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ソユーズ宇宙船の太陽電池パネルと通信アンテナを自動展開

ドキュメント内 金井宇宙飛行士プレスキット A改訂版 (ページ 156-161)

Sokol(ソコル)与圧服

⑥ ソユーズ宇宙船の太陽電池パネルと通信アンテナを自動展開

3.2 打上げ/軌道投入

ソユーズ宇宙船は、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からソユーズロケットで打ち上げられます。

離陸後、まず第1段ロケット(周囲の4本)が分離し、その後中央の第2段ロケットで上昇が続け られます。第2段ロケットが分離すると、その後、第3段ロケットの燃焼が開始され、打上げから約9分 後には、ソユーズ宇宙船は、初期軌道に投入されます。

ソユーズ宇宙船の打上げ/上昇シーケンスは以下のとおりです。

3.3 軌道投入後の作業

表3.3-1に、軌道投入完了後からISSドッキングまでの搭乗クルーの作業例を示します。

表3.3-1 軌道投入からISSドッキングまでの主な搭乗クルーの作業 (打上げ後、2日間かけてドッキングするケース)(1/3)

飛行1日目開始 Orbit 1

(軌道1周回目)

軌道投入後の作業(太陽電池パドルの展開、アンテナとドッキングプローブの展開)

・ 搭乗クルーは上記の展開作業を監視・確認。

・ 推進系の加圧状態、環境制御システム、および搭乗クルーの健康状態について地上に報告。

・ 地上との通信を確立。

・ 地上の追跡システムから入手した初期軌道投入データを受信。

Orbit 2

(軌道2周回目)

各システムの点検(姿勢制御センサ、「クルス」ドッキングシステム, 角加速度計、ビデオ画像ダウンリン クシステム、OMSエンジン制御システムなど)、手動による姿勢制御テストの実施

・ 搭乗クルーは各システムの点検状況をモニタし、データを確認。

・ 姿勢制御テストを手動で実施。

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡。

・ 手動姿勢制御(太陽方向に+Y軸を向けヨー回転を開始。)レート確立後、モーション・コント ロール・システム(MCS)を停止。

Orbit 3

(軌道3周回目)

・ 手動による姿勢制御(太陽方向に+Y軸を向けヨー回転)を終了。MCSの再起動。自動マヌ ーバの開始(LVLH(Local Vertical Local Horizontal)基準姿勢の確立)。

・ 軌道モジュールに入室。モジュール内の二酸化炭素除去装置を起動し、Sokol与圧服を脱ぐ。

・ 搭乗クルーはLVLH基準姿勢データを確認。

・ 軌道調整マヌーバ用のコマンド送信(軌道調整マヌーバ:DV1とDV2)

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡。

・ 自動マヌーバでDV1噴射に備えた姿勢に移行。(クルーの操縦は不要)

軌道調整マヌーバ(DV1)実施。

Orbit 4

(軌道4周回目)

・ 自動マヌーバでDV2マヌーバに備えた姿勢に移行。

軌道調整マヌーバ(DV2)実施。

・ 軌道モジュールと帰還モジュール内の圧力確認。

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

・ 手動による姿勢制御(太陽方向に+Y軸を向けヨー回転:2度/秒)を開始。レート確立 後、モーション・コントロール・システム(MCS)を停止。

・ 外部カメラの点検(LOS帯)

・ 食事 Orbit 5

(軌道5周回目)

・ 外部カメラ点検の結果報告、および搭乗クルーの健康状態の報告、与圧服の整備

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告 Orbit 6-12

( 軌 道 6-12 周 回 目)

搭乗クルー就寝

DV:

Delta Velocity

表3.3-1 軌道投入からISSドッキングまでの主な搭乗クルーの作業 (打上げ後、2日間かけてドッキングするケース)(2/3)

飛行2日目開始 Orbit 13

(軌道13周回目)

搭乗クルー起床、起床後の活動, 軌道モジュールと帰還モジュールの圧力確認と報告

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 14

(軌道14周回目)

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 15

(軌道15周回目)

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 16

(軌道16周回目)

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 17

(軌道17周回目)

・ 姿勢制御(太陽方向に+Y軸を向けヨー回転)の終了。モーション・コントロール・システム

(MCS)を再起動し、自動マヌーバを開始(LVLH基準姿勢の確立)。

・ RHC-2の手動によるテスト制御

・ 軌道調整マヌーバ噴射のデータをアップリンク

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

・ 自動マヌーバで高度調整噴射の姿勢へ移行。

高度調整マヌーバ実施。

・ 手動による姿勢制御(太陽方向に+Y軸を向けヨー回転:2度/秒)を開始。レート確立 後、モーション・コントロール・システム(MCS)を停止。

Orbit 18

(軌道18周回目)

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 19

(軌道19周回目)

・ 二酸化炭素除去装置のカートリッジ交換

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 20

(軌道20周回目)

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 21

(軌道21周回目)

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 22 – 27

(軌道22~27周回 目)

クルーの就寝

表3.3-1 軌道投入からISSドッキングまでの主な搭乗クルーの作業 (打上げ後、2日間かけてドッキングするケース)(3/3)

飛行3日目開始 Orbit 28

(軌道28周回目)

搭乗クルーの起床、起床後の活動

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 29

(軌道29周回目)

軌道モジュールと帰還モジュールの圧力確認・報告

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ レーダおよび無線トランスポンダ追跡の報告。

Orbit 30

(軌道30周回目)

Form 2 “Globe Correction”の読上げ

・ 自動ランデブコマンドタイムラインのアップリンク。

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ 無線トランスポンダ追跡。

飛行3日目自動ランデブシーケンス開始

Orbit 31

(軌道31周回目)

Sokol与圧服に着替え、軌道モジュールと帰還モジュール間のハッチを閉鎖し、帰還モジュールに着 席。

・ ソユーズ宇宙船の能動・受動状態でのステートベクトルのアップリンク

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ 無線トランスポンダ追跡。

Orbit 32

(軌道32周回目)

・ 姿勢制御(太陽方向に対する転回)を終了、MCSの再起動、自動マヌーバを開始(LVLH 基準姿勢の確立)。

自動ランデブシーケンスの開始。

搭乗クルーによるLVLH基準姿勢の監視と、自動ランデブシーケンスの実行。

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ 無線トランスポンダ追跡。

飛行3日目最終接近/ドッキング開始

Orbit 33

(軌道33周回目)

自動ランデブシーケンス(続き)、フライアラウンドマヌーバ、ISSとの距離保持 搭乗クルーによる監視。

・ フライアラウンド、ISSとの距離保持。

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ 無線トランスポンダ追跡。

Orbit 34

(軌道34周回目)

最終接近およびドッキング

・ 捕捉からドッキングシーケンス完了まで(通常約20分)。

・ ドッキングインタフェース圧力シールの監視。

・ 軌道モジュールへの移動、Sokol与圧服を脱ぐ。

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ 無線トランスポンダ追跡。

飛行3日目ISS船内入室

Orbit 35

(軌道35周回目)

ISSとソユーズ宇宙船の気圧の均等化

・ すべてのモジュール内の圧力確認・報告。

ハッチの開放、ISS船内へ入室。

・ テレメトリデータとビデオ画像のダウンリンク。

・ 無線トランスポンダ追跡。

出典:NASA Expedition 35/36 press kit

3.4 ランデブ/ドッキング

ソユーズ宇宙船は、打上げ後6時間(あるいは2日間)かけてISSに接近します。ソユーズ宇 宙船のランデブ/ドッキングは通常、自動制御で実施されますが、トラブル発生時には、ソユーズ 宇宙船の搭乗クルーが、手動で接近/ドッキング操縦を行います。

図3.4-1 ISSに接近するソユーズ宇宙船

図3.4-3 MRM1内部の様子

MRM1「ラスヴェット」は、2010年5月にSTS-132で運ばれて「ザーリャ」(FGB)下部に結合されました。

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