1. 請求書を作成する
① フラッシュメモリから「販売管理データベース」ファイルを開きます。
「オプションの警告」の「コンテンツの有効化」をクリックします。
「作成」タブ→「クエリデザイン」をクリックし、「テーブルの追加」から「商品マスター」「売上明細」
「売上伝票」を追加します。
下のようにデザイングリッドにフィールドを追加し、金額を求める式を入力します。
② データシートビューに切り替え、データがきちんと表示されていることを確認したら、「L10-Q 請求 書サブ用」と名前を付けて保存します。
サブレポートとして埋め込むためのレポートを作成します。
③ ナビゲーションウインドウのクエリ「L10-Q 請求書サブ用」を選択し、「作成」タブ→「レポート」
をクリックします。
④ デザインビューに切り替え、レポートヘッダーの「L10-Q 請求書サブ用」のラベルや線などのすべ てものを削除します。
各ラベルを選択し、レポートヘッダーに移動し、ページヘッダーの領域をなくします。
⑤ 「伝票番号」のラベルとテキストボックスを選択し、プロパティシートを 表示し、「書式」タブ→「可視」を「いいえ」にします。
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⑥ ページフッターとレポートフッターの内容をすべて削除し、領域をなくします。
下のように各コントロールのレイアウトを整え、フォームビューに切り替え、プレビューを確認します。
「L10-R 請求書サブ」を名前付けて保存して、閉じておきます。
メインになるレポートの基になるクエリを作成します。
⑦ 「作成」タブ→「クエリデザイン」をクリックし、「テーブルの表示」から「売上伝票」「取引先マ スター」「社員マスター」を追加して、以下のようにデザイングリッドにフィールドを追加します。
⑧ データシートビューに切り替え確認したら、「L10-Q 請 求書メイン用」と名前付けて保存し、閉じておきます。
⑨ ナビゲーションウインドウの「L10-Q 請求書メイン用」
を選択し、「作成」タブ→「レポートウィザード」
をクリックします。
「テーブル/クエリ」に「クエリ:L10-Q 請求書メイン用」を 確認し、 をクリックして「選択したフィールド」にす べてのフィールドが表示されていることを確認し、「次へ」
をクリックします。
「データの表示方法」「グループレベル」「並べ替え」は設定しませんので、「次へ」をクリックします。
「レポートの印刷形式」の「レイアウト」から「単票形式」、「印刷の 向き」から「縦」に を入れ、「次へ」をクリックします。
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レポート名を「L10-R 請求書」とし、「レポートのデザインを編集する」
に が入っていることを確認し、「完了」をクリックします。
レポートが作成されました。
レポートヘッダーのタイトルラベルを削除し領域を狭め、詳細の領域を広げ、タイトルラベルを作成し、
「御請求明細書」と入力します。
下のようにレポートのレイアウトを整えておきます。
⑩ 詳細の領域を広げ、「デザイン」タブ→「サブフォーム/サブレ ポート」 ボタンをクリックし、埋め込み領域をドラッグして指 定します。ラベルは削除します。
サブフォームを選択し、プロパティシートを表示し、「データ」タブ→「ソースオブジェクト」から「レ ポート.L10-R 請求書サブ」を選択し、「リンク子フィールド」「リンク親フィールド」として、「伝票番 号」と入力します。
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⑪ 印刷プレビュー画面に切り替えます。
確認すると、何枚にもの請求書が連なって表示されてしまっています。
⑫ デザインビューに切り替え、「詳細」部分をクリックして、プロパティシートを「書式」タブ→「改 ページ」をクリックし、「カレント セクションの後」を選択します。
プロパティシートを閉じます。
⑬ 印刷プレビューに切り替えて確認しておきます。
1 枚の請求書に1件分のデータが表示されるようになりました。
金額を表示するテキストボックスをサブレポートの「レポートフッター」の部分を貼り付けます。
⑭ サブレポートの「レポートフッター」の領域を広げ、右のように 3 つのテキストボックスを貼り付 け、ラベルの「標題」とテキストボックスの「名前」を、それぞれ「金額計」「消費税」「税込み金額」
としておきます。
⑮ 「金額計」テキストボックスを選択し、プロパティシー トの「データ」タブ→「コントロールソース」に「=Sum([金 額])」と式を入力します。
同様に、「消費税」に「=[金額計]*0.08」、「税込み金額」に
「=[金額計]+[消費税]」と入力して式を設定しておきます。
「書式」タブ→「通貨」を設定しておきます。
また、文字やコントロールのサイズを見やすいように変更しておきましょう。
⑯ 印刷プレビューに切り替え、売上データと計算された 金額がキチンと反映されていることを確認しましょう。
⑰ 確認できたら、レポートを保存し閉じておきます。
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2. 月別に請求書を発行する
① 「作成」タブ→「フォームデザイン」をクリックし、右 のようにテキストボックス・ラベルを貼り付けます。それぞ れのテキストボックスの名前とラベルの標題を「年」と「月」
としておきます。
四角ボタンでテキストボックスを囲み、「年月指定」という ラベルを張り付けて分かりやすくしておきます。
② フォーム名を「L10-F 印刷メイン」として保存し、閉じておきます。
基になっているクエリに、テキストボックスで指定する「年」と「月」を識別するための Where 条件式 を設定します。
③ クエリ「L10-Q 請求書メイン用」をデザインビューで開き、末尾のフィールドに「年月:Year([日付]
)&Month([日付])」と入力します。
続いて、抽出条件欄に「[Forms]![L10-F 印刷メイン]![年]_&_ [Forms]![L10-F 印刷メイン]![月]」と 入力します。(_は半角スペースを入力します。)
④ 設定した式を確認したら、変更を保存して閉じておきます。
⑤ 同様に、サブレポートの基になっている「L10-Q 請求書サブ用」にも同じ式を設定します。
⑥ 設定した式を確認したら、変更を保存して閉じておきます。
⑦ 再度、フォーム「L10-F 印刷メイン」をデザインビューで 開きます。
右のように、ボタンを貼り付け、「標題」を「プレビュー」と します。
いったん、フォームの変更を保存して閉じておきます。
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⑧ 「作成」タブ→「マクロ」 をクリックし、「新しいアクショ ンに追加」の一覧から「サブマクロ」を選択し、サブマクロ名を「年 月」とします。
サブマクロ「年月」のアクションは「レポートを開く」を選択し、
「レポート名」を「L10-R 請求書」、「ビュー」を「印刷プレビュー」
とします。
マクロ名を「L10-M 請求書印刷」として保存し、閉じておきます。
⑨ 再度、「L10-F 印刷メイン」をデザインビューで開き、「プレビュー」ボタンを選択して、プロパテ ィシートを表示します。
「イベント」タブ→「クリック時」で「L10-M 請求書印刷.年月」を選択します。
⑩ フォームビューに切り替え、「年」テキストボックスに「2002」、「月」
テキストボックスに「4」と入力し、「プレビュー」ボタンをクリックし ます。
⑫ 全部で 4 枚の請求書が作成されたことを確認します。
⑬ 印刷プレビューを閉じ、他の年月も確認しましょう。
確認できたら、フォームとレポートの変更を保存して、閉じます。
3. 期間を指定して請求書を発行する
① クエリ「L10-Q 請求書メイン用」と「L10-Q 請求書 サブ用」をコピーして、それぞれ「L10-Q 請求書メイン 用(期間)」と「L10-Q 請求書サブ用(期間)」とします。
② フォーム「L10-F 印刷メイン」をデザインビューで 開き、「年月指定」の下に、右のようにテキストボック ス、ボタンを貼り付けます。
それぞれのテキストボックスの「名前」を「期間 1」「期 間 2」としておきます。
フォームの変更を保存して閉じておきます。
③ クエリ「L10-Q 請求書メイン用(期間)」をデザインビューで開き、末尾のフィールドを削除します。
「日付」フィールドの抽出条件欄に以下の条件式を入力します。
Between_[Forms]![L10-F 印刷メイン]![期間 1]_And_[Forms]![L10-F 印刷メイン]![期間 2]
(_は半角スペースを入力します。)
クエリの変更を保存して閉じておきます。
④ 同様に、クエリ「L10-Q 請求書サブ用(期間)」をデザインビューで開き、末尾のフィールドを削除 します。
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⑤ レポート「L10-R 請求書」と「L10-R 請求書サブ」をコピーし、それぞれ「L10-R 請求書(期間)」と「L10-R 請求書サブ(期間)」とし、元のレポート名もそれぞ れ「L10-R 請求書(年月)」と「L10-R 請求書サブ(年月)」とします。
⑥ コピーした「L10-R 請求書サブ(期間)」をデザインビューで 開き、レポートのプロパティシートを開き、「データ」タブ→「レ コードソース」を「L10-Q 請求書サブ用(期間)」に変更します。
レポートの変更を保存して閉じます。
同様に、「L10-R 請求書(期間)」をデザインビューで開き、レコー ドの「レコードソース」を「L10-Q 請求書メイン用(期間)」に変 更します。
⑦ そのまま、サブレポートを選択し、プロパティシートを「デ ータ」タブ→「ソースオブジェクト」を「レポート L10-R 請求書 サブ(期間)」に変更します。
レポートの変更を保存して閉じておきます。
⑧ マクロ「L10-M 請求書印刷」をデザインビューで開き、サブマクロ「年月」のサブマクロの最後の 下にある「新しいアクションに追加」から「サブマクロ」を選択し、「期間」というサブマクロ名を作 成します。
「新しいアクションの追加」の一覧から「レポートを開く」を 選択します。
引数として、「レポート名」を「L10-R 請求書(期間)」、「ビュ ー」を「印刷プレビュー」とします。
また、サブマクロ「年月」の引数である「レポート名」を「L10-R 請求書(年月)」に変更しておきます。
変更を保存して閉じておきます。
⑨ フォーム「L10-F 印刷メイン」をデザインビューで開き、期間指定の「プレビュー」ボタンを選択 し、プロパティシートの「イベント」タブ→「クリック時」で「L10-M 請求書印刷.期間」を選択します。
⑩ 右を参考に、レイアウトを整えておきます。