WORK:
B- TREE INDEX:ユニーク属性のないインデクス
8 チューニング
この章では,チューニングで使用する情報と,チューニングの 際に確認する項目について説明します。
8.1 チューニングの手順
8.2 DB
エリアの格納効率に関するチューニング8.3 インデクス性能に関するチューニング
8.4 SQL
に関するチューニング8.1 チューニングの手順
ここでは,チューニングの考え方とチューニングで使用する情報について説明します。
(1) チューニングの考え方
データベースをチューニングするには,処理性能の観点からチューニングを進める必要 があります。しかし,処理性能の向上だけを考えると,マシンのメモリ容量が不足する ことがあります。このため,処理性能,マシンのメモリ容量のバランスを考えてチュー ニングを行う必要があります。
(2) チューニングで使用する情報
チューニングで使用する情報を次の表に示します。
表
8-1 チューニングで使用する情報
項番 チューニングで使用する情報
説明 1 データベースの物理
解析情報
DBエリアの格納効率に関するチューニングを行うときに使用します。
eexdbstaコマンドで取得できます。
出力される情報については,「10.運用コマンド」の「eexdbsta(デー タベースの状態解析)」を参照してください。
2 データベースの論理 解析情報
DBエリアの格納効率に関するチューニングや,インデクスに関する チューニングを行うときに使用します。eexdbstaコマンドで取得でき ます。
出力される情報については,「10.運用コマンド」の「eexdbsta(デー タベースの状態解析)」を参照してください。
3 TASKTM情報 SQLに関するチューニングを行うときに使用します。出力される情報
については,「7.3.1 TASKTM情報に出力されるXDBに関する情報」
を参照してください。
4 システム統計情報 SQLに関するチューニングを行うときに使用します。出力される情報 については,「7.3.2 システム統計情報に出力されるXDBに関する情 報」を参照してください。
8.2 DB エリアの格納効率に関するチューニン グ
ここでは,DBエリアの格納効率に関するチューニングについて説明します。
8.2.1 表用 DB エリアの格納効率に関するチューニング
eexdbsta
コマンドで,データベースの物理解析情報と論理解析情報を取得してください。取得した情報を基に,次の表に示す項目を確認してチューニングを実施してください。
表
8-2 表用 DB
エリアの格納効率に関するチューニングで確認する項目項番 確認項目 原因 対策
1 表の未使用領域が多 いため,データの格 納効率が低下してい ないか
行の追加や削除が頻繁に行われた ため,使用されていないむだな領 域が発生しています。
セグメントの再利用の適用を検討 してください。すでにセグメント の再利用を適用している場合は,
セグメントの再利用契機の指定を 見直してください。セグメントの 再利用については,「3.2.2 セグ メントの再利用の設定」を参照し てください。
2 DBエリアの使用率 が低く,将来のデー タ量の増加を見越し てもDBエリアの容 量をむだに割り当て ていないか
次に示すどちらかの原因が考えら れます。
• DBエリアの容量見積もりが適 切でなく,DBエリアの容量が 大き過ぎます。
• DBエリアの自動増分によって DBエリアの容量を拡張したあ と,データ量が減少していま す。
DBエリアの初期サイズおよび増 分サイズを見直してください。
3 表オプションの表の 未使用領域指定分
(CREATE TABLE文 のPCTFREE句)を 除いても,未使用領 域が大きくないか
DBエリアのページサイズが大き 過ぎて,1ページ内の最大格納行 数(255行)を超えた行数を格納 できる大きさになっている可能性 があります。
DBエリアのページサイズを小さ くしてください。1ページ内の最 大格納行数は255行です。それ に見合うページサイズを設定して ください。
ページサイズの目安については,
「3.4.2 ページサイズを決めると きの考慮点」を参照してくださ い。
4 表オプションの表の 未使用領域指定分
(CREATE TABLE文 のPCTFREE句)を 除いても,基本行用 セグメント中の未使 用領域が大きくない
ページサイズが,行長の倍数+
40になっていないため,ページ 内に行を格納できないむだな領域 が発生している可能性がありま す。
ページサイズが,行長の倍数+
40となるように変更してくださ い。
8.2.2 インデクス用 DB エリアの格納効率に関するチューニ ング
eexdbsta
コマンドで,データベースの論理解析情報を取得してください。取得した情報 を基に,次の表に示す項目を確認してチューニングを実施してください。表
8-3 インデクス用 DB
エリアの格納効率に関するチューニングで確認する項目項番 確認項目 原因 対策
1 行IDリストページ の未使用領域が大き くないか
256個以上重複したキー値が多い ため,行IDリストページが大量に 作成されたと考えられます。
インデクスの定義を変更するな どして,キー値の重複数を255 個以下にしてください。
また,インデクス用DBエリア のページサイズを小さくする と,ある程度の効果がありま す。
8.3 インデクス性能に関するチューニング
eexdbsta
コマンドで,データベースの論理解析情報を取得してください。取得した情報 を基に,次の表に示す項目を確認してチューニングを実施してください。表
8-4 インデクスに関するチューニングで確認する項目
注※
インデクス用
DB
エリアについて出力された情報を確認してください。項番 確認項目 原因 対策
1 行IDリストページ の使用領域が多くな いか※
256個以上重複したキー値が多い ため,インデクスを使用した検索 処理で絞り込みが十分に機能して いない可能性があります。
インデクスの定義を変更するな どして,キー値の重複数を255 個以下にしてください。できれ ば,ユニークインデクスにして ください。