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ウエステルマン肺吸虫 及びベルツ肺吸虫

ドキュメント内 (Microsoft PowerPoint - (ページ 119-126)

Type X larva of the suborder Spirurina

21. ウエステルマン肺吸虫 及びベルツ肺吸虫

21. ウエステルマン肺吸虫

ウエステルマン肺吸虫

1878年 オランダのアムステルダム動物園で死亡したトラ(インド産)の肺か

ら発見され、1881年ハンブルグの動物園のトラからも採取されて、Kerbert が非常に詳しく記載した。

人体寄生例は、1879年に、台湾でRingerが、日本ではBaelzが検出した。

本虫は、アジアの野獣、ことにネコ科の動物に広く寄生することが明らかと なった。中でもトラは、最適の宿主であって、熱帯地方ばかりでなくシベリア トラにも寄生している。また、ヒトにもよく感染し、タイ、フィリピン、中国、台 湾、韓国、日本は流行地である。

染色体が2倍体(2n=22)のものと、3倍体(3n=33)のものがあり、後者 を区別して、ベルツ肺吸虫と呼称されることも有る。

ベルツ肺吸虫は、3倍体であるので受精する必要が無く、立派な精巣を持ちな がら単為生殖(処女生殖)を行う!

肺に寄生する吸虫類

ウエステルマン肺吸虫(3倍体、2倍体の違い)

3倍体(3n=33) 2倍体(2n=22)

第1中間宿主 カワニナ カワニナ

第2中間宿主 モクズガニ

(稀にサワガニ)

サワガニ

(稀にモクズガニ)

世界での

分部 台湾、韓国、日本

(モクズガニの原産地に一致)

中国、フィリピン、韓国、台湾、日本、

タイ、マレーシア、スマトラ、スリランカ、

インドなど 日本での

分布 ◎ △

(秋田、千葉、静岡、石川など)

成虫の大きさ 大きい 小さい

生殖

単為(処女)生殖

(受精嚢に精子がいない)

有性生殖

(受精嚢に精子がいる)

1匹でも肺に虫嚢を形成できる 2匹で肺に虫嚢を形成

(1匹では虫嚢を形成できない)

肺に寄生する吸虫類

ウエステルマン肺吸虫2倍体、3倍体(ベルツ肺吸虫)の違い

メタセルカリア1匹ずつを感染させた実験結果(ネコに感染させて200日後)

・成虫になり、虫嚢を形成

・虫嚢内で産卵

・外界で発育

・成虫になるが虫嚢は作らず

・胸腔内を徘徊しながら産卵

・外界で発育できない

3倍体 2倍体

3倍体:モクズカニ 2倍体:サワガニ

第2中間宿主 カワニナ

第1中間宿主

肺に寄生する吸虫類

横川吸虫との違い!

蓋が開き始める

九州大学出版会

図説 人畜共通寄生虫症より

肺に寄生する吸虫類

ミラシジウムが 現れる

九州大学出版会

図説 人畜共通寄生虫症より

肺に寄生する吸虫類

ミラシジウムは、

体全部を拡げて膜 に密着

九州大学出版会

図説 人畜共通寄生虫症より

肺に寄生する吸虫類

ミラシジウムは、

体を伸縮させたり 前後左右に振って 幕を全部を拡げて 膜を破ろうとする

九州大学出版会

図説 人畜共通寄生虫症より

肺に寄生する吸虫類

ミラシジウムは、

勢いよく泳ぎ回る

九州大学出版会

図説 人畜共通寄生虫症より

肺に寄生する吸虫類

3倍体:モクズカニ 2倍体:サワガニ

第2中間宿主 カワニナ

第1中間宿主

肺に寄生する吸虫類

セルカリアの形態学的相違

肺吸虫 肝吸虫・横川吸虫 住血吸虫

肺に寄生する吸虫類

3倍体:モクズカニ 2倍体:サワガニ

第2中間宿主 カワニナ

第2中間宿主

肺に寄生する吸虫類

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