300. 総則 300.1.
カード・タイプには、「アーティファクト/artifact」「策略/conspiracy」「クリーチャー/creature」「エ ンチャント/enchantment」「インスタント/instant」「土地/land」「現象/Phenomenon」「次元/pla ne」「プレインズウォーカー/planeswalker」「計略/scheme」「ソーサリー/sorcery」「部族/tribal」
「ヴァンガード/vanguard」がある。
300.2.
複数のカード・タイプを持つオブジェクト(たとえば、アーティファクト・クリーチャーなど)が存在する
。この類のオブジェクトは、そのいずれかのカード・タイプの持つ性質を持ち、また、そのいずれか のカード・タイプに適用される呪文や能力の影響を受ける。
300.2a
土地でもあり他のカード・タイプでもあるオブジェクト(たとえばアーティファクト・土地)は土地として のみプレイできる。呪文として唱えることはできない。
300.2b
部族・カードは他のカード・タイプを持つ。部族・カードを唱え、解決することは、そのもう一方のカ ード・タイプのカードを唱え、解決することに関するルールに従う。
301. アーティファクト 301.1.
優先権を持つプレイヤーは、自分のメイン・フェイズで、スタックが空の間、アーティファクト・カード を手札から唱えることができる。アーティファクトを呪文として唱える 場合、スタックを用いる。rule 601〔呪文を唱えること〕参照。
301.2. アーティファクト
呪文が解決されたら、それのコントローラーはそれを自分のコントロール下で戦場に出す。
301.3.
アーティファクトのサブタイプは必ず1単語であり、「アーティファクト」という語のあとに、「アーティフ ァクト ─ 装備品/Artifact ─
Equipment」といったように、長いダッシュに続いて並べられている。アーティファクトのサブタイプ は、「アーティファクト・タイプ」とも呼ばれる1単語である。アーティファクトには複数のサブタイプが あることもありうる。アーティファクト・タイプの一覧は、rule 205.3g を参照。
301.4.
アーティファクトはそのカード・タイプに特有の特性を持たない。ほとんどのアーティファクトは有色 マナ・シンボルをマナ・コストに含まないので、無色である。しかし、無色であることとアーティファク トであることの間に因果関係はない。色を持つアーティファクトも存在するし、無色であってもアー ティファクトでないオブジェクトも存在する。
301.5.
アーティファクトの中には、「装備品/Equipment」というサブタイプを持つものがある。装備品はク リーチャーにつけることができる。クリーチャーでないオブジェクトに適正につけることはできない。
301.5a 装備品がつけられているクリーチャーは、「装備しているクリーチャー/equipped
creature」と呼ばれる。装備品は、クリーチャーにつけられる、あるいは「装備される/equip」ことに なる。
301.5b
装備品は、他のアーティファクトと同様に唱えられ、戦場に出る。装備品がクリーチャーにつけられ た状態で戦場に出ることはない。キーワード能力「装備/equip」は、その装備品をあなたがコント ロールしているクリーチャーにつける(rule
702.6〔装備〕参照)。クリーチャーのコントロールに関する条件は、装備
能力の起動時と解決時にのみ確認する。呪文や他の能力によって装備品がクリーチャーにつけら れることがある。効果によって装備品をそれを装備することができないオブジェクトにつけようとした 場合、その装備品は動かない。
301.5c
クリーチャーは、クリーチャーでもある装備品を装備できない。クリーチャーは、「装備品」というサ ブタイプを失った装備品を装備できない。装備品は自分自身を装備できない。不正あるいは存在 しないパーマネントに装備されている装備品は、そのパーマネントから外れるが、戦場に残ったま まである(これは状況起因処理である。rule 704
参照)。装備品は同時に複数のクリーチャーにつくことはない。呪文や能力によって複数のクリー チャーに装備させるようなことが起こった場合、その装備品のコントローラーはどちらのクリーチャ ーにつけるかを選ぶ。
301.5d
装備品のコントローラーは、装備しているクリーチャーのコントローラーとは別物である。この2つは 同じである必要はない。クリーチャーのコントローラーが変わっても装備品のコントローラーは変わ らないし、逆も同様である。装備品のコントローラーのみが、それの能力を起動できる。ただし、装 備品がそれを装備しているクリーチャーに能力を(「得る/gains」あるいは「持つ/has」等によって) 与える 場合、装備しているクリーチャーのコントローラーのみが、その能力を起動できる。
301.5e パーマネントの、「装備しているクリーチャー/equipped
creature」を参照している能力は、そのパーマネントが装備品でなくても、そのパーマネントがつい ているクリーチャーを参照する。
301.6.
アーティファクトの中には、「城砦/Fortification」というサブタイプを持つものがある。城砦は土地 につけることができる。土地でないオブジェクトにつけることはできない。城砦に関して装備 能力に対応するのは「城砦化/Fortify」というキーワード能力である。rule
301.5a-eは、装備品とクリーチャーの関係を、城砦と土地の関係に読み替え、rule 301.5b
は「土地は、クリーチャーでもある城砦によって城砦化されない」と読み替えて適用する。rule 702.66〔城砦化〕参照。
302. クリーチャー
302.1.
優先権を持つプレイヤーは、自分のメイン・フェイズで、スタックが空の間、クリーチャー・カードを 手札から唱えることができる。クリーチャーを呪文として唱える 場合、スタックを用いる。rule 601〔呪文を唱えること〕参照。
302.2. クリーチャー
呪文が解決されたら、それのコントローラーはそれを自分のコントロール下で戦場に出す。
302.3.
クリーチャーのサブタイプは必ず1単語であり、「クリーチャー」という語のあとに、「クリーチャー ─ 人間・兵士/Creature ─ Human Soldier」「アーティファクト・クリーチャー ─ ゴーレム/Artifact Creature ─
Golem」といったように、長いダッシュに続いて並べられている。クリーチャーのサブタイプは、「クリ ーチャー・タイプ」とも呼ばれる。クリーチャーには複数のサブタイプがあることもありうる。クリーチャ ー・タイプの一覧は rule 205.3m 参照。
例:「クリーチャー ─ ゴブリン・ウィザード/Creature ─ Goblin
Wizard」は、そのカードがサブタイプとしてゴブリンとウィザードを持つクリーチャー・カードであるこ とを示している。
302.4. パワーとタフネスは、クリーチャーだけが持っている特性である。
302.4a クリーチャーのパワーとは、そのクリーチャーが戦闘で与える ダメージの総量である。
302.4b
クリーチャーのタフネスとは、そのクリーチャーを破壊するために必要なダメージの総量である。
302.4c
クリーチャーのパワーやタフネスを決定するためには、カードの右下に記載されている値から計算 し、各種の継続的効果を適用する。rule 613〔継続的効果の相互作用〕参照。
302.5. クリーチャーは攻撃したりブロックしたりできる。(rule
508〔攻撃クリーチャー指定ステップ〕、rule 509〔ブロック・クリーチャー指定ステップ〕参照。) 302.6.
クリーチャーの起動型能力のうち起動コストにタップ・シンボルやアンタップ・シンボルを含むもの は、そのコントローラーがそのクリーチャーを自分のターン開始時から続けてコントロールしていな い限り、起動できない。また、そのコントローラーが自分のターン開始時から続けてコントロールし ていない限り、そのクリーチャーでは攻撃できない。このルールは非公式に「召喚酔い」ルールと 呼ばれる。
302.7.
萎縮も感染も持たない発生源からクリーチャーに与えられたダメージは、そのクリーチャーが負う。
クリーチャーが負っているダメージの合計がそのタフネス以上である場合、そのクリーチャーは致 死ダメージを受けたといい、状況起因処理で破壊される(rule 704
参照)。クリーチャーが負っているダメージは、再生した時(rule
701.12〔再生する〕参照)とクリンナップ・ステップの間(rule 514.2 参照)に取り除かれる。
303. エンチャント 303.1.
優先権を持つプレイヤーは、自分のメイン・フェイズで、スタックが空の間、エンチャント・カードを 手札から唱えることができる。エンチャントを呪文として唱える 場合、スタックを用いる(rule 601〔呪文を唱えること〕参照)。
303.2. エンチャント
呪文が解決されたら、それのコントローラーはそれを自分のコントロール下で戦場に出す。
303.3.
エンチャントのサブタイプは必ず1単語であり、「エンチャント」という語のあとに、「エンチャント ─ 祭殿/Enchantment ─
Shrine」といったように、長いダッシュに続いて並べられている。エンチャントのサブタイプは、「エン チャント・タイプ」とも呼ばれる。エンチャントには複数のサブタイプがあることもありうる。エンチャン ト・タイプの一覧は、rule 205.3k 参照。
303.4.
エンチャントの中には、サブタイプとして「オーラ/Aura」を持つものがある。オーラはオブジェクト またはプレイヤーについた状態で戦場に出る。オーラをつけることができる先は、キーワード能力「
エンチャント/Enchant」によって規定されている(rule
702.5〔エンチャント〕参照)。他の効果によって、あるパーマネントをエンチャントできるかどうかに限 定が加えられる場合もある。
303.4a オーラ 呪文は、エンチャント能力によって規定される対象を必要とする。
303.4b
オーラのつけられているオブジェクトやプレイヤーのことを、「エンチャントされている」という。その オーラはそのオブジェクトやプレイヤーを「エンチャントしている」、あるいはそのオブジェクトやプレ イヤーに「ついている」という言い方をする。
303.4c
オーラが、エンチャント能力やその他の効果による規定に対して不正なオブジェクトまたはプレイ ヤー上にエンチャントしていた、あるいはエンチャントされているオブジェクトやプレイヤーがすで に存在しなくなっていた場合、そのオーラはオーナーの墓地に置かれる(これは状況起因処理で ある。rule 704〔状況起因処理〕参照)。
303.4d
オーラはそれ自身をエンチャントすることができない。何らかの理由でそうなった場合、そのオーラ はオーナーの墓地に置かれる。また、オーラがクリーチャーでもある場合、他のオブジェクトをエン チャントすることができない。何らかの理由でそうなった場合、そのオーラははずれ、そしてオーナ ーの墓地に置かれる。(これらは状況起因処理である。rule 704 参照)。
オーラは同時に複数のオブジェクトまたはプレイヤーにつくことはない。呪文や能力の効果によっ てオーラが複数のオブジェクトやプレイヤーにつくような場合、そのオーラのコントローラーはどち らのオブジェクトまたはプレイヤーにつけるかを選ぶ。
303.4e
オーラのコントローラーは、エンチャントされているオブジェクトのコントローラーあるいはエンチャ ントされているプレイヤーとは別物である。この2つは同じである必要はない。オーラがオブジェクト をエンチャントしている場合、そのオブジェクトのコントローラーが変わってもオーラのコントローラ ーは変わらないし、逆も同様である。オーラのコントローラーのみが、それの能力を起動できる。た だし、オーラがそれにエンチャントされているオブジェクトに能力を(「得る/gains」あるいは「持つ
/has」等によって)与える
場合、エンチャントされているオブジェクトのコントローラーのみが、その能力を起動できる。
303.4f オーラが、オーラ
呪文が解決される以外の方法でいずれかのプレイヤーのコントロール下で戦場に出、その出す効 果がオーラのエンチャント先を指定していなかった場合、そのプレイヤーがそのオーラが戦場に出 るに際してそのオーラのエンチャント先を選ぶ。そのプレイヤーは、オーラのエンチャント能力その 他適用される効果に従い、適正なオブジェクトまたはプレイヤーを選ばなければならない。
303.4g オーラが、適正にエンチャントできるオブジェクトやプレイヤーのない状態で戦場に出る