第 3 章 新聞における「外来語言い換え提案」に関する調査分析
第 7 節 アンケート調査の総合分析
7-1 アンケート調査の分析(1)
以下はアンケートの分析である。
Q1「新聞を読むとしたらどんな新聞を読みますか。」
前述のように現在の全国紙の中で読売新聞は朝刊約1022万部、夕刊約433万部が発行さ れていて、日本の新聞の中で最も発行部数が多い。産経新聞は朝刊約 162 万部である。毎 日新聞は朝刊約340万部、夕刊約290万部である。日本経済新聞は273万部である。そし て、朝日新聞は朝刊約754万部、夕刊約273万部である。
以下のグラフ19に示される通りは「読売新聞」を読む大学生が一番多くて36.1%を占め ている。続いては「朝日新聞」を読む学生は22.2%であり、「日本経済新聞」を読む学生は 12.5%で第三位を示している。
グラフ19
Q2「現代の日本社会における外来語についてどう思いますか。」
これ以上外来語は増えない。このままで良いとする回答は70.8%であり最も多かった。
無関心と答えた学生も12.5%を占めている。もっと減った方がよいと答えた学生は8.3%
を占めている。
0%
5%
10%
15%
20%
25%
30%
35%
40%
系列1
グラフ20
Q3「外来語の言い換え語提案についてどう思いますか。」
いくらか必要であると答えた学生は42.5%であり、このままで良いと答えた学生が
26.3%を占めている。必要ではないが11.1%を占めている。
グラフ21 0.00%
10.00%
20.00%
30.00%
40.00%
50.00%
60.00%
70.00%
80.00%
8.30% 4.10%
70.80%
2.70% 12.50%
30.00%
35.00%
40.00%
45.00% 42.50%
26.30%
7-2 アンケート調査の分析(2)
Q4「外来語の言い換え提案」において示されている外来語について
朝日新聞(1991~2015)において高頻度使用の外来語「ケア(手当て 介護)」、「アクセ ス(①接続 ②交通手段 ③参入)」、「シェア(①占有率 ②分かち合う 分け合う)」、「コ ミュニティー(地域社会 共同体)」、「ビジョン(展望)」、「ワークショップ(研究集会)」、
「グローバル(地球規模)」、「ガイドライン(指針)」、「インフラ(社会基盤)」、「バリアフ リー(障壁なし)」、10 語の外来語を抽出した。これらについての理解度、妥当性、使用意 識について調査する。
「意味の理解度」についての調査の結果以下のようになっている。
グラフ22
10%0%
20%
30%40%
50%
60%70%
80%
100%90%
分かる 分からない
「聞くことがあるか」について調査の結果以下のようになっている。
グラフ23
「使うことがあるか」についての調査の結果以下のようになっている。
グラフ24 0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
聞いたことがある 聞いたことがない
50%
60%
70%
80%
90%
100%
「言い換え語」の妥当性と必要性については調査の結果以下のようになっている。
グラフ25
以上の調査結果によると「ビジョン(展望)」、「コミュニティー(地域社会 共同体)」、
「アクセス(①接続 ②交通手段 ③参入)」について外来語言い換え提案に沿って妥当性 が強く傾向がある。「インフラ(社会基盤)」、「ガイドライン(指針)」、「グローバル(地球 規模)」、「ケア(手当て 介護)」について外来語言い換え提案に沿って妥当性は変化を鈍い。
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
良い 普通 良くない 分からない
7-3 アンケート調査の分析(3)
朝日新聞(1991~2015)において。国立国語研究所の外来語の言い換え語提案に関して、
中頻度使用の外来語である。「アセスメント(影響評価)」、「クライアント(顧客)」、「コミ ュニケ(共同声明)」、「シーズ(種)」、「セクター(部門)」、「ディサービス(日帰り介護)」、
「バイオテクノロジー(生命工学)」、「ベンチャー(新興企業)」、「フロンティア(新分野)」、
「モニタリング(継続監視)」、10 語の外来語を抽出した。これらについての理解度、妥当 性、使用意識について調査する。
「意味の理解度」についての調査の結果以下のようになっている。
グラフ26
10%0%
20%30%
40%50%
60%70%
80%90%
100%
分かる 分からない
「聞くことがあるか」について調査の結果以下のようになっている。
グラフ27
C 「使うことがあるか」についての調査の結果以下のようになっている。
グラフ28 0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
聞いたことがある
聞いたことがない
10%0%
20%30%
40%50%
60%70%
80%90%
100%
使ったことがある 使ったことがない
D 「言い換え語」の妥当性と必要性についての調査の結果以下のようになっている。
グラフ29
以上のグラフ17によると「クライアント(顧客)」においては、国立国語研究所の外来語 の言い換え提案」に基づいて妥当性と必要性は良いが 50%を示している。妥当性と必要性 は良くない「アセスメント(影響評価)」が21%を示している。また、分からないは「コミ ュニケ(共同声明)」が32%を示す。
0%5%
10%15%
20%25%
30%35%
40%45%
50%
良い 普通 良くない 分からない