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表4−3 ドロバチ腰の餌の種構成(1981年と1982年の合計)  

餌種の分類群   オオカバフスジ オオフタオビ  カバオビ フタスジスズ   種数 個俸救 援数個体数 種数 個体数種数 個体数   メイガ科   

ノメイガ亜科    フトメイガ亜科    マダラメイガ亜科    シマメイガ亜科    オオメイガ弦科    亜科不明饉    ハマキガ科   ヤガ科   キバガ科   シヤクガ科   科不明種  

5 6 1 8  

7 1    5  

0 8    2  

1  3 0 1 2  

2 2  

2 6 2 0 5 1 8  

1 4 5 3 6 1 4 2 1 7 2  

1  2 0 6 2 7 1 6  

5 i    2   00 5 2 1  ウん 2  3 1 1 1  

8 8  

7 7  

4 4  

1 1   

3 8 1 1 7  

一山︼ 5  

1 4 1 1 3  

1  

合計科数   種数   個体数  

5 2 2   

1  

1   2  

1   4  

478   46  

虫が入っているとは限らず,28枚の巻き菓を調べたところ,成熟幼虫(ハチが巣に.持ち帰っていたのはもっばら   成熟幼虫であった)が入っていた菜が2枚,若令幼虫が入っていた菓が2枚で,あとはすべて中が空であった。   

ハチは葉上に.とまるまでは,空の菓と中に幼虫の入っている薬との見分けはつかないと思われ,12時23分から   12時33分までの10分間に27枚の巻き菜を訪れたうち,24枚については糞の上に一層とまっただけですく−に飛び   去った(これらの薬はすべて中が空の巻き稟であることを後で確認した)。あとの3枚については中に幼虫がい   た。ハチは菓の上にとまって,巻き実の片方の端の筒口になっているところから中をのぞくこんだりかじったり  

してはすぐにもう片方の端にとってかえしてまたのぞきこむという行動を繰り返した。これを始めて数秒(4,  

8,10秒)で幼虫は体全体をくねらせながら片方の筒口からとびだしてきたれ この3回ともハチは幼虫を捕ら   えることができず,幼虫はそのまま落下した。ハチは数秒(5,6,10秒)の間,草本類の間を飛んだり,草本   の上を歩き回ったりして落下した幼虫を探したが3回ともみつからず,次の探索にうつった。   

以上がオオフタオゼの植物上での餌探索行動の概要である。この時期,St.65では2個体のオオフタオビが営巣   していたが,いずれも毎日東方向に採餌に向い,短時間でモンキクロノメイガ幼虫を狩ってきていた。   

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B. 日周活動の時間配分   

図4−1は4種のドロバチにおける資源採集の日周性の典型的な例を・示している。まずオオカバフの特徴は採   餌時間,手ぶら帰巣時間ともに比較的長いこと,および巣内にいる時間も長い羊とである。オオフタオビは,オ   オカバフよりも採餌,手ぶら帰巣時間いずれも短く,巣内にいる時間も襲い傾向がある。カバフは,採餌時間が   短く,手ぶら帰巣がほとんどないこと,また採餌しているときにほ帰巣したらすく♪に.また出かけているが,いっ  

たん採餌をやめるとずっと巣内にいることがその特徴である。カバオビは,カバフのような短時間の採餌を1日   じゅう休むことなく続ける傾向があった。   

以上のように各種,特徴的な資源採集のスケジュールをもっていた。次に各種の行動の時間配分を図4−2に   示す。これは日中の活動時間帯において,各行動忙対して振り分ける時間の割合を4種のドロバチで比較したも    のである。オオカバフとオオフタオビでは時間配分のパターンがあまり違わず,手ぶら帰巣に要する時間の割合   が比較的大きいことが特徴的である。カバフの特徴は,巣内時間の割合が大きいこと,カバオビは,逆に巣内時   間の割合が小さいことである。カバフ,カバオビともに手ぶら帰巣時間の割合は小さかった。  

採泥   手ぶら帰巣   

0  0  

▲−   6   

︵豊臣柵志監  

オオカバフスジドロバチ オオフタオビドロバチ カバフスジドロバチ  カバオビドロバチ  

図4−2 日中(9時〜18時)における4種ドロバチの行動の時間配分。   

次に,割合ではなく,実際に1つの育児室を完成するまでに要した時間のうち各行勅にどれだけの時間を割い   ていたかについて述べる。図4−3は,これを4種のドロバチ間で比較したものである。亜社会性のオオカバフ   とカバフが,5日以上かけて1つの育児室を完成するのに対し,単独性のオオフタオビとカバオビほ1〜2日で   完成してしまう。オオカバフとオオフタオビをくらべると,時間配分の割合は同じでも各行動に対してオオカバ  

フはより多くの時間をかけていることがここでわかる。泥については,オオカバフの方がより多盈の泥を使って   造巣するので時間がかかることも理解しやすいが,採餌時間,手ぶら帰巣時間についてほ,実際に1つの育児室   に貯える餌の鼻はあとで示すように2種間でほとんど変わらなかったので,オオカバフのほうがより非効率的な   採餌をおこなっているといえる。カバフもオオカバフと同様,巣内時間と採餌時間が長いことが特徴的である。  

カバオビは巣内にいる時間も手ぶら帰巣時間も短く,採餌行動に日中の時間をほとんど費やしていることがわか   る。   

ー102−  

カバオビドロバチ    オオカ/ヾフスジドロバチ オオフタオビドロバチ カバフス・ジドロバチ  

囲4−3 育児室あたり所要日数とそのうちわ札所要日数のうらわ桝ま,1   日(24時間)のうちのハチの活動時間帯(9時〜18時)について示   してある。  

C.. 採餌時間および餌持ち帰り率    餌持ち帰り率は以下のように定義する。   

餌持ち帰り率=餌持ち帰り回数/(餌持ち帰り回数+手ぶら帰巣回数)   

図4−−4は,4種のドロバチ・の採餌時間,および餌持ち帰り率の季節変化を示したものである。種間で比較す   ると,採餌時間はオオカバフ,オ■オフタオビ,カバフ,カバオビの順に長く∴醇持ち帰り率はこの順に低くなっ  

ていた。   

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