期限が切れ、キューのブ ロックが解除されるまでエラーを起こしません。

fast_io_fail_tmo を off 以外の値に設定すると、dev_loss_tmo は取得されませ

ん。fast_io_fail_tmo を off に設定すると、システムからデバイスが削除されるまで I/O は失 敗します。fast_io_fail_tmo に数値を設定すると、fast_io_fail_tmo タイムアウトが発生する

とすぐに I/O が失敗します。

/sys/class/fc_host/hostH/ のホスト設定のホスト設定 port_id

node_name port_name issue_lip

リモートポートを再検出するようにドライバーに指示します。

8.4. DM MULTIPATH がデバイスタイムアウトの上書き

recovery_tmo sysfs オプションは、特定の iSCSI デバイスのタイムアウトを制御します。次のオプ ションは、システム全体の recovery_tmo 値を上書きします。

replacement_timeout 設定オプションは、システム全体で全 iSCSI デバイスの recovery_tmo 値を上書きします。

DM Multipath が管理するすべての iSCSI デバイスで、DM Multipath の fast_io_fail_tmo オプ ションは、システム全体の recovery_tmo 値を上書きします。

DM Multipath の fast_io_fail_tmo オプションは、ファイバーチャネルデバイスの fast_io_fail_tmo オプションを上書きします。

DM Multipath の fast_io_fail_tmo オプションは replacement_timeout よりも優先します。Red Hatで は、replacement_timeout を使用して、DM Multipathが管理するデバイスの recovery_tmo を上書き することは推奨しません。これは、multipathd サービスが再読み込みを行うと、DM Multipathが常に

recovery_tmo をリセットするためです。