図12−6−B
ll:鷲露獺細辛雲
月 月
2・3・4月全面にフトヒルムシロの赤茶色の葉で覆われた。 (図12−6−A・B)
5月全面フトヒルムシロの葉で覆われ、周辺部はカサスゲが繁茂していた。
6〜9月全面にフトヒルムシロが覆い、一部コウホネとヒツジグサが見られ た。大きな変化なし。水位は、台風やその後の晴天続きによる渇水にもか かわらず、ほとんど変化がなく安定していた。 (図12−6−C・D)
10・11月ほとんど変化がない。水位も変化がない。 (図12−6−E)
12月落ち葉の茶色とフトヒルムシロの葉の緑で水面が覆われた。
(図12−6−F)
図12−7−A 図12−7−B
月
・10月
2・3,月 フトヒルムシロの赤茶色の沈水葉が目立つ。 (図12−7−A)
4・5月土手にはショウジョウバカマの花とコウホネが繁茂した。 (図12−7−B)
6月 コウホネの花や難題葉さらにイヌタヌキモが目立った。 (図12−7−C)
7月マルバオモダカ・ヒツジグサが見られ土手にはキキョウが咲いた。
8・9月イヌタヌキモの黄色の花が咲いた。 (図12−7−D)
10月
コウホネが枯れはじめ、イヌタヌキモ・マルバオモダカが見られなくな った。11・12,月水面の油膜が消えた。コウホネの抽水葉がなくなった。水位はほとんど変化なし。 (図12−7−E・F)
図12−7 ため池5 植生の季節変化
図12−8−A 図12−8−B
図12−8−C トキソウ
図12−8−Dノハナショウブ 図12−8−Eカキラン図12−8−G
欝蒙
鍵
1・2・3月湿地植物は見られない。
4・5月緑が多くなり、アゼスゲ・ゴウソの花が目立ち、コモウセンゴケが咲き、
ショウジョウバカマやサワダルマの花が咲いた。 (図12−8−A・B)
5・6月絶滅危惧種のトキソウ・ノハナショウブ・カキランなどの花が咲いた。
(図12−8−C・D・E)
7・8月チゴザサ・ヌマガや等が繁茂し緑一色であった。台風後晴天が続き 乾燥化が目立った。ホザキノミミカキグサの群落があり紫の花が多く咲いた。
(図12−8−F。G)
図12−8 湿地1植生の季節変化 (次へ)
11月紅葉になり落葉が多くなった。12,月草刈が行われていた。 (図12−8−H・1)
図12−8 湿地1 植生の季節変化
図12−9−C
1・2・3月湿地植物は見られない。
4・5月
く見られた。
11月渇水で水路には水がなく、落葉が溜まっていた。
12月草刈が行われた。
図12−9 湿地2 植生の季節変化
緑が多くなり、7・8・9月とチゴザサが繁茂し、キセルアザミも多
(図12−9−A・B)
(図12−9−C)
(図12−9−D)
図12−10−D
1〜3月ほとんど植物は見られない。湿性木本のハンノキが多く見られた。
4・5月コガマ等の農水植物が見られる。 (図12−10−A・B)
6月 ボランティアにより湿地の整備を行う。(陸生植物・帰化植物の排除、
深みの整備等)ヒメシダ・チゴザサ・アゼスゲが繁茂した。 (図12−10−C)
7月 コガマが繁茂し、コナギ・ホッスモ・アイノコイトモが目立ち始めた。
8月晴天続きで水位が0であった。深みにはミズオオバコが目立ち白い花を 咲かせていた。(ボランティアにより湿地周辺の整備を行う。)(図12−10−D)
9・10月コガマが繁茂し、その周囲には、カンガレイ・シカクホタルイ・
アイノコイトモ・コナギなども目立った。
(図12−10−E・F)
12月湿地の調整により、草刈が行われた。
図12−11−E
1月から6月までは、水路に水が流れていた。特に田植え時期にキレ池 からの放流があり水量が多く流速も速かった (図12−11−A・B)
夏〜秋にかけて晴天が続き渇水になり、水路に水の流れはなかった。
12月になってやっと水路に水が流れ始めた。
図12−11 水路の季節変化
(図12−11−C・D・E)
3−2 水質の現状
各月毎の調査で測定した水質の結果は表5−1〜7ならびに図13−1〜5に 示し、水質の平均値の結果を表6ならびに図14−1〜2に示した。
[水温・気温コ
水温・気温は、季節による変化が大きいが、どのため池においてもよ く似た変化の傾向を示した。平均気温は22.1℃で、平均水温が最も高い のがキレ池の19.4℃、低いのがため池4の16.9℃であった。この差は日当 たりの差であり、ため池ごとの植生の違いにも大きく影響していると思 われる。特にジュンサイは、水温の高いキレ池とため池1の優占度が高か った。5月が4月より低かったのは、観測した2002年に4月の気温が高かっ たことの反映であり、植生への影響として、通常5月に開花するいくつか の水生植物(コウホネ、ヒメコウホネ)がこの年に限り4月半開花した。
水路についても同時に水温を測定したところ、常にため池よりやや低い 水温が観察された。これは止水と流水の違いが反映していると思われる。
また、個々のため池の問においても同様に変化し、その差は小さかった。
[降水量]
この年の降水量を雨量:計により測定したところ、1月:48田m、2月:14mm、
3月:67田!簸、4月:168mm、5月:161mm、6月:45 m醗、7月:200 mm、8月:85 m閉、
9月置2』m、10,月:136mm、11,月:56 m甑12月:13血搬で、年間降水量は1,018mm
(12,月24日まで)であった。表5−1と図13−Aに示した。特に2,月と6月、8 月、9,月の降水量が少ないのが特徴的な年であり、年間降水量1,316搬mの 平均よりも200m恥以上少なかったことが分かる。表5・図13に示す月毎の 水質変化のいくつかは、この降水量の影響があると考えられた。雨水の pHは図13−Bに示したように6.14から6.59の間であり、特にかたよったpH の雨は観測されなかったが、3月と8月が低い値の酸性雨の傾向を示した。
表5−1 気温・降雨の降水量とそのpH
1月 2 3月 4月 5 6月 平均厘
気温。C 78 11.0 17.8 24.0 23.0 30.0
7 8月
9
10 11 12月 221気温。C 34.5 34.5 32.0 240 18.0 88
月 1月
2
3月 45
6降水量mm
48 14 66 168 161 45 計7 8 9 10 11 12
降水量mm
200 85 27 135 56 13 1018月 1 2月
3
45
6PH 6.48 6.25 6」4 629 649
647
平均値7
8 9
10月 11 12PH 6.53 622 6.50 6.51 655 660 6.42