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ドキュメント内 昔ばなしの語り聞かせの一研究 (ページ 36-40)

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図3一(2)語り聞かせおよび読み聞かせの評価Bの変化

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図3一③語り聞かせおよび読み聞かせの評価Cの変化

この結果から各評価毎に2要因の分散分析を行った。

(1)評価Aについて

 評価Aにおいては、 「聞く」という要因において主効果があり、

「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」群との間に有意な差がみられた

(F−3.252, df=1/10)。すなわち、 「語り聞かせ」群と「読み 聞かせ」群との間を比べると、 「語り聞かせ」群の方が評価Aの値 が高かった。

 「回数」という要因においても主効果があり、初回と終回との闇 に有意差があった(F== 5.220,df=1/10)。すなわち、初回と終 圓の聞き方を比べると、終回に有意に高い値を示した。

 しかし、 「聞く」という要因と「回数」の要因の間には交互作用 はみられなかった。

 「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」群とを比べると、 「語り聞か せ」における高這二度の相対比率(%)が高かった。全身を耳にし て聞きとろうとする姿勢が、 「語り聞かせ」群の方が「読み聞かせ に比べてより高い集中度で聞いたことになった。すなわち、高集中 力で聞いていた。

〈2)評価Bについて

 評価Bにおいては、 「聞く」という要因において主効果があり、

「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」群との間には有意差があった

(F−4.066,df=1/10)。すなわち、 「語り聞か彗」群と「読み 聞かせ」群を比べると「読み聞かせ」群の方が有意に高い値を示し

た。

 「回数」という要因において、有意差はなかった。

 また、 「聞く」という要因と「回数」の要因の間には交互作用は みられなかった。

 評価Bにおいては、 「読み聞かせ」群と「語り聞かせ」群とを比 べると「読み聞かせ」群の方が中程度の回申力で聞いている比率が 高いことがわかった。

(3)評価。について

 評価Cにおいて、 「聞く」という要因では、 「語り聞かせ」群と

「読み聞かせ」群の問に有意差はなかった。すなわち、 「語り聞か せ」群と「読み聞かせ」群との間に集中力の差はみられなかった。

 回数という要因において主効果があり、初回と終回に有意差があ った(F=13.261, df ・・ 1/10)。すなわち、終回において初回よ りも相対比率(%)が低かった。このことは、終回においてよく聞

くようになったということである。 「聞く」という要因と「回数」

の要因の間に交互作用がみられた(F=6.917, dfd/10)。

 交互作用が見られたということから、下位検定を行った。その結 果、初回における「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」群との間に有 意差がなかった。終回における「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」

群との間に有意差がなかった。 「語り聞かせ」群の初回と終回に有 意差がなかった。しかし、 「読み聞かせ」群の初回と終回に有意差

があった(F−19.92, df ・ 1/10>。

 すなわち、 「語り聞かせ」群においては低集中度において、初回 と終回に変化があるとはいえなかった。 「読み聞かせ」群において は、初回より終回に低集中度が少なくなったことがわかった。

 すなわち、評価Cにおいて、初回では、 「語り聞かせ」群と「読 み聞かせ」群においては差がなかった。

 また終回においては、 「語り聞かせ」群および「読み聞かせ」群 の両群は差がなかった。すなわち、 「読み聞かせ」群は、初回より も終回において、評価Cの比率の割合は小さくなった。

 これらのことから、評価C:低集中度は終回が初回に比べて低く なったことは、言い換えれば評価Aと評価Bを合わせた割合が大き

くなったことであり、両群ともによく聞く ようになったということ がわかった。また、 「語り聞かせ」群は、初回と終回に変化はなか

ったが、 「読み聞かせ」群は、初回に比べてともに終回にはよく聞 くようになったのである。

(4)評価A+評価Bについて

 図3一(1}および図3一(2)からわかるように、評価Aの「語り聞か せ」群と「読み闘かせ」群の高集中度の割合の関係と評価Bの「語

り聞かせ」群の申の割合の関係が逆転していることから考えて、集 中度のレベルに評価Aと評価Bを合わせて、強集中度として考えて

みた。

 なぜならば、4歳児らしい聞き方をしている子どもの姿から考え ると、評価A「集中してよく聞いている」と評価B「視線がはずれ ることもあるが聞いている」ということは、発達的にまだじっとし ていられない4歳児の子どもらしい聞き方をしているといii一るので

はないかと考える。

 そこで、 「語り聞かせ」と「読み聞かせ」の評価Aと評価Bを合 わせたものを強集中度として,その変化をみていった。その結果を 表5に示した。

表5一ω「語り聞かせ」群の強集中度の度合いの変化

①+② 初    ⑦÷⑧圏1 終 回 計   i

100.0 98.〇+2.0 100.0 200

O H 96.0+4.0

@  61.O+38.5 99.5 84.0+15.5 99.5 199

H 樋 72.0一一}26.0 98.0 97.0+3.0 100.0 198 Y・K 99.0+1.0 100.0 98.5+1.5 100.0 200 T T 24.5+49.0 73.5 117.5+58.5 76.0 149.5 矧 N 67.5+29.5 97.0    82.0+18.0 100.0 197

94.67 95.92 190.58

SD 9.53 8.91 18.40

N

2 6 6 6

表5一②「読み聞かせ」群の強集中度の度合いの変化.

①+② 初 回  ⑦+⑧ 終 回 T−F 48.0+27.0 75.0   51.5+43.0 94.5 169.50

Y4 65.0+27.0 92.0 63.〇+33.0 96.0 188.OO

lK ・ D  26.0一←44.5 70.5 28.5+49.0 77.5 148.0◎

T引 37.5+55.0 92.5 75.0+24.0 99.0 191.50 岡・・Y 58.5+37.5 96.0 86.0+14.0 100.0 196.00 85.5 27.5+63.5 91.0 176.50

ドキュメント内 昔ばなしの語り聞かせの一研究 (ページ 36-40)

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