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        セッション(日)

Fig.5標的行動⑤r発表」の正反応幸

 標的行動⑤r発表」は、r今日のニュース」を発表することができた人数を出席 者数で割り、正反応率(%)を算出した。Fig.5は、学級全体(対象児を含む)と対 象児のみのデータをまとめたものである。

 縦軸は正反応率(%)を、横軸はセッションを表している。第1セッションから 第16セッションまでがべ一スライン期であり、第17セッションから第18セッショ ンまでが介入1、第19セッションから第20セッションまでが介入2、第21セッショ

ンから第35セッションまでが介入3である。フォローアップは、約3週間後であっ

た。

 介入1の結果、学級全体の正反応率は平均60%から83%にまで上昇したが、対象 児のみ正反応率が上昇しなかったため対策を検討し、介入2を行った。しかし、それ でも対象児の正反応率がO%のまま上昇しなかったため、介入3を行った。その結果、

学級全体では平均97%、対象児は82%に上昇した。3週間後のフォローアップでは 学級全体89%、対象児100%であった。

 以下に、標的行動⑤に行った介入の結果をまとめTab1e23に示す。

丁舳1823標的行動⑤への介入の諸県

   介入1 相互依存型集団随伴性を適用(ポイント制を議入)。セッション17〜18

<仮説1>相互依存型集団随伴性を適用すれば、標的行動⑤の正反応率が上昇するであろう。

    仮説の否定 → 対象児への効果なし → 発表の負荷が強すぎるのでは?

    介入2発表の負荷を軽演した新しいルールを設定した。セッション19〜24    <仮説2>発表の負荷を軽減すれば、標的行動⑤の正反応率が上昇するであろう。

  仮説の否定 → 対象児への効果なし → ルール不理解による、負荷軽減の不成立?

 介入3板書した新ルールを掲示し、事前に確認した後発表を行う。セッション25〜35

<仮説2>ルールを理解し、発表の負荷軽減が成立すれば、標的行動⑤の正反応率が上昇するであろう。

       仮説の肯定 → 対象児への効果あり → 負荷軽減の成立

       対象児の変化

・セッション25:発表行動が初めて自発した。

・セッション26,27:発表行動が生起しなかった。セッション26,27は、月曜日と火曜日だった ので、1週間経過を観察した。

・セッション28〜35、フォローアップ:発表行動が連続して自発するようになった。発表内容も友 だちの模倣ではなく、独自性のある内容となった。

第2節 実験デザイン

 行動間多層べ一スラインデザインにもとづくデータをFig.6に示す。

 本研究では実験デザインとして、行動間多層べ一スラインデザインを採用し、時 期をずらして介入を行った。

 その結果、標的行動①②③に対して介入を開始するとそれらの正反応率が増加し たが、まだ介入を開始していない標的行動④⑤はその時点での正反応率の増加は見ら れなかった。また、その1週間後標的行動④の介入を開始するとその正反応率が増加

したが、まだ開始していない標的行動⑤はその時点での正反応率の増加は見られなか った。以上のようにいずれの標的行動も介入が開始された後で正反応率が増加する結 果となった。

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