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1. XSCF にログインします。

2.2.15 ドメインモード設定

表 2.32は設定項目と対応するシェルコマンドです。

Break信号 データの送信を強制的に中断させて初期の状態に戻すことをBreakといい、この

ために送る信号をBreak信号といいます。

ドメインコンソールからBreak信号が送信されると、XSCFは信号を受信しドメ インをokプロンプトで停止させます。

モードスイッチ オペレーターパネルのスイッチです。モードスイッチには以下の2種類がありま す。

• Locked : 通常の運用モード

• Service : 保守用モード

CPU動作モード Oracle Solaris OSが使用するCPU ハードウェアの動作モードです。CPUの動作 モードには、以下の2 種類があります。

• SPARC64 VII 拡張モード : SPARC64 VII+ およびSPARC64 VII プロセッサの拡 張された機能を利用して動作します。SPARC64 VII+またはSPARC64 VII プロ セッサで構成されたドメインで、かつOracle Solaris OSによりCPUの動作モー ドを自動的に判別させる場合に設定されます。

• SPARC64 VI 互換モード : 搭載されているすべての CPU が SPARC64 VI プロ セッサと同等の機能で動作します。ドメインがどのようなCPU 構成でも設定 できます。

注) オペレーターパネルのモードスイッチが「Service」の場合は、ドメインモードの設定に関係 なく、オートブート機能およびHost watchdog機能は抑止され、Break信号が受信されます。

表2.32 ドメインモードの設定(1 / 2)

設定項目 機能説明 シェルコマンド 備考

ド メ イ ン モ ー ド 設 定 情 報 表 示

指定されたドメインのホスト ID、イーサネットア ドレス(macアドレス)、およびドメインモード設 定情報を表示します。

showdomainmode

表2.31 ドメインモード設定の用語(2 / 2)

用語 説明

Oracle Solaris OS上でのモードスイッチの状態

Oracle Solaris OS上でprtdiag (1M)コマンドを実行するとオペレーターパネルのモードスイッチの状態が

「LOCK」または「UNLOCK」のどちらかで出力されます。これらの出力結果は、setdomainmode (8) コ マンドによってドメインごとに設定されるsecure変数の値と、オペレーターパネルにあるモードスイッ チのキー位置との組合せにより変化します。

表 2.33 は secure の値とオペレーターパネルにあるモードスイッチのキー位置に依存して表示される

prtdiag (1M) コマンドのモードスイッチの状態です。

初 期 診 断 レ ベ ル

(diag)

指定されたドメインまたはすべてのドメインの ハードウェア初期診断レベルを指定します。

初期診断レベルには以下があります。

• 最大 (max)

• 標準 (min)

• なし (none)

setdomainmode デ フ ォ ル ト は 標 準 で す。

ド メ イ ン が 電 源 投 入 状 態 で 設 定 す る と エ ラーします。

Host watchdog/

Break信号抑止 (secure)

指定されたドメインまたはすべてのドメインの Host watchdogおよびBreak信号抑止機能の有効 (on)

/無効 (off) を指定します。

無効にするとドメインのHost watchdog機能は抑止 され、Break信号は受信されます。

デ フ ォ ル ト は Host watchdog 有効、Break 信号抑止有効 です。

ド メ イ ン へ 設 定 を 反 映させるには、対象と な る ド メ イ ン で の 再 起動が必要です。

オートブート (autoboot)

指定されたドメインまたはすべてのドメインの オートブートについて有効(on)/無効(off) を指定 します。

無効にするとオートブート機能は行われません。

デフォルトは有効 で す。

ド メ イ ン へ 設 定 を 反 映させるには、対象と な る ド メ イ ン で の 再 起動が必要です。

CPU Mode (cpumode)

ドメインに搭載されているCPU の動作モードの設 定方法を指定します。CPU の動作モードの設定方 法には、以下があります。

• auto: ドメイン起動時にCPU動作モードを自動的 に判別します。ドメインの CPU 構成により、

Oracle Solaris OSは、SPARC64 VII 拡張モードま

たは SPARC64 VI 互換モードのいずれかを自動

的に判別し、動作します。

• compatible: Oracle Solaris OSは、SPARC64 VI 互 換モードで動作します。

デフォルトは auto で す。

ド メ イ ン が 電 源 投 入 状 態 で 設 定 す る と エ ラーします。

注) showdomainmode (8)コマンドによるドメインのイーサネットアドレス(macアドレス)表示

機能は、特定の版数のXCP ファームウェア(XCP1082 以降)が動作しているM3000/M4000/

M5000/M8000/M9000 サーバ上でのみサポートされます。

表2.32 ドメインモードの設定(2 / 2)

設定項目 機能説明 シェルコマンド 備考

setdomainmode (8) コマンドについての詳細は、『XSCFリファレンスマニュアル』を参照してください。

prtdiag (1M) コマンドについての詳細は、Oracle Solaris OSのマニュアルを参照してください。

SPARC64 VI+、SPARC64 VII、およびSPARC64 VI プロセッサとCPU 動作モード

M4000/M5000/M8000/M9000サーバは、SPARC64 VII+、SPARC64 VII、SPARC64 VI プロセッサを混在 させて搭載したシステムボードをサポートします。することができます。M3000サーバはSPARC64 VII プロセッサだけをサポートします。

この項は、SPARC64 VII+またはSPARC64 VII プロセッサが動作する、または動作する予定のM4000/

M5000/M8000/M9000 サーバにだけ適用されます。 M3000 サーバでは、SPARC64 VII プロセッサのみが 搭載でき、Oracle Solaris OSはSPARC64 VII 拡張モードで動作します。

表2.33 secure値とモードスイッチの状態 setdomainmode(8)

のsecure値

モードスイッチの

キー位置 prtdiag(1M)による出力

on Service UNLOCK

off UNLOCK

on Locked LOCK

off UNLOCK

注) サポートされるファームウェアとOracle Solaris OS は、プロセッサの種類によって異なりま す。詳細については、ご使用のサーバで稼働しているXCP 版数および最新のXCP 版数(XCP 1100 以降)の『プロダクトノート』を参照してください。

エントリーレベルサーバはXCP 1080 からサポートされます。最小構成のOracle Solaris OS お よびファームウェア要件の詳細な情報については、ご使用のサーバの『プロダクトノート』

を参照してください。

SPARC64 VIプロセッサとSPARC64 VIIプロセッサの混在例を、図 2.9に示します。

図2.9 CPU/メモリボードユニット(CMU)に搭載されるCPUとドメイン構成例

図 2.9のCMU#2およびCMU#3のように、1つのCPU/メモリボードユニット上に異なる種類のプロ

セッサを混在させて搭載できます。また、図 2.9のドメイン2のように、異なる種類のプロセッサを混 在させて1つのドメインを構成することもできます。

ドメインは、以下のいずれかのCPU動作モードで動作します。

z SPARC64 VI互換モード(M4000/M5000/M8000/M9000サーバのみ)

ドメイン内のすべてのプロセッサは、SPARC64 VIプロセッサとして動作し、Oracle Solaris OSに よってSPARC64 VIプロセッサとして扱われます。SPARC64 VII+とSPARC64 VIIプロセッサで 拡張された機能は、このモードでは利用できません。図 2.9のドメイン1およびドメイン2が、

このモードに該当します。

z SPARC64 VII拡張モード (M3000/M4000/M5000/M8000/M9000サーバ)

ドメイン内のすべてのボードは、SPARC64 VII+とSPARC64 VIIプロセッサのみで構成されてい る必要があります。このモードでは、これらのプロセッサで拡張された機能を利用することがで きます。図 2.9のドメイン0が、このモードに該当します。

CPU動作モードを確認するには、Oracle Solaris OS上でprtdiag (1M)コマンドを実行します。ドメイン がSPARC64 VII拡張モードの場合、System Processor Mode行に「SPARC64-VII mode」と出力されます。

SPARC64 VI互換モードの場合は、System Processor Mode行には何も出力されません。

初期設定では、ドメインが起動されるたびに、ドメインに搭載されているプロセッサのタイプに基づい て、Oracle Solaris OSによりドメインのCPU動作モードが自動的に設定されます。Oracle Solaris OSは、

cpumode変数がauto に設定されているとき、この自動設定を行います。cpumode は、setdomainmode(8) コマンドを使用して確認したり変更したりできます。

setdomainmode (8)コマンドを使用してcpumodeをautoからcompatibleに変更すると、上記の処理を無 効化することができ、Oracle Solaris OSのCPU動作モードが、再起動時に、SPARC64 VI互換モードに 固定されます。CPU動作モードをSPARC64 VI互換モードに固定する場合には、まずドメインの電源を 切断し、setdomainmode (8)コマンドを実行してcpumode設定をautoからcompatibleに変更してから、ド メインを再起動します。

表 2.34は、DR操作時のドメインのCPU構成とCPU動作モードとの関係を示します。ドメインに設定

されているCPU 動作モードにより、DR操作で追加可能なシステムボード(XSB) が決まります。

CPU 動作モードと DR 操作に関する詳細については、『Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド』を 参照してください。

DR操作は、SPARC64 VI互換モードで動作中のM4000/M5000/M8000/M9000 サーバのドメイン上では、

正常に機能します。DR を使用して上記のいずれのプロセッサを搭載しても、システムボードの追加、

削除、または移動を行うことができますが、すべてSPARC64 VIプロセッサとして扱われます。M3000 サーバはDR操作をサポートしていません。

DR操作は、SPARC64 VII拡張モードで動作中のドメイン上でも正常に動作しますが、次の場合は例外

です。DRを使用してSPARC64 VIプロセッサを含むシステムボードを、ドメイン内に追加または移動 することはできません。SPARC64 VIプロセッサを追加するには、まずドメインの電源を切断し、CPU 動作モードをSPARC64 VI互換モードに変更してから、ドメインを再起動します。

上記ルールに対する例外として、DRのaddboard (8)コマンドを-c reserveまたは-c assignオプションと ともに使用して、1つまたは複数のSPARC64 VIプロセッサを搭載したボードを、SPARC64 VII拡張モー ドで動作中のドメイン内に予約または登録することができます。次回ドメインの電源が切断され再起動 されると、ドメインはSPARC64 VI互換モードで動作を再開し、予約または登録されていたボードを受 け入れることができます。

表2.34 DR操作時のドメインのCPU構成とCPU動作モード

ドメインのCPU構成 CPU Modeの値 現在のCPU動作モード DR操作で追加可能な システムボードのCPU構成

SPARC64 VII+/VII auto SPARC64 VII 拡張モード SPARC64 VII+/VII

SPARC64 VII+/VII compatible SPARC64 VI 互換モード すべてのCPU 構成

SPARC64 VII+/VII とSPARC64 VI

autoまたは compatible

SPARC64 VI 互換モード すべてのCPU 構成

SPARC64 VI autoまたは

compatible

SPARC64 VI 互換モード すべてのCPU 構成