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テストモードで運用する場合

ドキュメント内 使用手引書 (ページ 139-147)

第 4 章 ジョブをスケジュールする

4.3 必要に応じて行う設定

4.3.4 テストモードで運用する場合

テストモードで運用するサブシステムに仮想時間を設定して、先のスケジュール実行を確認できます。

ただし、SE版では仮想時間の設定はできますが、サブシステムを利用したテストモード運用はできません。

テストモードで運用する方法について説明します。

操作手順

1. スケジュール情報の抽出/配付

本番運用しているサブシステムから抽出したスケジュール情報を、テストモード運用するサブシステムにポリシー配 付します。ポリシー配付については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照してください。

2. 仮想時間の設定

テストモードで運用するサブシステムに、仮想時間を設定します。仮想時間の設定は、[ジョブスケジューラ起動パ ラメタの定義]ウィンドウ-[テストモード]シートで定義します。

4.39 [

ジョブスケジューラ起動パラメタの定義

]

ウィンドウ-

[

テストモード

]

シート

[テストモード]:

仮想時間が設定されている場合、システムの時間とのずれが表示されます。

[仮想時間の変更]:

仮想時間の設定を変更する場合に指定します。

[仮想時間の設定]:

仮想時間の日付と時間を設定します。過去の時間を設定することはできません。

[仮想時間の解除]:

仮想時間の設定を解除します。

3. ジョブの無効化

テストモード運用するサブシステムで、実際に実行してはいけないジョブを無効化します。無効化する方法につい ては、“第7章 ジョブを操作する”を参照してください。

4. サービス/デーモンの再起動

ジョブスケジューラサービス/デーモンを再起動し、テストモードで運用します。

注意

年変わりをまたいだ仮想時間の設定について

年変わりをまたいだ仮想時間を設定した場合、テストモード運用時にはいったん、仮想時間で設定された年から3年分の 起動日のカレンダに変更されます。この時、仮想時間の設定された年の前年までのカレンダは消去されます。

仮想時間でのテストモード運用を解除し、現在時刻に戻した時には、再度現在の年を含む3年分の起動日カレンダが作 成されます。3年分の起動日の作成においては、未作成の年については、新規に作成します。すでに作成されている年 については、既存の起動日情報を保持します。この時、仮想時間の設定時にいったん消去されたカレンダについては、

その設定方法により、再作成時に、以前と同じカレンダに戻らない場合があります。

以下に、再作成される場合と再作成されない場合について示します。

・ 自動生成されるカレンダ(起動日雛形や[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[起動日]シート等)で設定した起動日 については、テストモード運用を解除した時に、以前と同じカレンダが自動作成されます。

・ [起動日]ウィンドウで個別に設定した起動日については、テストモード運用を解除した時に自動作成されません。個

別に再度設定する必要があります。

注意

仮想時間を設定している状態でのジョブネットの新規登録について

仮想時間を設定し日付を進めている状態でジョブネットを登録した場合、過去の日付は起動日として設定されません。

従って、そのような状態でジョブネットを登録した後、仮想時間の解除をした場合には、必要に応じて起動日を再設定す る必要があります。

4.3.5 ジョブ実行予測時間を監視する場合

ジョブ実行予測時間は、ジョブの開始から終了までを予測した時間です。

実行予測時間を超えてもジョブが終了しない場合に、通知メッセージをイベントログ/SYSLOGに出力することができま す。

通知メッセージを出力するには、あらかじめ、[イベント出力の詳細設定]ウィンドウの[ジョブ/ジョブネットの遅延監視]で、

[ジョブの実行予測時間を過ぎても終了しない場合に通知を行う]チェックボックスがチェックされている必要があります。

ま たUNIX版 の 場 合 、 メ ッ セ ー ジ は 、 “daemon.warning” レ ベ ル で 通 知 さ れ ま す 。 シ ス テ ム のsyslog.confで、

“daemon.warning”レベルのメッセージがSYSLOGに通知されるように設定してください。

ジョブの実行予測時間を以下のどちらかの方法によって定義します。ジョブの実行予測時間は、ジョブネットの実行属性 が“ジョブ実行制御”のジョブを登録する時に定義します。定義方法を以下に説明します。

・ [登録-ジョブ]ウィンドウ-[詳細情報]シートによる定義

図4.40 [登録-ジョブ]ウィンドウ-[詳細情報]シート

[実行予測時間]:

ジョブの実行予測時間を設定します。

- Windows版】

ジョブの実行時間が実行予測時間を超えた場合、イベントログにメッセージを出力します。

- 【UNIX版】

ジョブの実行時間が実行予測時間を超えた場合、SYSLOGにメッセージを出力します。

・ jobschsetnetコマンドによる定義

jobschsetnetコマンドによる定義方法、および定義済のジョブ実行予測時間の表示方法について以下に説明します。

- jobschsetnetコマンドによる定義方法

1. ジョブ制御文にpredictiontimeオペランドを指定して、ジョブの実行予測時間を設定します。

2. -nentまたは-ncheオペランドを指定してjobschsetnetコマンドを実行します。“定義ファイル”には、1.で編集

したジョブ制御文を格納したファイル名を指定します。

jobschsetnetコマンドおよびジョブ制御文については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュア

- ジョブの実行予測時間(定義済)の表示方法

定義済の“ジョブの実行予測時間”は、jobschprintコマンドに-i(-I)オプションまたは-rオプションを指定して表示 することができます。-i(-I)オプションを指定した場合は“Prediction Time”に、-rオプションを指定した場合は

“predictiontime”に表示されます。

jobschprintコマンドについては、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“ジョブスケジュー

ラコマンド”を参照してください。

4.3.6 メッセージ事象発生時に起動されるジョブネットの開始遅延を監視する

場合

メッセージ事象発生時に起動されるジョブネットが開始予定時間を過ぎても起動されない場合に、ガントチャートなどの ジョブネット状態の監視ウィンドウやコマンドで、ジョブネットの状態を開始遅延として確認できます。また、通知メッセージ をイベントログ/SYSLOGに出力することもできます。

開始遅延の監視が可能なメッセージ事象待ちジョブネットは、起動日が設定されており、以下のどれかの条件に該当し ているジョブネットに限ります。

・ 起動時刻とメッセージ事象発生のAND条件で待ち合わせている(メッセージの条件で[起動時刻の到来を待つ]を指 定している)ジョブネットで、起動予定時刻になっても待ち合わせているメッセージ事象が発生しない

・ グループに属しているジョブネットで、待ち合わせているメッセージが発生しないまま起動予定時刻を過ぎた

・ [メッセージ事象発生時のみ起動]で開始予定時刻が定義されているジョブネットで、メッセージ事象が発生しないま

ま開始予定時刻が過ぎた

通知メッセージを出力するには、あらかじめ、[イベント出力の詳細設定]ウィンドウの[ジョブ/ジョブネットの遅延監視]で、

[ジョブネットの起動予定時刻を過ぎても実行されない場合に通知を行う]チェックボックスがチェックされている必要があ り ま す 。 ま たUNIX版 の 場 合 、 メ ッ セ ー ジ は 、 “user.warning” レ ベ ル で 通 知 さ れ ま す 。 シ ス テ ム のsyslog.confで、

“user.warning”レベルのメッセージがSYSLOGに通知されるように設定してください。

開始遅延を行う場合は、以下のどちらかの方法によって定義します。定義方法を以下に説明します。

・ [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートによる定義

図4.41 [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シート

[一日一回]:

一日(日変わり時刻から次の日変わり時刻までの間)に一度だけジョブネットを起動する場合に指定します。

[開始予定時刻]:

開始予定時刻を指定します。

・ jobschsetnetコマンドによる定義

jobschsetnetコマンドによる定義方法、および定義済のジョブネットの表示方法について説明します。

- jobschsetnetコマンドによる定義方法

1. 一日一回の指定は、ジョブネット制御文にmsgonlymodeオペランドを指定します。開始予定時刻の指定 は、ジョブネット制御文にmsgstarttimeオペランドでジョブネットの開始予定時刻を指定します。

2. -nentまたは-ncheオペランドを指定してjobschsetnetコマンドを実行します。“定義ファイル”には、1.で編集

したジョブネット制御文を格納したファイル名を指定します。

jobschsetnetコマンドおよびジョブネット制御文については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュ アル”の“ジョブスケジューラコマンド”を参照してください。

- 定義済みジョブネットの表示方法

定義済の“ジョブネットの開始予定時刻”は、jobschprintコマンドに-a(-A)オプションまたは-rオプションを指定して 表示することができます。-a(-A)オプションを指定した場合、一日一回は“<MSG Mode>”に、開始予定時刻を指 定した場合は“Msg Start Time;”に表示されます。-rオプションを指定した場合、一日一回の指定は“msgonlymode”

に、開始予定時刻は“msgstarttime”に表示されます。

jobschprintコマンドについては、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“ジョブスケジュー ラコマンド”を参照してください。

参考

・ [一日一回]を指定した場合でも、起動、または再起動操作により一日複数回ジョブネットを起動することは可能です。

・ 起動条件が[メッセージ事象発生時のみ起動]のジョブネットの起動予定日時は以下のようになります。

[一日一回]を指定しない場合:

起動予定日時は表示されません。

[一日一回]を指定した場合:

本日未起動の場合は本日の日付が、本日起動済みの場合は次の起動予定日が、YYYY/MM/DDの形式で表 示されます。

[一日一回]と[開始予定時刻]を指定した場合:

本日未起動の場合は本日の起動予定日時が、本日起動済みの場合は次の起動予定日時がYYYY/MM/DD HH:MMの形式で表示されます。

・ 本日起動済みのジョブネットに対して終了取消操作を行うことにより、起動条件が[メッセージ事象発生時のみ起動]

で[一日一回]が指定されているジョブネットにおいて、再度メッセージ事象を待ち合わせることができます。

4.3.7 ジョブネットの終了遅延を監視する場合

ジョブネットの遅延監視には、開始日時からの相対時刻で監視する方法と、終了予定時刻を指定する絶対時刻で監視 する方法があります。

遅延が発生すると、ガントチャートなどのジョブネット状態の監視ウィンドウやコマンドでジョブネットの状態を終了遅延と して確認できます。また、通知メッセージをイベントログ/SYSLOGに出力することもできます。

・ 相対時刻による遅延監視

開始日時と、指定したジョブネットの実行予測時間から計算された相対時刻が終了予定日時となります。この終了予 定日時を越えても終了しない場合に、終了遅延となります。

・ 絶対時刻による遅延監視

指定した終了予定時刻を越えてもジョブネットが終了しない場合に、終了遅延状態となります。ジョブネットが終了予 定時刻になっても終了しない場合とは、ジョブネットの状態が“実行中/警告/実行待ち”の場合を指します。

なお、通知メッセージを出力するには、あらかじめ、[イベント出力の詳細設定]ウィンドウの[ジョブ/ジョブネットの遅延監 視]で、[ジョブネットの終了予定時刻を過ぎても終了しない場合に通知を行う]チェックボックスがチェックされている必要 があります。またUNIX版の場合、メッセージは、“user.warning”レベルで通知されます。システムのsyslog.confで、

“user.warning”レベルのメッセージがSYSLOGに通知されるように設定してください。

ドキュメント内 使用手引書 (ページ 139-147)