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図3一(2)語り聞かせおよび読み聞かせの評価Bの変化
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初回 終回
図3一③語り聞かせおよび読み聞かせの評価Cの変化
この結果から各評価毎に2要因の分散分析を行った。
(1)評価Aについて
評価Aにおいては、 「聞く」という要因において主効果があり、
「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」群との間に有意な差がみられた
(F−3.252, df=1/10)。すなわち、 「語り聞かせ」群と「読み 聞かせ」群との間を比べると、 「語り聞かせ」群の方が評価Aの値 が高かった。
「回数」という要因においても主効果があり、初回と終回との闇 に有意差があった(F== 5.220,df=1/10)。すなわち、初回と終 圓の聞き方を比べると、終回に有意に高い値を示した。
しかし、 「聞く」という要因と「回数」の要因の間には交互作用 はみられなかった。
「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」群とを比べると、 「語り聞か せ」における高這二度の相対比率(%)が高かった。全身を耳にし て聞きとろうとする姿勢が、 「語り聞かせ」群の方が「読み聞かせ に比べてより高い集中度で聞いたことになった。すなわち、高集中 力で聞いていた。
〈2)評価Bについて
評価Bにおいては、 「聞く」という要因において主効果があり、
「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」群との間には有意差があった
(F−4.066,df=1/10)。すなわち、 「語り聞か彗」群と「読み 聞かせ」群を比べると「読み聞かせ」群の方が有意に高い値を示し
た。
「回数」という要因において、有意差はなかった。
また、 「聞く」という要因と「回数」の要因の間には交互作用は みられなかった。
評価Bにおいては、 「読み聞かせ」群と「語り聞かせ」群とを比 べると「読み聞かせ」群の方が中程度の回申力で聞いている比率が 高いことがわかった。
(3)評価。について
評価Cにおいて、 「聞く」という要因では、 「語り聞かせ」群と
「読み聞かせ」群の問に有意差はなかった。すなわち、 「語り聞か せ」群と「読み聞かせ」群との間に集中力の差はみられなかった。
回数という要因において主効果があり、初回と終回に有意差があ った(F=13.261, df ・・ 1/10)。すなわち、終回において初回よ りも相対比率(%)が低かった。このことは、終回においてよく聞
くようになったということである。 「聞く」という要因と「回数」
の要因の間に交互作用がみられた(F=6.917, dfd/10)。
交互作用が見られたということから、下位検定を行った。その結 果、初回における「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」群との間に有 意差がなかった。終回における「語り聞かせ」群と「読み聞かせ」
群との間に有意差がなかった。 「語り聞かせ」群の初回と終回に有 意差がなかった。しかし、 「読み聞かせ」群の初回と終回に有意差
があった(F−19.92, df ・ 1/10>。
すなわち、 「語り聞かせ」群においては低集中度において、初回 と終回に変化があるとはいえなかった。 「読み聞かせ」群において は、初回より終回に低集中度が少なくなったことがわかった。
すなわち、評価Cにおいて、初回では、 「語り聞かせ」群と「読 み聞かせ」群においては差がなかった。
また終回においては、 「語り聞かせ」群および「読み聞かせ」群 の両群は差がなかった。すなわち、 「読み聞かせ」群は、初回より も終回において、評価Cの比率の割合は小さくなった。
これらのことから、評価C:低集中度は終回が初回に比べて低く なったことは、言い換えれば評価Aと評価Bを合わせた割合が大き
くなったことであり、両群ともによく聞く ようになったということ がわかった。また、 「語り聞かせ」群は、初回と終回に変化はなか
ったが、 「読み聞かせ」群は、初回に比べてともに終回にはよく聞 くようになったのである。
(4)評価A+評価Bについて
図3一(1}および図3一(2)からわかるように、評価Aの「語り聞か せ」群と「読み闘かせ」群の高集中度の割合の関係と評価Bの「語
り聞かせ」群の申の割合の関係が逆転していることから考えて、集 中度のレベルに評価Aと評価Bを合わせて、強集中度として考えて
みた。
なぜならば、4歳児らしい聞き方をしている子どもの姿から考え ると、評価A「集中してよく聞いている」と評価B「視線がはずれ ることもあるが聞いている」ということは、発達的にまだじっとし ていられない4歳児の子どもらしい聞き方をしているといii一るので
はないかと考える。
そこで、 「語り聞かせ」と「読み聞かせ」の評価Aと評価Bを合 わせたものを強集中度として,その変化をみていった。その結果を 表5に示した。
表5一ω「語り聞かせ」群の強集中度の度合いの変化
①+② 初 ⑦÷⑧圏1 終 回 計 i
100.0 98.〇+2.0 100.0 200
#
O H 96.0+4.0@ 61.O+38.5 99.5 84.0+15.5 99.5 199
H 樋 72.0一一}26.0 98.0 97.0+3.0 100.0 198 Y・K 99.0+1.0 100.0 98.5+1.5 100.0 200 T T 24.5+49.0 73.5 117.5+58.5 76.0 149.5 矧 N 67.5+29.5 97.0 82.0+18.0 100.0 197
で 94.67 95.92 190.58
SD 9.53 8.91 18.40
N
2 6 6 6表5一②「読み聞かせ」群の強集中度の度合いの変化.
①+② 初 回 ⑦+⑧ 終 回 計 T−F 48.0+27.0 75.0 51.5+43.0 94.5 169.50
Y4 65.0+27.0 92.0 63.〇+33.0 96.0 188.OO
lK ・ D 26.0一←44.5 70.5 28.5+49.0 77.5 148.0◎
T引 37.5+55.0 92.5 75.0+24.0 99.0 191.50 岡・・Y 58.5+37.5 96.0 86.0+14.0 100.0 196.00 85.5 27.5+63.5 91.0 176.50