JobCenterを使用するために必要な環境を作成するために、キューの作成が必要となります。
JobCenterは、バッチ処理を行うためのシステムです。バッチ処理とは、リクエストを受け付けて キューイングし、順番に処理する機能です。
JobCenterはリクエストを受け付けると、一旦キューに登録し、順番に処理していきます。この キューは、システムの中に複数定義できます。それぞれのキューには、同時実行可能数、投入可 能ユーザ、資源制限、キュー間実行優先順位などの属性を定義できます。
マシン上にジョブネットワークを実行するデフォルトのキューを作成する方法および新規に キューを作成する方法を説明します。
図4.1 バッチ処理のイメージ
Windows OSでアカウントのパスワードを変更した場合、「サーバの環境設定」の
「ユーザ」画面でパスワードの状態をチェックしてください。
表示されているユーザについて[OK]になっていない場合は、CL/Winでそのユーザ で新しいパスワードを指定してMG/SVに接続し直すか、「ユーザ」画面でパスワード を登録し直して[OK]にしてください。
[OK]になっていないままジョブリクエストを実行しようと、認証失敗によりバッチ キューが停止してジョブが実行できなくなります。
(UNIXの場合はパスワード再設定は不要ですが、OSのアカウントが有効な状態を常に
キューの作成
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4.1. デフォルトで作成されるキュー
通常、JobCenterをインストール・セットアップした際にはデフォルトで以下のキューが自動作成 されます。デフォルトで作成されるキューは 図4.2「デフォルトで作成されるキュー」および表 4.1「デフォルトで作成されるキューの初期設定一覧」のとおりです。
図4.2 デフォルトで作成されるキュー
表4.1 デフォルトで作成されるキューの初期設定一覧
キュー名 属 性 役 割 初期設定値
guibs_1 負荷分散バッチ
キュー デマンドデリバリ方式で負荷分散パイ
プキューからジョブリクエストを受け 取って実行します。
優先度 10 多重度 1 guinw パイプキュー 自由転送キューです。他のマシンに
ジョブリクエストを転送する場合に使 用します。
優先度 10 多重度 5 guitp_1 透過型パイプ
キュー 高速かつ低負荷で、ジョブリクエスト
をローカルのバッチキューに転送しま す。
優先度 10 多重度 10 転送先 guibs_1 guilb_def 負荷分散パイプ
キュー 負荷分散を行うときに有効です。初期
設定ではデフォルトの投入先キューと して設定されています。
優先度 10 多重度 6 転送先 guitp_1 DefaultNetQue
(UNIX版のみ) ネットワーク
キュー ジョブリクエスト実行結果の返却転送
用キューでqmgrでのみ参照・制御可 能です。(CL/Winでは表示不可。この キューが停止すると単位ジョブが実行 中のままになりますので注意してくだ さい)
多重度 50
デフォルトで作成されるキューの転送順については、「4.2 デフォルトのリクエスト転送順」を参 照してください。
キューの詳しい役割については、<NQS機能利用の手引き>の「2.2 キュー」を参照してくださ い。
キューの作成
4.2. デフォルトのリクエスト転送順
初期設定ではジョブネットワークを実行すると、フローに従ってデフォルトの投入先キューであ るguilb_defパイプキューに順番に単位ジョブが投入されます。
その後、リクエストは次の順番で転送されます。
guilb_def
負荷分散パイプキュー → guitp_1
透過型パイプキュー → guibs_1
負荷分散バッチキュー
初期設定ではバッチキューguibs_1の多重度の値が1に設定されていますので、同時に 複数のジョブリクエスト実行ができず、1つずつ順番に処理されます。
そのため、後から投入されたジョブリクエストは実行待ちになります。必要に応じて guibs_1の多重度の値を2以上に調節してください。
キューの作成
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4.3. 自由なキュー構成を構築する
JobCenter CL/Winでは、標準的なキュー構成(デフォルトのキュー)を定めることでユーザの操 作を軽減していますが、自由なキュー構成をユーザが自分で構築することも可能です。キュー構 成を構築するためにはCL/Winから管理者アカウント(UMSモード)でログインしている必要があ ります。
追加可能なキューは次の2種類です。キューは合わせて500個まで作成可能です。
■バッチキュー(バッチリクエストを投入・実行するためのキュー)
■パイプキュー(ほかのキューにリクエストを転送するためのキュー)
バッチキューの作成とパラメータ設定およびパイプキューの作成、パラメータ設定、転送先設定 については、<基本操作ガイド>の9章 「ネットワークキューイングシステム(NQS)の利用方 法」 を参照してください。 また、各設定項目の詳細については「JobCenter NQS機能利用の手引 き」を参照してください。
キューの作成
4.4. キューの利用可能ユーザを制限する
管理者アカウントでログインした場合、ユーザに対して任意のキューの利用を許可したり、禁止 したりできます。
キューの利用可能ユーザを制限する方法は、次のとおりです。
1. 管理者権限のアカウント(UMS Mode)でログインし、マネージャフレームの[マシン一覧]
を表示します。
2. ユーザを制御するキューを選択し、右クリックしたときのポップアップメニューから[キュー ユーザ]を選択します。
図4.3 [キューユーザ]メニュー選択画面例
3. ユーザを制御するキューを選択し、右クリックしたときのポップアップメニューから[キュー ユーザ]を選択します。「ユーザ一覧」のリストには選択されたマシンに登録されているすべて のユーザが表示されます。
デフォルトでは「すべてのユーザ」にチェックが入っています。この状態ではすべてのユーザ が、そのキューを利用できます。
キューの作成
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図4.4 [キューユーザ]ダイアログ画面例
4. キューの利用可能ユーザを追加する場合は、「すべてのユーザ」のチェックをはずします。
5. 「ユーザ一覧」のリストからキューの利用を可能にするユーザやグループを選択し、[<<追 加]ボタンをクリックします。また、キューの利用可能ユーザを削除する場合は、削除したい ユーザを選択したあと、[削除>>]ボタンをクリックします。
図4.5 キューの利用を可能にするユーザやグループの追加画面例 6. 設定後、[OK]ボタンをクリックします。
キューの作成
4.5. 管理マシンの詳細を設定する
マシンパラメータを編集し、管理マシンの詳細を設定します。
1. NQSフレームの[キュー一覧]においてマシンを選択し、メニューバー[設定]の[NQSパラ メータ]を選択すると、現在マシンに設定されているパラメータを表示します。
図4.6 NQSの[パラメータ]表示例
2. 設定後、[OK]ボタンをクリックするとマシンパラメータは修正値に更新されます。
設定項目の詳細については、<NQS機能利用の手引き>の「6.3 JobCenter環境パラメータの設 定」を参照してください。
また、環境パラメータを定義、変更するためのコマンドはqmgrコマンドのサブコマンドとしてそ れぞれ用意されています。qmgrコマンドのサブコマンドの詳細については<コマンドリファレン ス>の「3.13 qmgr 構成管理および運用管理」の説明を参照してください。
次に同時実行可能なバッチリクエスト数の変更例を記載します。
(例)同時実行可能バッチリクエスト数を15に変更する
# qmgr ↵
Mgr: set global batch_request_limit 15
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