売上高はおおむね堅調に推移しております。品目別には、アルツハイマー型認知症治療剤
「アリセプト」、制吐剤「Aloxi」、DNAメチル化阻害剤「Dacogen」が貢献いたしました。
所在地別には、日本、中国が伸長しました。利益面では、営業利益、経常利益および当期純利益が 減益となっておりますが、これは先行投資である米国AkaRx,Inc.買収によりインプロセス研究開 発費238億54百万円を今期に一括計上したためです。本買収によりAkaRx,Inc.を米国事業会社 Eisai Inc.の100%子会社にするとともに、AkaRx,Inc.の血小板減少症治療剤「AKR-501」(開 発品コード:E5501)について、全世界を対象とした開発・販売・製造権を獲得いたしました。(詳 細は65頁をご参照ください)
Q&A
よくあるご質問にお答えします!株主の皆様へ継続的・安定的な配当を実施 するため、連結業績、純資産配当率(DOE)
およびキャッシュ・インカムを総合的に勘案して配 当を決定しております。2009年度の期末配当金 は、1株当たり80円とさせていただきました。な お、自己株式の取得に関しては、適切な時期に機動 的に実施いたします。(「株主還元」につきましては 45頁をご参照ください)
23.0 2.0
2.4 2.5 2.6 3.7
5.3 6.4
7.4 9.1
10.1
29.0 32.036.0 56.0
90.0 120.0
130.0 140.0
150.0 200
150
10
8
6 100
4
50
2
(円) (%)
90.0 120.0
1株当たり配当金 純資産配当率(DOE)
過去10年間の1株当たり配当金とDOEの推移 事 業 報 告
(単位:百万円)
2008年度 前期比(%) 増減額
売上高 売上原価* 研究開発費
販売費・一般管理費 営業利益
経常利益 当期純利益
*売上原価には返品調整引当金繰入(戻入)額を含めて表示しております。
781,743 152,450 156,106 381,378 91,808 82,583 47,678
803,152 160,742 179,082 376,920 86,406 79,690 40,338
102.7 105.4 114.7 98.8 94.1 96.5 84.6
21,409 8,292 22,976
△4,457
△5,402
△2,893
△7,340 2009年度
A
A
Q 2009年度の 業績 はどうだったでしょうか?
Q 今後の 株主還元 に関する考え方を教えてください。
米国での「アリセプト」の特許満了による当社グループへの影響は、米国での現製品拡大 と新製品の寄与および日本事業と中国事業の伸長によって補いたいと考えております。
「アリセプト」に関しては、高用量である23mg 徐放製剤、パッチ製剤などにより、影響の極小化 をめざしてまいります。
当社グループは、1987年からの自社研究に加え、がん領域への本格参入をめざして、リ ンパ腫関連製品を買収し、さらに抗体医薬の研究開発に強みを持つMorphotek, Inc.、が ん・救急治療に強みを持つMGI PHARMA,INC.を買収するなど、がん領域パイプラインの強化、
事業技術基盤の整備に積極的な投資を行ってまいりました。現在、エリブリン(E7389)をはじ め日米欧の臨床段階に多数のパイプラインを有しております。(「開発品の状況」につきましては74 頁から81頁をご参照ください)
A
神経、がん・支持療法、血管・免疫反応の領域を中心に開発を進めており、豊富なパイプラ インを有しております。特に抗がん剤エリブリン(E7389)、エンドトキシン拮抗剤エリト ラン(E5564)、「アリセプト」23mg徐放製剤、「アシフェックス」長時間作用型製剤およびペラン パネル(E2007)に期待しております。(「開発品の状況」につきましては74頁から81頁をご参照 ください)
A
2008年1月の米国MGI PHARMA, INC買収による総額約4,000億円の短期借入金は、
すべて社債および長期借入金にシフトしており、2018年度までに返済を完了する予定 です。
A
A
Q 自社抗がん剤 の開発状況はどのようになっていますか?
Q 自社の パイプライン はどうなっていますか?
Q 企業買収 による債務返済をどのようにするのですか?
Q 今年、米国での 大丈夫ですか? 「アリセプト」の特許 が切れますが、
事 業 報 告 10年から18年程度かかるとされております。当社グループでは、研究開発活動の新しい 体制として「エーザイ・プロダクトクリエーション・システムズ(EPCS)」を構築いたしまし た。この新体制のもとで、患者様志向を明確にし、ベンチャーの生産性・スピードとグローバルフ ァーマの知が融合したシステムにより、開発期間の短縮をめざしております。(「EPCS」につきまし ては41、42頁をご参照ください)
A
成果は着実に現れていると考えております。がん領域への本格参入をめざして、リンパ腫 関連製品を買収し、さらにMorphotek,Inc.買収による抗体医薬研究の強化、MGI PHARMA,INC.買収によるがん関連商品の拡充とインフラ整備を達成いたしました。なお、連結 売上高に占めるがん関連製品売上高はおよそ1割であります。
A
Q 企業買収の成果 は出ていますか?
経営の効率化と企業価値創出を追求するうえで、良い案件があれば今後も検討し、成長の チャンスを逃さないようにしてまいります。
A
Q 今後の M&A についてはどのように考えていますか?
Q 新薬の開発 には、どれくらいの期間がかかるのですか?
医療用医薬品、一般用医薬品、診断薬とあわせた4事業を統合した独自の戦略の中で質の 高い情報提供とともに、速崩錠などのバリアフリー製剤を当社MRとの協力体制のもと提 供しております。行政によるジェネリック医薬品の強力な推進、あるいは予防や疾病管理重視とい う医療を取り巻く大きな変化に的確に対応し、新たな価値や情報、サービスを生み出し、患者様へ の貢献を果たしてまいります。
A
Q ジェネリック事業 にはどのように取り組んでいますか?
当社グループでは、①経営の監督機能の強化、②監督機能と業務執行機能の明確な分離 による機動的な経営の推進、③経営の透明性と公正性のさらなる向上を果たすため、委 員会設置会社を選択し、定款に定めた企業理念のもと、最良のコーポレートガバナンスの実現に 取り組んでおります。(「コーポレートガバナンス」の詳細は46頁から49頁をご参照ください)
A
Q なぜ 委員会設置会社 にしているのですか?
当社グループでは、チーフ・コンプライアンス・オフィサーの下に内部統制担当執行役を 配置し、専任組織として「内部統制推進部」と「企業倫理推進部」を設置しております。「内部 統制推進部」はグローバルな内部統制の整備と運用を、「企業倫理推進部」はコンプライアンス(法 令と倫理の遵守)の推進をそれぞれグローバルに行っており、業務上のミスや不正が防止できる ようつとめております。(「内部統制」、「コンプライアンス」の詳細につきましては50頁から54頁を ご参照ください)
A
Q 業務上のミスや不正を 防止 するための仕組みはありますか?
メンタルケアについては厚生労働省の指針により、セルフケア、ラインによる(組織長か らの)ケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、および事業場外資源によるケアの4 つのケアを中心に人事部が適切に対応しております。またハラスメントについては企業倫理推進 部で、定期的な研修を通じた啓発を行うとともに、外部機関を利用した相談窓口を設置し、適切に 対応しております。
A
Q 社員の いますか? メンタルケア や ハラスメント への対応はして
株主様の負託にお応えするには、常にリスクを見極めた経営が必要であると考えており ます。経営陣は98、99頁に記載したすべてのリスクを視野に入れ、将来を見通しながら リスクを的確に管理し、経営を行っております。ご支援をよろしくお願いいたします。
A
Q 事業等のリスク のページには、数多くのリスクが記され
ていますが、大丈夫でしょうか?
新株予約権等の状況
1.株式の状況 106
2.新株予約権等の状況 110
3.株価の推移 115
Q&A よくあるご質問にお答えします! 116
株式の状況
2010年3月31日現在1
1 )発行可能株式総数(普通株式) ………
1,100,000,000株2 )発行済株式の総数 ………
296,566,949株(うち自己株式数 11,629,379株)
3 )株 主 数
……… 76,185名■最近
5
年間の株主数の推移 (単位:名)事業年度 株主数
2005年度 30,019
2006年度 42,849
2007年度 66,930
2008年度 68,148
2009年度 76,185
(注)1. 自己株式は11,629千株であります。
2. 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループから、同グループ4社の共同保有として2009年7月6日付で提出された 大量保有報告書(変更報告書)により、2009年6月29日現在で17,857,949株(6.02%、自己株式を含んだ発行 済株式数に対する割合)を保有している旨の報告を受けておりますが、当社として当事業年度末における株主名簿で 確認することができないため除いております。
3. ウェリントン・マネジメント・カンパニー・エルエルピーから、2009年8月7日付で提出された大量保有報告書(変更 報告書)により、2009年7月31日現在で17,640,272株(5.95%、自己株式を含んだ発行済株式数に対する割合)
を保有している旨の報告を受けておりますが、当社として当事業年度末における株主名簿で確認することができな いため除いております。
株 主 名 持 株 数
(千株)
株式の数の割合
(%)
18,675 15,712 15,344 12,398 8,693 6,485 5,091 5,015 4,680 4,207 96,306
6.55 5.51 5.39 4.35 3.05 2.28 1.79 1.76 1.64 1.48 33.80 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
日本生命保険相互会社 株式会社埼玉りそな銀行
ジェーピー モルガン チェース バンク 385147 エーザイ従業員持株会
全国共済農業協同組合連合会 住友生命保険相互会社
株式会社みずほコーポレート銀行 財団法人内藤記念科学振興財団
合 計
4 )株主の状況
(
1
)大株主の状況発行済株式(自己株式を除く)の総数に対してその有する株式の数の割合が高い上位10株 主は以下のとおりであります。