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コミュニケーション評価実験の結果

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第 5 章 コミュニケーション評価実験

5.3 コミュニケーション評価実験の結果

本節では、PEB実行頻度アンケートの結果を示し、その後、システムの利用ログ、有 効性評価アンケートの結果、環境意識を問うアンケートの結果を示す。

5.3.1 PEB 実行頻度アンケートの結果

基本推薦PEBのPEB実行頻度の平均の変化について20代グループのものを図5.7 に、50代グループのものを図5.8に示す。集計方法は4章で述べた方法と同じである。

なお、システム運用期間中に一度でも機会が無かったと答えたPEBを省いてPEB実 行頻度の平均を計算した。そのため、一度でも機会が無かったと答えたPEBを省いた 基本推薦PEBの個数は実験協力者ごとに異なる。表5.2に、実験協力者ごとの一度で も機会が無かったと答えたPEBを省いた基本推薦PEBの個数を示す。

今回の実験協力者らのほとんどは、PEB実行頻度がシステム運用開始前から高く、

システム運用期間を通して著しくPEB実行頻度が上昇した実験協力者はいなかった。

1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 4.5 5

システム 運用 開始前

1週間後 2週間後 3週間後 1ヵ月後

実験協力者E1 実験協力者E2 実験協力者E3 実験協力者E4 実験協力者E5 点数化した

PEB実行頻 度の平均

図 5.8: 50代グループのPEB実行頻度変化

表 5.2: 一度でも機会が無かったと答えたPEBを除いた基本推薦PEBの個数 実験協力者 基本推薦 PEB の

個数

Y1 50

Y2 36

Y3 34

Y4 20

Y5 33

E1 44

E2 42

E3 48

E4 41

E5 45

0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500

Y1 Y2 Y3 Y4 Y5 E1 E2 E3 E4 E5

システムからPEBを推薦された回数 場所ボタンを押した回数 更新ボタンを押した回数

実験協力者

50代グループ 20代グループ

図 5.9: 実験協力者ごとのPEBを推薦された回数

5.3.2 システムの利用ログ

図5.9に、PEBが推薦された回数である、システム運用期間中に(i)システムから自 動的にPEBが推薦された回数、(ii)場所ボタンを押した回数、(iii)更新ボタンを押し た回数を実験協力者ごとに示す。50代グループの方が20代グループより場所ボタンや 更新ボタンを多く押しており、PEBが頻繁に推薦されていた。

一日ごとの(i)システムから自動的にPEBが推薦された回数、(ii)場所ボタンを押し た回数、(iii)更新ボタンを押した回数について20代グループのものを図5.10に、50代 グループのものを図5.11に示す。50代グループの方が、一日に推薦されるPEBの頻 度が高く、どちらのグループともに毎日PEBが推薦され続けていた。

図5.12に実験協力者ごとの足跡、コメント付き足跡、つぶやきを残した回数を示す。

50代グループの方が20代グループより多くの足跡・つぶやきを残していた。一日ごと の足跡、コメント付き足跡、つぶやきを残した回数について、20代グループのものを 図5.13に、50代グループのものを図5.14に示す。20代グループは、システム運用期間 中に毎日足跡・つぶやきを残していたが、システムを導入してから日数が経つごとに、

コメント付きの足跡やつぶやきを残す回数が減ってきた。一方、50代グループは、コ メント付きの足跡とつぶやきは個数があまり減少することなく毎日継続的に残されて いたが、システムの運用を開始してから日数が経つごとに、足跡だけを残す回数が減

0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

システムからPEBを推薦された回数 場所ボタンを押した回数 更新ボタンを押した回数

システム運用開始からの経過日数

図 5.10: 20代グループの一日ごとのPEBを推薦された回数

0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

システムからPEBを推薦された回数 場所ボタンを押した回数 更新ボタンを押した回数

システム運用開始からの経過日数

図 5.11: 50代グループの一日ごとのPEBを推薦された回数

0 50 100 150 200 250 300

Y1 Y2 Y3 Y4 Y5 E1 E2 E3 E4 E5

足跡 コメント付き足跡 つぶやき 実験協力者

50代グループ 20代グループ

図 5.12: 実験協力者ごとの足跡・つぶやきを残した回数

少した。

5.3.3 有効性評価アンケートの結果

PEBが促進・持続されたかを問うアンケートの結果を表5.3に示す。「そう思う」「や やそう思う」を「○」、「どちらともいえない」を「△」、「そう思わない」「あまりそう 思わない」を「×」で表した。なお、有効性評価アンケートの結果の詳細については 付録Mに記載する。

0 10 20 30 40 50 60

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 足跡 コメント付き足跡 つぶやき

システム運用開始からの経過日数

図 5.13: 20代グループの足跡・つぶやきを残した回数

0 10 20 30 40 50 60

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 足跡 コメント付き足跡 つぶやき

システム運用開始からの経過日数

図 5.14: 50代グループの足跡・つぶやきを残した回数

表 5.3: PEB持続・促進アンケートの結果

コミュニティ 実験協力者 新しい PEB

行うようになっ

今まで行ってい

PEBの実行

頻度が上昇した

新たに行うよう

に なった PEB

が持続した

Y1

Y2 ×

20代グループ Y3 × ×

Y4

Y5 × × ×

E1 × × ×

E2

50代グループ E3 × × ×

E4

E5

5.3.4 環境意識を問うアンケート結果

システム運用開始前とシステム運用終了後に行った環境意識を問うアンケート結果 について20代グループのものを図5.15、50代グループのものを図5.16に示す。環境 意識はリカートスケール法を用いて、「とてもそう思う」「どちらかというとそう思う」

「どちらとも言えない」「どちらかというとそう思わない」「全くそう思わない」の5段 階尺度での回答を求め、「全くそう思わない」が1点、「とてもそう思う」が5点となる ように点数化した。システム運用開始前から、ほとんどの実験協力者の環境意識は高 かった。システム運用前とシステム運用終了後の環境意識について、対をなすデータ の片側t検定を行った結果、実験協力者Y1、E3は1%水準の有意な上昇がみられ、実

験協力者Y3、Y4、E1は5%水準の有意傾向で減少がみられ、実験協力者Y2は1%水

準の有意な減少がみられた。

1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 4.5 5

システム 運用開始前

システム 運用終了後

実験協力者Y1 実験協力者Y2 実験協力者Y3 実験協力者Y4 実験協力者Y5 点数化

した環境意識

図 5.15: 20代グループの環境意識変化

1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 4.5 5

システム 運用開始前

システム 運用終了後

実験協力者E1 実験協力者E2 実験協力者E3 実験協力者E4 実験協力者E5 点数化

した環境意識

図 5.16: 50代グループの環境意識変化

ドキュメント内 gя[p‹zs̑ՃR‾jP[V̒Ăƕ] (ページ 84-92)