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クラスタシステムの場合

ドキュメント内 SPARC Enterprise SAN Boot環境構築ガイド 第1.7版 (ページ 50-55)

4.2 ブートディスクへのパスを冗長化

4.2.2 ETERNUS マルチパスドライバの設定

4.2.2.2 クラスタシステムの場合

PRIMECLUSTERを使用しクラスタシステムを構築する場合には、本手順を実施してください。

1. ディスクアレイ装置を指定してブートし、ETERNUS マルチパスドライバ のインストールを行います。

ディスクアレイ装置上のブートディスクからホストを起動し、「ETERNUSマルチパスドライバ インストール ガイド」を参照してETERNUSマルチパスドライバのインストールを行ってください。また、インストール完 了後の以下の問い合わせに対して"y"を入力してください。自動的にgrmpdautoconfコマンドが実行され、2.の マルチパス構築処理に進みます。

Do you want to make a multipath configuration now ?

すでに ETERNUSマルチパスドライバ のパッケージがインストールされている場合は、grmpdautoconf を実行

して、2.のマルチパス構築処理に進みます。

#/usr/sbin/grmpdautoconf<RETURN>

2. grmpdautoconf によるマルチパスの構築を行います。

grmpdautoconfでは対話形式で処理を行います。詳細は「ETERNUSマルチパスドライバ ユーザーズガイド」

を参照して下さい。対話処理では、以下の選択を行って下さい。

パスの自動選択/手動選択の問い合わせに対しては "手動選択"mを選びます。

アクセスパスを自動選択しますか、手動選択しますか?

** 自動選択とした場合、"New"と表示されたすべてのアクセスパスがシステムに登録されます。

** ETERNUS, Switchの設定で適切にアクセスパスが選択されている場合は、自動選択を選んでくださ

い。

** "Exist"と表示されたすべてのパスは、LUN増設処理の対象になります。

** AL接続のすべての装置はLUN増設および装置増設の対象になります。

手動選択 ---> 'm' 自動選択 ---> 'a' 中止 ---> 'q'

キーを入力してください。 [m,a,q] m<RETURN>

手動パス選択画面では、ファイバチャネルドライバのディスクアレイ装置認識方法を自動設定の場合と 手動設定の場合で、選択画面が異なります。

a. [自動設定の場合]

手動パス選択画面において、起動パスを選択します。

Adapter Switch ETERNUS Status

instance WWN WWN product

---+---+---+---+---[ ] 1 fjpfca0 100000000e24ac06 1 210000e0004101d9 E4000 CM1CA0P0 New [ ] 2 fjpfca1 100000000e244737 3 210000e0004101da E4000 CM0CA0P0 New

"New" と表示されたパスのうち、システムに登録したいアクセスパスの番号を入力してください。

** 入力後は再度アクセスパス一覧を表示します。

** 選択したパスには'*'が表示されます。

** 誤った番号を入力した場合は、その番号を再度入力することで選択対象から外れます。

** "Exist" と表示されたパスは、必ず LUN 増設処理の対象になります。

** AL 接続のすべての装置は LUN 増設および装置増設の対象になります。

パス番号入力 ---> 数字を入力してください (空白で区切って複数入力できます)

入力完了 ---> 'x'

処理中止 ---> 'q'

キーを入力してください。 [パス番号,x,q] 1 2<RETURN>

Adapter Switch ETERNUS Status

instance WWN WWN product

---+---+---+---+---[*] 1 fjpfca0 100000000e24ac06 1 210000e0004101d9 E4000 CM1CA0P0 New [*] 2 fjpfca1 100000000e244737 3 210000e0004101da E4000 CM0CA0P0 New

"New" と表示されたパスのうち、システムに登録したいアクセスパスの番号を入力してください。

** 入力後は再度アクセスパス一覧を表示します。

** 選択したパスには'*'が表示されます。

** 誤った番号を入力した場合は、その番号を再度入力することで選択対象から外れます。

** "Exist" と表示されたパスは、必ず LUN 増設処理の対象になります。

** AL 接続のすべての装置は LUN 増設および装置増設の対象になります。

パス番号入力 ---> 数字を入力してください (空白で区切って複数入力できます)

入力完了 ---> 'x'

処理中止 ---> 'q'

キーを入力してください。 [パス番号,x,q] x<RETURN>

上記で選択したパス(ディスクアレイ装置)についての設定がファイバチャネルドライバの設定フ ァイル(/kernel/drv/fjpfca.conf)へ反映されます。本手順以降は、ファイバチャネルドライバが認識す るディスクアレイ装置を固定設定とするため、ファイバチャネルドライバの設定ファイルに記述さ れている以下の設定を削除してください。

fcp-auto-bind-function=1;

b. [手動設定の場合]

fjpfca.confに記述したwwnが、"Exist" or "AL" と表示されます。それ以外のパスは選択しないで、

"確定 (x)" を選択します。

Adapter Switch ETERNUS Status

instance WWN WWN product

---+---+---+---+---fjpfca0 100000000e24ac06 1 210000e0004101d9 E4000 CM1CA0P0 Exist [ ] 1 fjpfca1 100000000e244737 3 210000e0004101da E4000 CM0CA0P0 New

"New" と表示されたパスのうち、システムに登録したいアクセスパスの番号を入力してください。

** 入力後は再度アクセスパス一覧を表示します。

** 選択したパスには'*'が表示されます。

** 誤った番号を入力した場合は、その番号を再度入力することで選択対象から外れます。

** "Exist" と表示されたパスは、必ず LUN 増設処理の対象になります。

** AL 接続のすべての装置は LUN 増設および装置増設の対象になります。

パス番号入力 ---> 数字を入力してください (空白で区切って複数入力できます)

入力完了 ---> 'x'

処理中止 ---> 'q'

キーを入力してください。 [パス番号,x,q] 1<RETURN>

Adapter Switch ETERNUS Status

instance WWN WWN product

---+---+---+---+---fjpfca0 100000000e24ac06 1 210000e0004101d9 E4000 CM1CA0P0 Exist [*] 1 fjpfca1 100000000e244737 3 210000e0004101da E4000 CM0CA0P0 New

"New" と表示されたパスのうち、システムに登録したいアクセスパスの番号を入力してください。

** 入力後は再度アクセスパス一覧を表示します。

** 選択したパスには'*'が表示されます。

** 誤った番号を入力した場合は、その番号を再度入力することで選択対象から外れます。

** "Exist" と表示されたパスは、必ず LUN 増設処理の対象になります。

** AL 接続のすべての装置は LUN 増設および装置増設の対象になります。

パス番号入力 ---> 数字を入力してください (空白で区切って複数入力できます)

入力完了 ---> 'x'

処理中止 ---> 'q'

キーを入力してください。 [パス番号,x,q] x<RETURN>

PRIMECLUSTER使用の問合わせに対し、yを選択します。

ディスクアレイ装置をPRIMECLUSTER/SafeCLUSTERの共用ディスクとして使用しますか?

** PRIMECLUSTER/SafeCLUSTERを使用する場合、各製品が提供するマルチパス設定機能を使ってく

ださい。

** また、maxthrottleの見直しも必要になります。

はい ---> 'y' (ここで処理を終了します) いいえ ---> 'n'

キーを入力してください。 [y,n]y<RETURN>

sdの設定まで、正常に完了しました。

*** IMPORTANT NOTICE ***

Installation of ETERNUS MultiPath Driver Package was successful.

3. 次にmplbconfigコマンドを実行します。

#/usr/sbin/mplbconfig -o /tmp/mplb-file1<RETURN>

*** Phase 1: mplb.conf を読み込み中です ***

*** Phase 2: /dev 配下のデバイスファイルをチェック中です ***

*** Phase 3: /devices 配下のデバイスファイルをチェック中です ***

*** Phase 4: mplb.conf と /devices 配下の構成を比較中です ***

=== マルチパス構成案 ===

既存インスタンス : 0 新規インスタンス : 2

パス追加 : 0 (インスタンス)

パス削除 : 0 (インスタンス)

4. シスボル以外の行を削除します。vi エディタ等で/tmp/mplb-file1 を編集し、システムディスクとして使用する パス以外を削除します。

このとき、クラスタシステムの場合、ブートディスクなど、ローカルなマルチパスディスクのインスタンス番 号は、クラスタを構成する各ノード間で重複しない番号にする必要があります。インスタンス番号(mplbX の

X)は、0~2047 の範囲で他のノードと重複しない番号に変更してください。

*** mplb config file ***

パス : 処理 : 構成パス : LUN : 装置情報 mplb0 : new : c2t16d0s2 c13t16d0s2 : 0 : E40004641- 130011 5. 編集したファイルを反映させ、シスボルをマルチパス化します。

#/usr/sbin/mplbconfig -f /tmp/mplb-file1<RETURN>

*** Phase 1: mplb.conf を読み込み中です ***

*** Phase 2: /dev 配下のデバイスファイルをチェック中です ***

*** Phase 3: /devices 配下のデバイスファイルをチェック中です ***

*** Phase 4: mplb.conf と /devices 配下の構成を比較中です ***

*** Phase 5: mplb.conf を更新中です ***

=== マルチパス構成案 ===

既存インスタンス : 0 新規インスタンス : 1

パス追加 : 0 (インスタンス)

パス削除 : 0 (インスタンス)

6. ブートデバイスのデバイスパス名を調べます。4. のgrmpdautoconfコマンドにおいて、マルチパス管理用特殊

ファイルと、選択したアクセス用特殊ファイルの組み合わせを表示します。lsコマンドを使用し、この出力か らブートディスクと、各構成パスの物理デバイスパス名を確認します。確認した物理デバイスパス名は、後述 の 9.と12.の設定で使用します。

#ls -l<ブートディスクのスライス 0> <RETURN>

#ls -l<各構成パスの スライス 2> <RETURN>

grmpdautoconfの出力内容が以下の場合を例にします。

*** Phase 1: read mplb.conf ***

*** Phase 2: read /dev ***

*** Phase 3: read /devices ***

*** Phase 4: compare mplb.conf and /devices ***

Path : Action : Element path : LUN : Storage

mplb0 : new : c2t16d0s2 c13t16d0s2 : 0 : E40004641- 130011 : mplb1 : new : c2t16d1s2 c13t16d1s2 : 1 : E40004641- 130011 : mplb2 : new : c2t16d2s2 c13t16d2s2 : 2 : E40004641- 130011 : この場合、ブートディスクと、それを構成する各パスは以下になります。

ブートディスク /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb0s0

構成パス /dev/rdsk/c2t16d0s2

/dev/rdsk/c13t16d0s2

ls コマンドを使用し、デバイスパス名を調べます。

#ls -l /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb0s0<RETURN>

lrwxrwxrwx 1 root root 36 Aug 29 12:05 /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb0s0 -> (折り返し) ../../../devices/pseudo/mplb@0:a,raw <RETURN>

^^^^^^^^^^^^^^^

#ls -l /dev/rdsk/c2t16d0s2<RETURN>

lrwxrwxrwx 1 root root 58 Aug 29 17:13 /dev/rdsk/c2t16d0s2 -> (折り返し) ../../devices/pci@1,700000/fibre-channel@0/mplbt@10,0:c,raw <RETURN>

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

#ls -l /dev/rdsk/c13t16d0s2<RETURN>

lrwxrwxrwx 1 root root 58 Aug 29 17:13 /dev/rdsk/c13t16d0s2 -> (折り返し) ../../devices/pci@2,600000/fibre-channel@0/mplbt@10,0:c,raw <RETURN>

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

7. ファイバチャネルドライバのリンクスピード設定を行います。

ファイバチャネルドライバのリンクスピード設定を行うには、ファイバチャネルドライバの設定ファイル (/kernel/drv/fjpfca.conf)を編集します。

ファイバチャネルドライバのリンクスピード設定には、自動選択を設定することが可能ですが、これは接続性 の容易さを重視した設定です。接続状態によっては、期待するリンクスピードにならないことがあります。こ のため、環境に応じて接続可能で最も高い転送レートを設定してください。

例:fjpfca0へリンクスピード4Gbpsを設定する場合

port=

"fjpfca0:nport:sp4";

fjpfca.confの設定については、「FUJITSU PCI Fibre Channel 説明書」を参照してください。

8. ブートディスクへのアクセスに使用するファイバチャネルブートコードへディスクアレイ装置からブートす る際の設定を行います。

注意)現在ブートで使用しているファイバチャネルブートコードへの設定は不要です。

例:fjpfca1へ設定する場合

#/usr/sbin/FJSVpfca/fc_hbaprp -i fjpfca1 -b ENABLE<RETURN>

#/usr/sbin/FJSVpfca/fc_hbaprp -i fjpfca1 -c /kernel/drv/fjpfca.conf<RETURN>

#/usr/sbin/FJSVpfca/fc_hbaprp -i fjpfca1 -v<RETURN>

boot_function : ENABLE topology : N_Port link-speed : 4G

ドキュメント内 SPARC Enterprise SAN Boot環境構築ガイド 第1.7版 (ページ 50-55)