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タグとエリアポインタ

ドキュメント内 WinCC flexible 2008 への移行 (ページ 110-113)

4 OP3 からOP 73 への移行

4.3 タグとエリアポインタ

4.3.1 タグ

はじめに

移行中に、OP3 プロジェクトのタグに対応するタグが OP 73 プロジェクトに作成されます。

さらに、外部タグに対して、PLC への接続が作成されます。

小数位のインポート

少数位は、OP 73 上の新しいタグでは設定できません。OP3 プロジェクトで少数位のある タグは、次のように変換されます。

● IO フィールドに合わせて作成されるタグは小数位を保持します。

● アラームテキスト内に表示されるタグの小数位は、アラームで切り捨てられます。

4.3.2 エリアポインタ

はじめに

OP3 から OP 73 への移行中に、エリアポインタは次のように変換されます。

● "画面番号"エリアポインタ

移行中に、画面番号エリアポインタに 3 つの単語が追加されます。

ProTool では、画面の変更は、画面番号エリアの最初の単語の評価およびそれに続く画 面番号エリアの 2 番目の単語への新しい画面番号の書込みによって行われました。 移行 後に、ActivateScreenByNumber システムファンクションを使用して、このプロセスを WinCC flexible に実装します。

● "プロセスイベント"エリアポインタ このエリアポインタは使用しません。

その代わりに、変換中に 16 ビットの配列エレメントと対応する名前を持つ外部配列タグ が作成されます。 変換後、OP3 エリアポインタの各ビットに対して、新たに作成された 配列タグの配列エレメント内に 1 ビットが存在します。 アラームは、アラーム番号の昇 順でビット番号に割り付けられます。

PLC が配列エレメント内のビットの値を"TRUE"に設定すると直ちに、HMI デバイスは 割り付けられたプロセスイベントを"受信済み"として検出します。 逆に、配列エレメン トのビットが PLC で"FALSE"にリセットされると、アラームは"送信済み"として解釈さ れます。

● "インターフェース領域"エリアポインタ

このエリアポインタは使用しません。 代わりに、データは WinCC flexible の PLC で以 下のエリアポインタによって置換されます。

– [コーディネーション]

– [日付/時刻制御]

移行が完了したら、プロジェクト内にエリアポインタを作成する必要があります。

この配付により、HMI デバイスと PLC の間のデータ交換が簡単になります。PLC プロ グラムは変換後、適宜設定する必要があります。

● "システムキーボード"エリアポインタ このエリアポインタは使用しません。

このエリアポインタを置換するには、以下の手順に従います。 割り当て可能なシステム キーの数に従って、外部 3 ビットタグを作成します。 現在、タグはシステムキーごとに 1 ビットです。 システムキーでは、これは ACK、ESC、および ENTER キーに対しての みサポートされています。 OP 73 プロジェクトのテンプレートで、前に割り当てたそれ ぞれのシステムキーに SetBitWhileKeyPressed システムファンクションを作成します。

キーが外部タグの対応するビットに設定されるように、システムファンクションのパラ メータを設定します。これでタグのステータスを PLC プログラムで評価できるようにな ります。

4.3.3 [ インターフェース領域 ] エリアポインタ

はじめに

"インターフェースエリア"ポインタは使用しません。 代わりに、データは WinCC flexible の PLC で以下のエリアポインタによって置換されます。

● [座標]

● [日付/時刻制御]

このエリアポインタは、日付と時刻を PLC から OP に転送するのに使用されます。 更新 時間に基づいて、OP のシステム時間はこの PLC エリアから転送されたデータで上書き されます。 定義されたフォーマットに従った、有効なすべてのデータが PLC に保存さ れていることが前提条件です。

移行が完了したら、プロジェクト内にエリアポインタを作成する必要があります。

この配付により、HMI デバイスと PLC の間のデータ交換が簡単になります。 PLC プログラ ムは変換後、適宜設定する必要があります。

S7 PLC への割り当て

インターフェース範囲は、S7 PLC 向けに以下のように割り当てられます。

ProTool"インターフェースエリア"ポインタ WinCC flexible エリアポインタによる置換 インターフェースエリア n+0 to n+31 ポインタは、

次のように割り当てられます。

調整 n+0 から n+1

カップリング ID n+13

日付/時刻 n+15 から n+26

コーディネーション n+0 to n+1 エリアポイン

[日付/時刻制御]エリアポインタの長さ 6 ワー

バイト 1: 年(BCD コード)

バイト 2: 月(BCD コード)

バイト 3: 日(BCD コード)

バイト 4: 時(BCD コード)

バイト 5: 分(BCD コード)

バイト 6: 秒(BCD コード)

バイト 7: 空き

バイト 8: 曜日(BCD コード)

9. - 11. 空きバイト

カップリング ID は必要ありません。

開始ビットの処理(調整エリアポインタ)

調整エリアポインタには開始ビットが含まれます。 このビットの値を PLC プログラムで読 み出すと、HMI デバイスを PLC から起動したかどうかを確認できます。 開始ビットは、ス タートアッププロセス中、HMI デバイスによって一時的に"0"に設定されます。 ブートプロ セスが完了すると、開始ビットは"1"に設定されます。

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