• 検索結果がありません。

クラスタ構成/複数NIC使用時のdaemon.conf設定について

ドキュメント内 <環境構築ガイド> (ページ 64-67)

第5章 JobCenter起動時の設定を変更する

2. NQSDAEMON_PATH_EXPORT NQSDAEMON_PATH_EXPORT=1

5.3. 複数IPアドレス使用時のdaemon.conf設定について

5.3.1. クラスタ構成/複数NIC使用時のdaemon.conf設定について

クラスタ構成で複数のIPアドレスを使用して運用を行いたい場合、次の設定により複数のIPアドレ スで通信を待ち受けできます。

以下は複数のIPアドレスでTCP/IPソケット通信の「待ち受け」を行う設定で す。TCP/IPソソケット通信で送信する際のIPアドレスについては、後述の

wildcard=ON/OFF によるsource IP割り当ての実装についての説明を参照してくださ い。

1. local_daemon (UNIXの場合)

ローカルサイトとクラスタサイトを同じマシンで共存させる場合、あらかじめローカルサイト 側のdaemon.confにサイトモードで起動するようにlocal_daemonパラメータを設定して、ロー カルサイトを再起動してください。local_daemonパラメータについては<NQS機能利用の手引 き>の「7.3 デーモン起動オプション」を参照してください。

local_daemon=SITE

2. ipaddress (Windows/UNIX共通)

パラメータipaddressに次の形式(複数のIPアドレスをカンマ(,)区切りで記述)で記述

し、JobCenterを再起動してください。詳細は「5.2.1 Windows/UNIX共通」のipaddressを参 照してください。

ipaddress=IPアドレス1,IPアドレス2,IPアドレス3,IPアドレス4,IPアドレス5 3. ipcheck (Windows/UNIX共通)

投入元のIPアドレスからホスト名の逆引きを行って投入元のSVのチェックを行いたくない場合 には、次の設定をdaemon.confに記述してJobCenterを再起動してください。詳細は「5.2.1 Windows/UNIX共通」のipcheckを参照してください。

ipcheck=OFF

1台のWindows上でクラスタサイトのJobCenter MG/SVとローカルサイトのJobCenter MG/SVが 共存している場合は、クラスタサイトだけでなくローカルサイト側のdaemon.confファイルにも 上記のipaddress、ipcheckの設定を行ってください。

その際、同一のIPアドレスをローカルサイトとクラスタサイトそれぞれのdaemon.confファイルの ipaddressパラメータに重複して指定しないように注意してください。もし重複した場合、通信パ ケットをローカルサイト側とクラスタサイト側で取り合うことになり、正常に通信できなくなり ます。

JobCenter起動時の設定を変更する

48

wildcardの設定については 「5.2.1 Windows/UNIX共通」 の NQSDAEMON_OPT サ ブオプション「wildcard」の項を参照してください。

1. JobCenterにおいて、TCP/IP通信のsource IPはwildcard=ON/OFFによって次のように割り当 てられるよう実装されています。

JobCenterのプロトコル wildcard=ON wildcard=OFF

NQS(607/tcp) INADDR_ANY OSによる名前解決で自サイト 名から得られたIPアドレス jccombase(611/tcp) INADDR_ANY INADDR_ANY

jcevent(10012/tcp) INADDR_ANY INADDR_ANY INADDR_ANYの場合、次のように動作します。

■TCP/IPのsource IPにdestination IPと通信可能なセグメントに対応したIPアドレスが用いら れます。どのIPアドレスが用いられるかの優先順位はOSにより決定されます。(これは複数 NIC環境に限りません。同一マシン上で動作するクラスタサイトとローカルサイトの通信 で、source IPがローカルサイトのIPアドレスになる場合があることを示します)

■かつ、destination IP側のMG/SVではipcheck=OFFの設定が必要になります。

2. クラスタ構成/複数NIC環境でJobCenterを使用する場合の設定と動作の例を示します。

下記のサーバ(hostA)には次の条件があるものとします。

図5.1 クラスタ構成/複数NIC環境構築例

■192.168.1/24へのTCP/IP通信では、source IPとしてサーバの実IPアドレス 192.168.1.11 がOSにより優先される

■10.10.1/24へのTCP/IP通信では、source IPとしてサーバの実IPアドレス 10.10.1.11 がOS により優先される

■サーバ(hostA)は192.168.1/24と10.10.1/24間のIPフォワーディングを行わない

JobCenter起動時の設定を変更する

■SVであるhostB、hostCともに、siteA.co.jpをMGとしてマネージャフレームのマシンアイコ ンに登録する(連携するJobCenter MG/SV間では、同一サイトは共通する同一マシン名・マ シンIDで登録して認識する必要があるため)

ホストマシン hosts(ネットワーク)設定 daemon.conf設定 hostA

(JobCenter MG をクラスタサイ トsiteA.co.jp で運用)

hostA.co.jp 192.168.1.11 hostB.co.jp 192.168.1.10 hostC.co.jp 10.10.1.10 hostA10.co.jp 10.10.1.11 siteA.co.jp 192.168.1.101 * siteA10.co.jp 10.10.1.101 * (* は仮想IPです)

(siteA.co.jp の daemon.conf) ipaddress=

192.168.1.101,10.10.1.101 wildcard=ON

hostsB

(JobCenter SV) hostB.co.jp 192.168.1.10 hostA.co.jp 192.168.1.11 siteA.co.jp 192.168.1.101

ipcheck=OFF

hostsC

(JobCenter SV) hostB.co.jp 10.10.1.10 hostA.co.jp 10.10.1.11 siteA.co.jp 10.10.1.101

ipcheck=OFF

3. クラスタサイトsiteA.co.jpはwildcard=ONに設定しており、かつhostB、hostCでは

ipcheck=OFFに設定していてNQSパケットのIPアドレス逆引きチェックを行いませんので、各 SVとも下記の状況で問題なく単位ジョブの投入を受け入れます。

TCP/IPパケットのIPアドレス

通信方向 操作内容

source IP destination IP siteA → hostB マシン連携 マシンアイコンの登録

キューの参照

ユーザマッピングの設定 etc..

NQSの単位ジョブリモート投入

192.168.1.11 192.168.1.10

siteA ← hostB 単位ジョブの実行結果を返却 192.168.1.10 192.168.1.101 siteA → hostC マシン連携 マシンアイコンの登録

キューの参照

ユーザマッピングの設定 etc..

NQSの単位ジョブリモート投入

10.10.1.11 10.10.1.10

JobCenter起動時の設定を変更する

50 キューの参照

ユーザマッピングの設定 etc..

NQSの単位ジョブリモート投入

(hostCのhosts 設定の中に無い ため、TCP/IPレ ベルで通信でき ません)

5. 4.に加えて、hostCのhosts設定のうちsiteAのIPアドレスを次のように変更した場合、サーバ (hostA)がIPフォワーディングを行わないため、siteA.co.jp←hostC.co.jpのTCP/IP通信による 単位ジョブ実行状況や実行結果の返却ができなくなります。

ホストマシン hosts(ネットワーク)設定 daemon.conf設定 hostsC

(JobCenter SV) hostC.co.jp 10.10.1.10 hostA.co.jp 10.10.1.11 siteA.co.jp 192.168.1.101 (10.10.1/24側のI/Fからは、

192.168.1.101宛てのパケットがフォ ワーディングされません)

ipcheck=OFF

6. 4. 5.に加えて、hostCのOSのルーティングテーブルに次のようにエントリを追加すれば、siteA 側が複数IPアドレスで待ち受けていますので、通信が可能になります。(以下はWindows OSの 場合の設定例です)

# route add 192.168.1.101 mask 255.255.255.255 10.10.1.101 ↵

ただしhostCのネットワーク設定にこれらの設定変更を行うことで他のPPに影響がないか、良 く検討する必要があります。

5.3.2. IPv6アドレスで通信を待ち受ける場合のdaemon.conf設定につい

ドキュメント内 <環境構築ガイド> (ページ 64-67)