第3
(白紙)編
3-1章.現場代理人等通知書
工事現場の運営、管理等を行う者または建設工事の技術上の管理をつかさどる者の氏名 を明らかにするための書類(工事請負契約書第10条)
受注者は、工事請負契約締結後すみやかに発注者に提出する。また、現場代理人等を変 更した場合は、その都度変更届を提出する。
3-1-1 現場代理人
① 現場代理人は工事現場に常駐し、その運営、取締りを行うほか、請負代金額の変更、
工期の変更、請負代金の請求及び受領、工事請負契約書第12条第1項の請求の受理、
同条第3項の決定及び通知、同条第4項の請求、同条第5項の通知の受理並びにこの 契約の解除に係る権限を除き、この契約に基づく受注者の一切の権限を行使する。(契 約書第10条第2項)
② 発注者は、前項の規定にかかわらず、現場代理人の工事現場における運営、取締り 及び権限の行使に支障がなく、かつ、発注者との連絡体制が確保されると認めた場合 には、現場代理人について工事現場における常駐を要しないとすることができる。
(契約書第10条第3項)
② 現場代理人は、主任技術者及び監理技術者並びに専門技術者と兼務することが出来 る。
3-1-2 主任技術者(または監理技術者)
① 主任技術者は、工事現場における施工の技術上の管理をつかさどる者で、建設業法 第7条第2号イ、ロまたはハに該当する者でなければならない。
② 当該工事が建設業法第 26 条第2項に該当する場合は、主任技術者に代えて監理技 術者を定めなければならない。
③ 監理技術者は建設業法第15条第2号イ、ロまたはハに該当する者とする。ただし、
指定建設業の7業種については同法第 15 条第2号イまたはハの規定により国土交通 大臣がイと同等以上の能力を有するものと認定した者でなければならない。
3-1-3 留意事項等 1.留意事項
① 専門技術者は、当該工事が建設業法第 26 条の二に該当する場合には定めなけれ ばならない。なお、専門技術者は主任技術者と同等以上の資格要件でなければなら ない。
② 経常建設共同企業体(以下「JV」という。)の場合は、JVを構成する全ての 受注者が主任技術者を専任しなければならない。
③ 特定建設共同企業体(以下「特定JV]という。)の場合もJVと同様である。
④ 請負代金額が、1億6千万円を超える土木工事の主任技術者は、1級土木施工管 理技士(1級建設機械施工技士))又は技術士法(昭和32年法律第124号)による
本試験のうち技術部門を建設部門、農業部門(選択科目を「農業土木」とするもの に限る。)・森林部門(選択科目を「森林土木」とするものに限る。)の資格を有す る者でなければならない。
また、請負代金額が、4,500万円以上1億6千万円未満の土木工事の主任技 術者は、1級または2級土木施工管理技士(建設機械施工技士))又は技術士法(昭 和32年法律第124号)による本試験のうち技術部門を建設部門、農業部門(選択科 目を「農業土木」とするものに限る。)・森林部門(選択科目を「森林土木」とする ものに限る。)に限る。)の資格を有する者でなければならない。
⑤ 受注者は、工事請負代金額5,000万円以上の工事については、契約書第10 条に基づき提出する経歴書に、「技術者詳細経歴書」を添付するものとする。(東 北地方整備局土木工事共通特記仕様書)
2.提出時期・部数
提出時期は工事請負契約締結後速やかに提出する。また、現場代理人等を変更した 場合はその都度通知する。
提出部数は、「1-1章.提出書類一覧表」を参照。
3.様式
① 現場代理人等通知書
② 経歴書
過去2年間についての公共工事及び民間工事すべてについて記載する。
様式-20
支出又は分任支出負担行為担当官( 官職氏名)
殿
( 請負者名)
印
平成○○年○○月○○日付けをも って 請負契約を 締結し た ○○○○○○○工事に ついて 工事請負契約書第10条に基づき 現場代理人等を 下記のと おり 定めたので別紙 経歴書を添えて 通知し ま す。