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ジェスチャインタラクション

ドキュメント内 要旨 (ページ 37-40)

観察者の縦向きに対するGUI表現手法

観察者の頭の縦向き方向はGUI画面の青ラインの高さ(縦位置)で表現される(図4.4).

観察者は頭を上に向いたり下に向いたりすれば,GUI画面中央に表示された青ラインの高 さもそれを追従するように移動する.この場合,前述した観察者と移動者の横向きを表す緑 ラインと赤ラインも,青ラインの縦位置に追従する(緑ラインと赤ラインは,青ラインの上 と下に表示する).なお,画面の中央に表示された縦軸のインジケーターは観察者の縦向き 角度を示し,インジケーターラインの間隔は7度である.

4.2.2 移動者へ観察者の向き情報を伝達する手法

移動者の胸の前にはパン・チルトカメラが設置されており,観察者がどの方向を見ている かは,カメラの向きを見ると分かる(図 4.5).

移動者が直接カメラの向きを見て観察者の向き方向を推測するほか,胸の前に設置された モノクロLCD(図 4.6)を見て観察者の向き方向を確認することもできる.モノクロLCD では観察者,移動者の向き方向を表示するほか,視野モード,接続状態,FPS数,システム メッセージも表示されている.

4.2.3 注目状態の検出

観察者と移動者が,同じ方向を向いて3秒以上動かないでいると,その方向に「注目」し ているとして検出される.注目になると,「相手注目」という文字メッセージを相手側に送信 し,また,音声メッセージも同時に流される.この情報の提示により,相手の行動と意図を 把握しやすくなり,会話のきっかけにもなると考えられる.

4.2.4 共同注目の提示

「相手注目」と提示された状態で,もう一人が同じ方向に向くと共同注目になる(図4.7).

すると,自分側にも相手側にも「共同注目」というメッセージが表示され,また,音声メッ セージも両側に流される.これにより,両者が共同注目していることを認識できる.特に共 同注目では,「相手も同じ方向を見てくれる」を意味し,注目行為によるインタラクション手 法でもある.

図4.4: WithYouシステム:観察者の縦向きとGUIの関係

図 4.5: WithYouシステム:移動者はカメラを見て観察者の向き方向を把握する

図4.6: WithYouシステム:観察者側のモノクロLCDとそのGUI

図 4.7: WithYouシステム:共同注目の流れ

ラクション機能を利用する(図 4.8).我々はコントローラに内蔵された加速度センサーを 用いてジェスチャのパターンを検出する.前後振るというジェスチャーが検出されると両者 側に音声提示と文字メッセージを流すという手法を取る.また,ボタンを押して相手に知ら せのメッセージを送る機能も搭載される.

4.3.1 指差し視野モード

上記のジェスチャのほか,視野モードの中の「指差し視野モード」(4.1.4節に参照)もジェ スチャの一種と考えられる.観察者または移動者が指差し視野モードを使うことによってカ メラの向き方向を制御し,相手に自分の意図を伝えることができる.

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