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コウホネ(多数)

シズイ(多数)

キキョウ(数個体)

一飛

ヒメコウホネsp(数個体)

___正  、  が

ため池2

コガマ(多数)

ムツオレグサ(数個体)

 〆・

※ため池

  ダ      吃

御客琴繋

   ・曳. こぐ㌃

  ち  ちか ヘヨち

ほウホネ(多数)

ヒメコウホネsp(多数)

シズイ(多数)

オニスゲ(多数)

税こ\・辱    く 

   ご

\   ㍉   、

観察湿地

評      荒

フトイ(多数)

ヒメコウホネsp(多数)

ヒメタヌキモ(多数)

マルバオモダカ(数個体)

  畷蔦三庭一 輔

欝E

  \

ヤ目

1ξへ㌦

多ケ。ぐ;

ヒメ識ウホネsp(多数)

マルバオモダカ(多数)

アギナシ(数個体)

サギソウ(1個体)

 響

キレ池 州  {

  観察池       〆

獣  複、

熱 隠

 鹸    」、   ㍉

凝ウホネ(多数)

ヒメタヌキモ(多数)

アギナシ(数個体)

シズイ(多数)

無・塔婆三

㌦こ

凝ウホネ(多数)

ヒメ潔ウホネsp(多数)

マルバオモダカ(多数)

アギナシ(数個体)

ヒメタヌキモ(数個体)

        、 ㌧

勾\へ訳

※調査対象としていないため池であ

るが水生植物調査のみ9月に行った。

サギソウ(数個体)

トキソウ(多数)

カキラン(数個体)

ノハナショウブ(多数)

アギナシ(数個体)

オニスゲ(多数)

サワギキョウ(多数)

ミズギボウシ(多数)

ミズトンボ(多数)

図20観察地点における絶滅危惧種:の生育状況

表11 調査地で確認できた動物  調査時において、

確認されている。 確認できたものであり、実際にはもっと多くの種が

魚類 キレ池 察池 察湿地 ため池1 ため池2

ため池3 ため池4 ため池5

1 *メダカ O

O

0 o

2 *ドジョウ

3 ヨシノボリ o

甲殻類 キレ池 察池 観湿地 ため池1 ため池2 ため池3 ため池4

ため池5

1 ミナミヌマエビ o

2 スジエビ o

昆虫 キレ池 察池 観察湿地 ため池1 ため池2

ため池3 ため池4 ため池5

1 *ハツチョウトンボ 0 O o

2 *ヒメタイコウチ 0

0

0

o O 0

3 キイイトトンボ O

0

O

o

4 モノサシトンボ O

O o o o

5 マユタテアカネ 0

o

6 ニヤンマ 0 O

O

7 ショウジョウトンボ 0 O

0

8 チョウトンボ O

9 シオカラトンボ O O

10 ギンヤンマ o

11 クロイトトンボ 0

0

12 オオイトトンボ 0

13 ミズカマキリ O

O

14 ヒメミズカマキリ 0

15 タイコウチ

0

16 ヒメガムシ

17 コオイムシ 0 0 0

18 マツモムシ 0

O

0

19 ミズスマシ

0

その他 キレ池 観察池 観察湿地 ため池1

ため池2 ため池3 ため池4 ため池5

トノサマカエル O o

0

0

0 O O o

2 シュレーゲルアオガエル

O

3 ニホンアカガエル

0 o

4 マムシ o

5 イシガメ

O

0

3−4やしろの森公園のため池の意義と今後の保全の必要性  3−4−1やしろの森公園のため池の価値

 今回の調査から、やしろの森公園のため池群は山間部の「谷池」で、水 質はpH、電気伝導度、 DO、 COD、 NO3一濃度等の値から、すべてが貧栄養な 水質で、ほとんど人為的な汚濁を受けていない貴重な水域であった。底質 には落葉や枯葉が多くみられ、水の色相が褐色であることから、貧栄養で あるとともに、腐植栄養のため池であることがわかった。また、植生の調 査から、「谷池」に特有のフトヒルムシロ・ジュンサイ・ヒツジグサやタ ヌキモ類などの浮葉植物の植生を示す点では共通しているものの、全く同 じ場所で生育が可能な環境条件にあるといってよいため池であるにもか かわらず、実際には違った分布を示し、各ため池で植生の個性が見られる ことがわかった。ため池で生育を確認した水生植物種は26種あり(表9)、

キレ池が最高の19種、観察池とため池1が14種で、ため池2・3が8種、ため 池5が5種、ため池4が最低の3種であった。このように水生植物の生息が確 認され、生物多様性の点でも山間地のため池の典型といえ、その保全の意 義も高い。このような特徴:をもっことは、学術的に価値のあることである。

 3−3−2の貴重種(p73・74)で示したように、全てのため池にわた ってレッドデータブックに記載されている水生植物が、多数確認された。

貴重種(表10)として兵庫県と近畿のレッドデータブックに絶滅危機大 としてAランクに記載されている「アギナシ」は、湿地1・キレ池・観察 池・ため池1の4カ所、ドシズイ」は、ため池1・2・3の3カ所、「ヒメタヌ キモ」は、ため池1・観察池の2カ所、近畿A・兵庫Bの「マルバオモダカ」

は、キレ池・観察池・ため池5・*ため池の4カ所でそれぞれ確認した。

さらに存続基盤が脆弱な種としてCランクに記載されている貴重種は、

「コガマ・オニスゲ・フトイ・ノハナショウブ・サギソウ・トキソウ・

カキラン・ミズトンボ・ミズギボウシ・コバノトンボソウ・コウホネ・

ヒメコウホネsp・キキョウ」の13種である。このうち2001年に新たに記 載されたのが「サギソウ・ミズトンボ・ミズギボウシ・コバノトンボソ

ウ・キキョウ」の5種であった。この13種の内「ノハナショウブ・サギソ ウ・トキソウ・カキラン・ミズトンボ・ミズギボウシ」の6種と食虫植物 のモウセンゴケやその他多くの湿性植物の生育をキレ池の谷頭部にある 貧栄養の湧水湿地(湿地1)で確認した。ため池周辺や土手にもCランク の「キキョウ」やショウジョウバカマ・スイラン・キセルアザミ・ヌマ トラノオ・サワヒヨドリなどの美しい花を咲かす植物も多く確認できた。

しかし、ヌマガヤやチゴザサなど乾燥化に強い陸生植物の侵入が目立っ

ていた。

 絶滅危惧動物であるメダカの確認できたため池が6カ所(キレ池・観察 池・観察湿地・ため池1・2・4)、ハッチョウトンボの確認できたため池 が3カ所(ため池1・2・3)、ヒメタイコウチの確認ができたため池が6カ 所(観察池・ため池1・2・3・4・5)、ドジョウの確認できたため池が2カ 所(観察池・観察湿地)であった(表11)。これらは人為的な汚染がほと んどない貴重な水域であることを示した。さらにブラックバス・アメリ カザリガニ等の外来種の侵入を確認することもなかった。このような特 徴からも価値のあるため池と思われる。

 やしろの森公園内のため池で、現在、本来の目的である水田の灌慨用 水として利用されているのは、キレ池のみである。このキレ池は特に電 気伝導度の値が低く、CODの値も他に比較して低く保たれている。これに 続く観察池さらには水路を経て水田に至る水系は、里山としてのやしろ の森公園の中心を形作っている。実際、キレ池は新たな整備も施され、

観察池は来訪者が何時でも間近に水生植物や昆虫を観察できるように観 察所も設けられている。また、下流の水田はアイガモ農法の体験ができ

て可能であり、その中のため池も同様である(兵庫・水辺ネットワーク 1999)が、その点では、キレ池を含むこの「中央谷水系」は、今後もそ の環境保全が十分なされていくであろうと予想できる。一方、他の5つの ため池は放置されたままの状態であるが、これら放置ため池においても、

水質は一定の範囲内で維持されており、一部を除いてその植生も豊かと

いえる。

 角野(1998)によれば、兵庫県で分布が確認された水生植物121種の内、

76%がため池に生育し、36%はため池にしか見られないという。水生植 物種は異なるものの、同様のことが近隣の吉川地方の山間部のため池で も見られることが調べられており(角野1998)、今後この放置ため寮費 の水質調査を他の項目(リン・総窒素・炭酸量など)にまで広げ、植生 との関係を更に詳細に調べることにより、水生植物の生育条件・競合的 関係の有無など貴重な知見が得られる可能性がある。しかし、これらの ため池群は、キレ池と異なりほとんど整備がなされておらず、いずれも 底質は落葉でおおわれ水抜き・土手補修などの保全活動は一度も行われ ず、ため池3のように止水栓が腐食し、水漏れが起こり夏場に水の利用が ないにも関わらずほとんど干上がってしまうようなため池もあり、早急 の保全が必要である。

 3−4−2 やしろの森公園のため池の保全

  生物多様性保全において、原生的あるいは健全な生態系については、

人為を加えずに維持することが原則であり、既に自然環境が劣化してし まった地域では、環境影響評価法(環境アセスメント法1997)による環 境影響緩和策(ミティゲーション)を行いながら自然回復を実践するこ とになっている。この環境影響評価法(環境アセスメント法1997)は、

米国国家環境政策法(NEPA)(1978>における環境配慮の考え方である環 境影響緩和策(ミティゲーション)として、「回避」・「最小化」・「修正」・

「影響の軽減/消失」・「代償」がもりこまれている(p17参照)。

 多様な生き物の生活を支えるため池は、灌概用水を確保するために築 かれた人工的な水域であり、絶えず人為を加え維持管理する必要がある

(兵庫・水辺ネットワーク1999)。以前のような里山を中心に行われて いた伝統的な農作業、つまり繰り返し利用する維持持続循環型の農業環 境(炭焼・下草刈り・稲作等)を行うことが必然的にため池の維持管理 につながり、結果として、生物多様が保全されることになった。しかし、

近年、維持持続循環型の農業環境が崩れ、里μ」や水田やため池等の維持 管理を行うことが困難となり、これらの維持管理のための費用やエネル

ギーは莫大なものとなる。この維持管理をNPO単独や公的機関だけで行う のは非常に難しいことである。したがって公的な援助とNPOや住民の協力 なしには里山やため池の保全はありえない。この「やしろの森公園」は このような問題を解決するためのモデルケースとして平成12年7月に開

設された。

 平成11〜13年度の環境庁自然保護局による日本の里地里山の調査にお いて、絶滅危惧種が集中して生息する地域の多くは、原生的な自然地域

よりむしろ里地里山地域であることが明らかになり、都市住民の人工的

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