9. https 設定を行います。
2.2 XSCF セットアップ
2.2.1 ネットワーク設定
ネットワーク設定では、XSCF-LANおよびドメイン/ サービスプロセッサ間通信プ ロトコル(DSCP)な どのネットワーク・インターフェース、また、ルーティング、DNS関連の項目を設定します。
表 2.1は、設定に関する用語です。
表 2.2は、設定項目と対応するシェルコマンドです。
ネットワーク設定を完了させるには、XSCFリセットを行う必要があります。rebootxscf (8)コマンドを 使用してXSCFをリセットしてください。XSCFリセットが行われると、XSCFとのセッションが切断 されますので再ログインしてください。
表2.1 ネットワーク設定の用語
用語 説明
XSCFのネットワーク・
インターフェース
XSCFのネットワークの設定に必要なインターフェースには以下があります。
[1つめのXSCFユニット] - XSCF-LAN#0 (アクティブ側) - XSCF-LAN#1 (アクティブ側)
-インターSCFネットワーク (ISN) (アクティブ側) (XSCFユニットが二重化構成の 場合) (注)
[2つめのXSCFユニット] (XSCFユニットが二重化構成の場合) (注) - XSCF-LAN#0 (スタンバイ側)
- XSCF-LAN#1 (スタンバイ側) - ISN (スタンバイ側)
引継ぎIPアドレス (XSCFユニットが二重化構成の場合) (注) - XSCF-LAN#0側
- XSCF-LAN#1側
ドメイン/ サービスプロセッサ間通信プロトコル(DSCP)
- XSCF側 (1つのIPアドレスが必要です。)
-ドメイン側 (ドメインごとに1個必要です。すなわちモデルごとに最大ドメイン数 だけ必要です。)
ISN アクティブXSCFとスタンバイXSCFの間で通信するネットワークです。XSCFユニッ トが二重化構成のシステムの場合に使用します。
引継ぎIPアドレス 2台のXSCFユニットのそれぞれのXSCF#x-LAN#0の固定IPアドレス同士をグルー プ化して、1つの仮想IP アドレス (引継ぎIPアドレス)を設定します。XSCF#x-LAN#1 側も同様です。アクティブXSCFとスタンバイXSCFが切り替わった場合でも各LAN では IP アドレスの引継ぎが行われます。
DSCP XSCFとドメイン間のインターフェースプロトコルです。DSCPの設定はXSCFで行
います。 DSCPで接続されるドメインとXSCFのネットワークをDSCPリンクと呼ぶ
場合があります。
注) XSCFユニットが二重化構成のシステムはM8000/M9000サーバのみです。
表2.2 XSCFネットワーク設定(1 / 2)
設定項目 機能説明 シェルコマンド 備考
ネ ッ ト ワ ー ク の表示
XSCFのネットワーク・インターフェースを表示し ます。
また、以下のネットワークの接続状態を表示しま す。
• 受信キューバッファ内のバイト数
• 送信キューバッファ内のバイト数
• ローカルアドレスと接続ポート
• 接続ホストのアドレスとソケットポート番号
shownetwork showdscp
XSCF ユニットが二重化構成 のシステムの場合、相手の接 続状態は表示されません。
ネ ッ ト ワ ー ク 有効/無効
XSCFのネットワーク・インターフェースの有効/
無効を指定します。 (表 2.1参照)
setnetwork setdscp
• XSCFユニットが二重化構
成 の シ ス テ ム の 場 合 は、
ISNのデフォルトのIPアド
レスは、以下です。
XSCF#0側:192.168.1.1 XSCF#1側:192.168.1.2
• そ の ほ か の イ ン タ ー フェースはデフォルトで 未設定です。
• XSCF-LANは、1つのLAN ポートだけを使用するこ ともできます。ネットワー ク の 接 続 例 は「第 3 章 XSCFおよび本体装置への 接続方法」を参照してくだ さい。
• 設定されたXSCF-LAN、引 継ぎ IP アドレス、および ネットマスクは削除もで きます。
IPアドレス XSCFのネットワーク・インターフェースの以下の IPアドレスを指定します。 (表 2.1参照)
• XSCF-LANの両方またはいずれか
• DSCP
• ISN 、引継ぎIPアドレス(XSCFユニットが二重 化構成のシステムの場合)
ネットマスク XSCFのネットワーク・インターフェースの ネットマスクを設定します。
ホスト名表示 ホスト名とホスト名情報を表示します。
ホスト名はFQDN (Fully Qualified Domain Name) で 表示されます。
showhostname
ホ ス ト 名 / ド メイン名
XSCFユニットのホスト名およびドメイン名を指定 します。
ホスト名はFQDN (Fully Qualified Domain Name) で は指定できません。ホスト名は64文字まで指定で きます。ドメイン名は、ホスト名で指定した文字数 との合計文字数が254 文字になるまで指定でき、ラ ベル要素を ”.”(ピリオド)で区切った形式となり ます。ホスト名およびドメイン名は、文字(a-z, A-Z)で始まり、文字か数字(0-9)で終わり、途中は文 字か数字または”-”(ハイフン)で構成されます。
ホスト名は”.”(ピリオド)は指定できません。
sethostname デフォルトは未設定です。
XSCFユニットが二重化構成のシステムでは、 システム内部にあるRS-232C(シリアル)およびLANで XSCFユニット同士が接続され、これらの通信経路を用いてXSCFユニット同士でお互いの状態監視と システム情報の交換を行っています。 システムの初期設定時には、ユーザーが内部 LAN経路のための IPアドレスを設定する必要があります。
ルート表示 以下のXSCFのルーティング環境を表示します。
ネットワーク・インターフェース(表 2.1参照)、宛 先IPアドレス、ゲートウェイ、ネットマスク、フ ラグ。
フラグの意味は以下のとおりです。
U : 経路は有効になっている
H : 1つのホストのみに到達可能
G : ゲートウェイ を使用する R : 回復される動的経路
C :キャッシュのエントリーである ! : 拒否経路である
showroute
ル ー ト 追 加 / 削除
XSCFのネットワーク・インターフェースに対して ルートを追加/削除します。
以下を指定します。
• ネットワーク・インターフェース
• 宛先IPアドレス (Destination)
• ゲートウェイ
• ネットマスク (Netmask)
setroute インターフェースごとにルー
ティング情報の登録は8個ま でです。
DNS表示 XSCFのネームサーバおよびサーチパスを表示しま す。
shownameserver
DNS追加/
削除
ネームサーバのIPアドレスおよびサーチパスのド メイン名を追加/削除します。
ネームサーバは最大3つまで登録できます。
指定された順番に名前解決が行われます。
サーチパスは最大5つまで登録できます。
指定された順番にドメイン名が付けられて、DNS サーバに照会されます。
setnameserver デフォルトは未設定です。
DNS接続が必要な場合、本設 定を行います。
IP パ ケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルール表示
IP パケットフィルタリングルールを表示します。 showpacketfilters
IP パ ケ ッ ト フ ィ ル タ リ ン グルール
XSCF-LANに対してIPパケットを通過させるか廃
棄させるかのIPパケットフィルタリングルールを 設定します。
setpacketfilters XSCFのIPフィルタリングは 入力パケットに対してだけ設 定できます。出力パケットに は設定できません。
ネ ッ ト ワ ー ク の反映
ネットワーク設定を反映します。 applynetwork 表2.2 XSCFネットワーク設定(2 / 2)
設定項目 機能説明 シェルコマンド 備考
M8000/M9000 サーバでは、通常、XSCF-LANで4個、ISNの2個、引継ぎIPアドレスの2個、および DSCPのXSCF側とドメイン側で最大25個で、合計最大33個IPアドレスを指定します。M4000/M5000 サーバでは、通常、XSCF-LANで2個、DSCPのXSCF側とドメイン側で最大5個で、合計最大7個の IPアドレスを指定します。M3000 サーバでは、通常、XSCF-LANで2個、DSCPのXSCF側とドメイン 側で2個で、合計最大4個のIPアドレスを指定します。
XSCFユニットが二重化構成のシステムの場合、アクティブ側のXSCFユニットだけですべてのXSCFを 設定するためのコマンドを実行します。アクティブ側とスタンバイ側の両方のXSCFユニットでコマン ドを実行する必要はありません。 なお、スタンバイ側ではXSCF設定はできません。
• XSCFのネットワークインターフェース構成
XSCFのネットワークインターフェースには、以下があります。
z ユーザーがXSCFにアクセスするためのLAN (XSCF-LAN) z XSCF間通信のためのLAN (ISN) (M8000/M9000 サーバのみ)
z XSCFと各ドメイン間通信のためのLAN (DSCP)
図 2.1は、XSCFとドメインのネットワーク設定に必要なネットワークインターフェースです。
図2.1 XSCFのネットワーク設定に必要なネットワークインターフェース
(ハイエンドサーバの場合)
1 XSCF-LAN#0 アドレス(XSCFU#0側) 7 ISN アドレス(XSCFU#0側)
2 XSCF-LAN#0 アドレス(XSCFU#1側) 8 ISN アドレス(XSCFU#1側)
3 XSCF-LAN#0同士の引継ぎIPアドレス 9 DSCPリンクアドレス(XSCF側)
4 XSCF-LAN#1 アドレス(XSCFU#0側) 10
以降
DSCPリンクアドレス(ドメイン側)
5 XSCF-LAN#1 アドレス(XSCFU#1側)
6 XSCF-LAN#1同士の引継ぎIPアドレス
• XSCFのネットワーク設定手順と参照先
XSCFのネットワークを設定する手順は以下のとおりです。それぞれのステップでは詳細手順の参照先 を示しています。