43
第4章
トポ グラフ
証 明
図
42の
よ うに3円の中心 をそれ ぞれ ス,3,θ とし, 径 をそれ ぞれP,9,rと す る。 この ときスB=p tt g, 3σ =g tt r, θス
=r+p
で あ る。 よって (41)を P,9,rにつ いて解 けば θ
A+ス
B一 Bθp= 2
ス
3+3θ
一θスg= 2
3θ tt θス ー ス
B
r=
である。
図
42定
理411の
証 明一方
,三
角形ABθ の内心 を 」,Iか
ら三角形 スBθの各辺Bθ,θA,スB
に下 ろ した重線 の足 をL,ν,Ⅳ とす る。 この とき
,図 43の
よ うにp′
=ス
Ⅳ=スν9′
=3Ⅳ =BL
r′
=0ルf=θL
とすると,スB=ノ
+g′,3σ =g′ 十γ′,θス=r′ 十P′ なので
44 また3円の 半 (41)
(42)
(43)
ノ
=
ゲ
=
〆
=
第 4章
トポグラフ
45
となる。このことから(42)と (43)よ り
,Iか
ら三角形 スBθ の各辺に下 ろした垂線はQと
め,0と C,Cと
の の共通接線に一致する。よっ てすべての共通接線は三角形 スBσ の内心で交わる。□
図
43三
角形 スBθ と内心f上 の定理
411を
ふ まえて, トポグラフ とい うものの構成 を以下 に述 べ る。定義 4。1.2θ(∞)も含 めたすべての フォー ドの円において
1
それぞれの包括超基底 (a,aの(α,b,C∈ Q*)に対 して θ(α),σ (b),σ(C)の共通接線が交わる点を(a,ら,の に対応する頂点という。a,ら,∂のい ずれも∞ と異なるときはそのような点の存在が定理
411よ
りわかる。a,b,∂のいずれかが∞ のときも図44よ り明らかであろう。
C((n+1)/1)
図 44a,b,ε のいずれかが ∞ の とき
第4章
トポ グ ラフ
2定
理334よ
り,そ
れぞれの包括基底a,3に対 して(a,aの が包括超 基底 となるようなεは2つ ある。それをa∂ とする。この とき頂点 の定め方からθ(α)と θ(b)の共通接線は(a,b,の の頂点 と(a,b,σ)の 頂点を通 る。この2つ の頂点を結ぶ線分を超基底(a,b)に対応する 辺 という。3そ
れぞれの包括ベク トルaに 対 して(a,の が包括基底 となる3は 無 限にある。辺の定め方からそれらの包括基底に対応する辺はすべて θ(α)に接する。この ときθ(α)を aに 対応する面 といい,単
に面aとも表す。
以上の頂点 。辺・面の全体をトポグラフ という。 このように トポグラフ とは包括ベク トルの全体 とその間の基底 という関係を図に表 したもので, 無限個の頂点 と
,辺 ,面
から成 る。 トポグラフの一部を図45に
示す。実際には図
45の
幾何学的な形状は重要ではな くて,頂
点や辺のつなが り方が重要である。特に, どの頂点に対 してもその頂点につながる辺は 3つ ある。実際,(a,ら,の に対応する頂点には(a,b),(b,0,(aa)に対応す る辺がつながっていて,その間にa,b,aに対応する面がある。そのつなが り方の局所的な状況を図にすれば図46の
ようになる。(ただ し, トポグ ラフに閉路があるか どうかなどの大域的性質はまだ明らか とは言えない。これについては後述する。)
今後は, トポグラフを中心に議論を展開するので
,文
脈だけでは誤解を招きやすい場合を除いて
,包
括基底,包
括超基底を単に基底,超
基底と呼ぶことにする。
トポグラフは無限個の頂点をもつグラフと考えることができるが
,グ
ラフに関する用語をまずい くつか用意する。
定義 4.1.3頂 点 民のが隣接するとは
,民
のをつな く゛辺があることをい う。辺elと辺 e2が端点を共有するとき,θlと e2は隣接するという。頂 点
Pが
辺cの端点であるとき,eは Pに
接続 しているという。頂点 と辺の交互列POθlPle2 Cπ
Rが
あつて,各
辺e2が各頂点 民̲1と 民 をつなく゛辺であるとき,こ の交互列 POelPle2 Cれ 見 を歩道 という。歩 道はしばしば辺を省略 して
POPI Rと
も表す。歩道PoPl
几 で,特
にP。
,Pl, ,鳥
がすべて異なるとき,歩
道POPl
島 は道であるという。また, この ときηを道の長さという。
一方
,無
限に続 く頂点 と辺の交互列λlθOPOelPle2 において 民 がすべて異なるとき
, 21θ
OPOclPle2 は無限の長さの道 という。46
第4章
トポグラフ 47
汗 爽
ン 野
⁚
\
図
45
トポグラフ第4章
トポグラフ
図
46局
所 的な トポグラフ歩道
POPl
几 においてPO=几
の とき,こ れ を開歩道 とい う。閉歩道 PO島 凡 lPOにお い て PO,Pl, ,見 1がす べ て 異 な る と き,こ れ を 開路 とい う。
4e2 2次 形式とトポグラフ
整数係数の2次 形式 ノを1つ固定すると
,
トポグラフの各面aに は∫の値 ∫(a)が対応することになる。これを面の値 といい,∫(a)と も表す。
定理4.2.1∫ を整数係数2次形式 とする。異なる4つの包括ベク トル
a,b,adに
ついて,a,b,aと a,b,dが それぞれ超基底ならば∫(a),ノ(a)+∫(b),∫ (C)
が3項 の等差数列である。
証明
a,3,aが
超基底なので,α とし,bと c,cと αが格子の基底である。よって定理
315よ
り,aは
α+bま
たはα―bである。同様に,a,b,α が 超基底であるので,α とら,bと d,α とαが格子の基底である。よってdはα tt bま たはα―bで ある。
adは
異なるので,a=α
tt b,α =α ―bとしても一般性を失わない。このとき定理 323よ り
,2{バα
)+∫ (b)}=∫し
+b)十∫ 0‑b)で あるから
,ノc―
b),∫し
)十∫
(b),ノし十
b)は等差 数列である。 □
この定理 は
,図 47の
ように トポグラフのある1つの辺 を取 り囲む4つ の面a,b,aα における∫の値を48
∫
(a)=α ,∫
(b)=ら,∫ (0=C, ∫
(a)=α第4章
トポ グラフ
49
とす る と,α,α+b,cは等差数列 をなす とい うことを示 してい る。
トポグラフの辺 に対 して その端点の一方 を始点
,他
方 を終 点 と定 め る ことを辺の向きを定 めるといい,図
で は始点か ら終点への矢印で表す。向 きが定 まってい る辺 (図47)に
対 して,その辺の まわ りの面 の値で定 ま る等差数列ノ(a),∫(a)十∫(b),∫(0の公差をその辺の (指定した向きでの) ラベルということにする。このとき,∫が整数係数ならばラベルは明らか に整数である。また,始
点をX,終
点をyと
する辺Xyの
ノによるラベルをL∫(Xy)と 書 くことにする。辺の向きを逆にすると等差数列も逆順 となり公差は
‑1倍
になるから,L∫(Xy)=―
L∫(yχ )である。整数係数の2次形式 ノを1つ 固定し, トポグラフに面の値 と辺のラベ ルをそれぞれ定めたとき, この トポグラフを∫でラベル付けされたトポ グラフということにする。
図
47α
,α tt b,cは等差数列をなす1つの頂点の周 りの面の値 と辺のラベルの関係は次のようになる。
補題 4。2.2整数係数 2次 形式 ∫でラベル付けされた トポグラフのある頂 点をPと し
,Pに
対応する超基底をa,b,aと する。超基底 a,bの 辺をPS,3,εの辺を
PR,aaの
辺をPの とするとき (図 48),L∫
(PR)=2α
, 五∫(Pの)=2β, L∫(PS)=2γ (α,β ,γ ∈Q)な らば
∫(a)=β +γ, ∫(b)=γ +α , ノ(C)=α +β である。
証明
∫(α)=α, ∫(b)=ろ, ノ
(C)=C
とお くと
,辺
のラベルの定義より以下の関係式が成 り立つ (図48参
照)。2α
=b+c―
α, 2β=c+α
―b, 2γ =α+b― c (44)
第4章
トポ グ ラフ
図
48補
題422
式(44)を α,b,cにつ いて解 けば
α=β tt γ
, b=γ
+α, c=α
tt βを得る。
□
定理 4.2.3整 数係数2次 形式∫でラベル付けされた トポグラフの各辺に 対して,そ の辺のラベルをん,そ の辺の両側の2つの面の値をα,bと する。
このとき,αb― 子 は辺によらず一定である。
証明
仮定で与えられた辺の周 りのベクトルを図
49の
ように定める。図
49定
理423の
証明 また,対
称行列 スを用 いて,任
意の"∈ Z2に 対 して ∫(π
)=ι
"ス"とお く。この とき,[",ν]=ι スνという双線型形式をとる。いま,α
=
∫(a),b=バb)と すると
,定
理421と
んの定め方か らα +b十 ん
=∫(α tt b)=レ +b,α tt bl=し,d十 [b,bl+21α,bl
50
第4章
トポ グラフ
を得る。
│: :│=α
b―
手であるから励―
ti=│スドで 辺によらず― 一 定と
なる。
□
整数係数 2次形式 ∫で面の値が決まるが
,逆
に頂点の周 りの面の値か ら∫を構成することを考える。補題4。2。
4超
基底a,3,aと 任意の整数 α,b,cに対 して∫(a)=α,∫(b)=b,∫
(0=C
となるような整数係数 2次形式 ∫が唯1つ存在する。
証明
存在性 と唯一性に分けて証明する。a,b,εが超基底なので
,c=α +b
としても一般性を失わない。
1存
在性特別力さ「田基煙Ce.= (:), c2= (:), C・
・
e2= (l)
をうるえ¨ると,g(e・)=α
,g(e2)=b,g(e.+e2)=Cと
なる整数係数 2次形式 gは 存在する。実際,g(",ν)=αχ
2+(c̲α
―b)χν tt bν2
がその条件をみたし
,そ
の行列表示をズ → =%れ ス =(串 T)
51
るこ こ
ヽ
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︲
︲
⁚
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. ん 一2 b 難 司 れ 一2 洲 籐
α 蟻
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︲
術 劃
一一 4
/ > K 洲
︱
︲