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スライド44
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スライド43
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スライド45
いては,先ほど触れたマンパワーが少なく てもいい介護保険の準備病棟などに移って おくという方法もあるかと思います。
そういうこと以外に,さらにパワーアッ プできるところがあれば,一般病棟や回復 期リハ病床をお持ちになることや,もしく は本当にダウンサイジングしてしまって,
本体は介護施設にしてしまって,在宅療養 支援診療所をつけて,在宅に特化する方法 もあるのではないかと思っています。
単独の介護療養病床の場合(スライド44)単独型の介護療養病床をお持ち の病院は,6年後のことを考えて今のうちから区 分2・区分3の患者さんをお集めになってマンパ ワーを多くして医療療養のほうに転換されてもい いですし,3年間くらい様子をみるという方法も あるのではないかと思います。マンパワーが少な いところは経過型の療養病床に転換して,6年間 かけて戦略を練って有料老人ホームとか,特定施 設などに転換していくという方法もあると思いま す。
医療療養病床・介護療養病床の場合(スライド45)医療療養と介護療養,両方とも お持ちの病院は,2つの病棟で患者さんの医療区 分の状態に合わせて入れ替えていく。医療のほう は重症の人を集めていって,介護のほうは軽い患
者さんにしておいて,いずれ転換をしていくとい う道がいいのかなと思っています。
一般病床を含むケアミックス病院の場合 (スライド46)一般病床と療養病床のケアミッ クスの病院は,一般病床である程度重症化した患 者さんをケアミックスのほうの医療療養に移して いくとか,もしくは医療療養をやめてしまって障 害者病棟,回復期リハを持つとか。亜急性期病棟 もあります,それを少しつくるとか。そういうふ うな選択肢があるかと思います。いくつかのポイント――アンケートの問題など (スライド47)途中のまとめです。今回の介護 療養病床の廃止の問題には,いくつかのポイント があります。1つは,例の中医協に出されたアン ケートの問題ですが,よく見ると2つのア ンケートがあります。
アンケートの問題スライド48は中医協の「慢性期入院医療 実態調査」。平成17年11月11日の資料です が,最初の設問とこれが世の中に出た結果 が,ちょっと内容がすり替えられたんです ね。最初の設問は,この丸で囲んだところ ですけれども,「医師の指示の見直し」の 頻度だったんです。指示がどれくらい変わ ったかということの調査だったんですね。
指示というのは,重症の患者でも同じよう な指示がずっと続くことがあるわけです。
指示の変化が頻繁にあるだけが重症という 事 務 長 セ ミ ナ ー 今 後 の 慢 性 期 入 院 医 療 に つ い て
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スライド46
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スライド47
わけではないのですが,それが,皆さんの前で発 表されたものは「医師の対応」に変わっていたん ですね。対応が少なかったというふうに変わって いたわけです。これは全く意味が違う。こういう ふうに,こそっと恣意的にやられているんですね。
これって信じられないですよね。よくこんなこと やりますねと感じませんか? アンケートという
のは本当によく見ないといけないんです。
(スライド49)もう1つのアンケートですが,
これは「療養病床における医療提供体制に関する 調査」。平成16年3月のものですが,帯グラフの 中の右から2番目を指すと思うんですが,調査で は,「医学的管理をさほど必要とせず,容態急変 の可能性が低い」という設問だったのですが,出 てきた発表の内容 は「福祉施設や在 宅によって対応で きる」と変わって いたんです。これ もひどい話で,意 味が違います。も し,もともとの設 問どおり素直に発 表していたならば,
丸で囲んだ部分で 全部で7割を占め ますから,患者の 70%以上が一定の 医学的管理を要す る状態以上であり,
またその半数は容 態の急変が起こり やすいか病状が不 安定であるという ふうになるわけで す。全然違います でしょ? 解釈に よって。このアン ケートで,廃止が 決まったというの は全くおかしい。
納得いかないです ね。
これに関しては,
参議院議員の西島 英利先生がきちっ と報告しています。
事 務 長 セ ミ ナ ー 今 後 の 慢 性 期 入 院 医 療 に つ い て
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スライド48
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スライド49
報告しても,あまりきちっとした答えが返 ってきていませんね。
手続きの問題など次は手続きの問題で,このように大事な ことを,社会保障審議会の親部会で決めず に,分科会のなかでさらっと通してしまっ たことです。
私,日本医師会の議事録を見ましたが,
日本医師会のなかでも,はっきりと厚生労 働省から情報が伝わっていなかったですね。
どうやら何か起こるらしい。介護施設がそ のうち転換をしないといけないらしいとし か書いてないんです。やはり相当変にやっ たんですね。そういうことで,国民の合意ができ ていないし,重症者の行き場がなくなります。
先ほど話したように,老健施設というのは朝9 時から夕方5時の間しか医師はいません。日本の 老健施設の2割は,夜は看護師さんが1人もいな いんです。そういうところで,意識障害があって 麻痺があってという人をみれますかね。そういう 問題があります。転換型老健で大丈夫かなと。
それから地域差があります。地方によっては,
参酌標準の枠があってなかなかいけない。また都 市部では土地が高く,土地がないので転換しにく い。そういうことが大きな問題だと思っています。
介護療養型病床のニーズ (スライド50)先ほどのアンケートのなかの違 うページにはこういう結果も出ています。介護療 養型病床の機能としては,急性期病院からの受け 入れが56.6%,長期療養は52.4%,リハビリテー ションが半分,在宅ケアとの連携,終末ケアとい うようなかたちで,医師や看護師が365日常駐し ていて,医学管理と看護・介護が同時にできるの が良い施設だというような表現のことがあるわけ です。スライド51は,同じアンケートのなかの,
ターミナルケアについてですけれども,終末期の ケア,介護療養型医療施設では25.7%の人が最期 を迎えていますが,老健施設だとたったの2.2%
です。老健施設の場合は,具合が悪くなると一般
の急性期病院に転院してしまいます。先ほどの東 大の永井良三先生がおっしゃっていたように。で すから,医療費はどんどん上がりますよね。もっ たいないと思います。
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スライド51
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スライド50
(スライド52)介護療養型医療施設ではこのよ うに密度の濃い処置が行われています。
(スライド53)極めつきは,患者さんのご家族 に聞いてみた希望の療養場所ですが,何と現在の 介護型の療養病床をご希望の方が半分以上いらっ しゃいます。在宅が17.8%,特養が8.5%という ことで,こんなに介護療養型医療施設のニーズが 高いにもかかわらず,廃止というのはちょっと腑 に落ちません。
医療・介護難民を防ぐために (スライド54)ではどうするかと考えたんです が,受け皿がない。医療と介護の難民を防ぐため にどうしようかと考えたとき,大きく2つに分か れると思います。1つは,医療療養病床の枠を拡 大すること。38万床をいきなり15万床に減らし,
6割引きというのは考えられませんよね。2割か 3割減らして様子を見ながらまた減らすならいい
んですけれど,6割だというのです。先ほどお話 ししたように,医療区分1でも,疾患の組み合わ せ方によっては当然医療区分2が妥当という人た ちがいるということなので,そういう人たちを医 療区分2に上げるとすると22万〜23万床は必要で はないか。もし,それが難しいというのであった ら,転換型の保健施設というものの機能を高めて いかなければいけない。
高め方は2つあると思います。1つは内部の医 師や看護師の数を豊かにするということ。もう1 つは,ローテーションのマンパワーの人数はこの ままでいいから,そのかわり外部の医療を投入す る。すなわち,訪問診療,訪問看護とか,訪問ヘ ルプサービス,訪問リハビリ等を潤沢に投入でき るようなシステムをつくる。そういうことをやっ ていかないと,本当に医療や介護の難民の方々は 大変だと思います。
(スライド55)最後になってきましたが,私が 考える20年後の姿ですけれども,1つの考えとし て在宅というのはなかなか難しいと思うんです。
高齢化が進み核家族が増え,それに国は女性にど んどん働きなさいと言っていますから。また,こ ういう高齢者の7割は認知症があります。認知症 の方というのは,何回も何回も同じことばかり言 っていますから,聞いているほうがまいってくる ことがあるんです。そういうことを考えますと,
1つにはケア付きの高齢者住宅で,ある程度リハ ビリテーションのできる施設があって,それに合 築された病院があり,そこで具合悪くなれば病院 事
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