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›Ⴆ䇮(㪈998a)䇮p.69
ポートでは、環境問題に関して取り上げているのであるが、本質的な部分はすべての NPOに関わると考えられる。
パートナーシップの概念自体は同一であるが、ローカルにあたる地域において
は、当該地域の地方自治体とコミュニティレベルのNPOという二つの主体の間で地 域環境問題の解決を図ることが理想であり、グロ−バルにあたる中央政府や全国レベ ルのNPOは、何よりも地域の独自性を重視して、間接的な支援に徹するべきだとし ている。しかし、中央政府から地方自治体への権限委譲は進行中であり、コミュニテ ィレベルのNPOも人材不足や脆弱な財政基盤等のため、双方が成熟したパートナー シップを担うまでには到達していないのが現状である。そこで、次善策として図 2.9 のようなNPOセクターの構造を示している。
全国レベル→広域レベル→コミュニティレベルの縦の関係では、人・物・金・情
報(専門知識)の資源供給や、国や県の機関への働きかけが必要なときには全国レベ ルのNPOに働きかけを要請するなど活動面での支援を受ける。横の連携では、縦・
横の連携に失敗したときに速やかに他のグループが補完していく複数の選択肢を担 保する意味で非常に重要になる。いずれの連携も、連携が速やかに移行するよう「緩 やかな連携」であるべきである。地方分権が推進されNPOが成長するまでは、こう したセクター内の機能分担が現実的なパートナーシップの仕組みとして過渡的に有 効であると述べている(pp.61-63)。
「緩やかな連携」とは、グラスマンやワイクが唱えた「Loosely Coupled Systems
(緩やかに結ばれたシステム)」と同一であると考えられる。ワイク(1985)は、一風 変わったサッカー・ゲームや大学組織をメタファーとし、その特徴を論じている
(pp.115-153)。
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ㅴ⮮䇮(㪈998)䇮p.53
行政、企業、NPOの間に立ち、NPOを支援していくNPO支援組織にとって、
パートナーシップは非常に重要な要素である。特に、パートナーシップ(協働)に関 する議論は、「公益」を焦点として行政とNPO間のパートナーシップを中心に展開さ れる。「NPOは暗黙的に『公益』を担っている」とする立場や、「NPOは『公益』を 担いうるのかどうか」という、根本的な部分から議論していこうとする立場もある。
これらの議論の行きつく先は、最終的には、フォーマル組織である行政と今のところ インフォーマル組織である事の多いNPOの、組織間連携をいかなる形態で行うのか というところになる。もちろん、いわゆるNPO 法によって認証されたNPO と行政 におけるパートナーシップと、任意団体としてのNPOと行政のパートナーシップで は、違いが生じる恐れのあることは、十分考えられる。それらの組織の間に入り、そ の違いをやわらげ、それぞれの組織の持つ特性を最大限に発揮させるところに、NPO 支援組織の存在意義があると考えられる。
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