3. Web インターフェース
3.9 スパニングツリーアルゴリズム
3.9.2 グローバル設定
ここでの設定は本機全体に適用されます。
機能解説
Spanning Tree Protocol
本機の初期設定ではRSTPに指定されていますが、STPに設定しIEEE802.1Dに準拠し たBPDUのみを送信することができます。この場合、ネットワーク全体に対して1つの
SpanningTreeのみの設定が行なえます。もしネットワーク上に複数のVLANを設定す
る場合、一部のVLANメンバー間はネットワークのループを回避するため無効となる場 合があります。複数のVLANを構成する場合にはMSTPを使用することを推奨します。
Rapid Spanning Tree Protocol
RSTPは、以下のそれぞれの着信プロトコルメッセージを監視し動的に各プロトコル メッセージに適合させることにより、STPとRSTPノードのどちらへの接続もサポート します。
− STP Mode ― ポートの移動遅延タイマーが切れた後にIEEE802.1D BPDUを受け 取ると、本機はIEEE802.1Dブリッジと接続していると判断し、IEEE802.1D BPDUのみを使用します。
− RSTP Mode ― RSTPにおいて、ポートで IEEE802.1D BPDUを使用しポート移 動遅延タイマーが切れた後にRSTP BPDUを受け取ると、RSTPは移動遅延タイ マーを再スタートさせそのポートに対しRSTP BPDUを使用します。
Multiple Spanning Tree Protocol
MSTPは、以下のそれぞれの着信プロトコルメッセージを監視し動的に各プロトコル メッセージに適合させることにより、STPとRSTPノードのどちらへの接続もサポー トします。
− ネットワーク上でMSTPを有効にするには、接続された関連するブリッジにお いても同様のMSTPの設定を行ない、スパニングツリーインスタンスに参加す ることを許可する必要があります。
− スパニングツリーモードを変更する場合、変更前のモードのスパニングツリー インスタンスをすべて止め、その後新しいモードにおいて通信を再開します。
設定・表示項目
グローバル設定の基本設定 Spanning Tree State
スパニングツリーを有効又は無効にします。 (初期設定:有効) Spanning Tree Type
使用されるスパニングツリープロトコルの種類を指定します。(初期設定:RSTP)
−STP ― Spanning Tree Protocol(IEEE 802.1D。STPを選択すると、本機はRSTPのSTP 互換モードとなります)
−RSTP ― Rapid Spanning Stree Protocol(IEEE 802.1w)
−MSTP ―Multiple Spanning Stree Protocol(IEEE 802.1s) Priority
ルートデバイス、ルートポート、指定ポートの識別に使用される、デバイスプライオリティ を設定できます。最上位のプライオリティを持つ機器がSTPルート機器になります(値が小 さいほどプライオリティが高くなります)。すべての機器のプライオリティが同じ場合は、最 小のMACアドレスを持つ機器がルート機器になります。(初期設定:32768、範囲: 0-61440 の値で4096ずつ(0、4096、8192、12288、16384、20480、24576、28672、32768、
36864、40960、45056、49152、53248、57344、61440)) ルート機器設定
Hello Time
ルートデバイスが設定メッセージを送信する間隔(秒)を設定できます(初期設定:2(秒)、
最小値:1、最大値:10又は[(Maximum Age/2)-1]の小さい方の値)
Maximum Age
機器が再設定される前に設定メッセージを待ち受ける、最大の時間を秒で設定できます。指 定ポートを除く全機器のポートで、通常のインターバル内に設定メッセージが受信される必 要があります。STP情報がエージアウトしたポートは接続されているLANの指定ポートに変 更されます。ルートポートの場合、ネットワークに接続されている機器のポートから新たな ルートポートが選択されます。(初期設定:20(秒)、最小値:6又は[2×(Hello Time+1)]の大 きい方の値、最大値:40もしくは[2×(Forward Delay-1)]小さい方の値)
Forward Delay
機器状態の遷移に対してルート機器が待機する最大の時間(秒)が設定できます。フレーム の転送が開始される前に、トポロジの変更を機器に認識させるため、遅延を設定する必要が あります。さらに各ポートでは、一時的なデータのループを防ぐため、ポートをブロック状 態に戻す競合情報のリスニングを行う時間が必要になります(初期設定:15(秒)、最小値:4 又は[(Maximum Age/2)+1]の大きい方の値、最大値:30)
RSTP設定
Path Cost Method
パスコストはデバイス間の最適なパスを決定するために使用されます。パスコスト方式は各 インタフェースに割り当てることのできる値の範囲を決定するのに使用されます。
−Long ― 32ビットの1-200,000,000の値
−Short ― 16ビットの1-65535の値 Transmission Limit
継続的なプロトコルメッセージの最小送信間隔の設定によるBPDUの最大転送レートの設定 を行います(範囲:1-10(秒)、初期設定:3)
Configuration Digest MD5の署名キー。
MSTP設定
Max Instance Numbers
本機で設定可能なMSTインスタンスの最大数(初期設定:65)
Region Revision*
MSTインスタンスのリビジョン(設定範囲:0-65535、初期設定:0)
Region Name*
MSTインスタンス名(最大値:32文字)
Maximum Hop Count
BPDUが破棄される前のMST内での最大ホップ数(設定範囲:1-40、初期設定:20)
* MST name及びrevision numberはMSTの特定を行なうため、どちらも必要となります。
設定方法
[Spanning Tree]→[STA Configuration]をクリックします。必要な設定項目を変更し、
[Apply]をクリックします。